姫路城に一番近い山で、まずまずの高さ(100m以上あり)がある山は八丈岩山であろうか。姫路城の北西に位置し、天守閣からはその姿を十分な近さで眺められる。その八丈岩山を登ったのは1999年7月の非常に蒸し暑い日だった。
姫路市西新在家三丁目の登山口まで自転車で出かけた。そこからなら10分ほどで上り下りが出来る簡単さだった。休むことも無く登れたが、ただこの日は朝からの蒸し暑さで、登山口までの自転車こぎで大いに汗をかき、またそれに続いての登りだったため、山頂に着いたときは搾れるほどの汗になっていた。息が落ち着くまでに暫く時間がかかった。また山頂に着いたときに限って陽射しが現れて、暑さがひとしだった。その山頂では小さな祠を見た。山頂は灌木に囲まれて展望は悪かったが、すぐそばの露岩地は好展望地で、南に向かって広く眺められた。生憎のモヤのきつい天気で、山は姫路市内の山がぼんやり見える程度であったが、市街は姫路城を中心に一望出来た。まずは昼食の一休憩と言った感じで過ごした後、下山とした。赤土が多い山道は少し濡れており、ちょっと滑り易くなっていた。なお山頂に着いてみると、登山道が他にも南西側からと北側とから来ているのを知った。
(2003/11記)(2012/5改訂)(2020/8改訂2) |