TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨 
 
観音山    かんのんやま 387.2m 多可町
 
1/2.5万地図 : 中村町
 
【1999年3月】 No.1 1999-19(TAJI&HM)
 
    野間山「しようどの丸」手前の露岩地より  2003 / 12

 多可郡八千代町にある観音山は南面側が里山林整備事業によって「八千代昔の森」として整備されており、麓から山頂まで遊歩道が通じていることを知った。観音山で気軽なハイキングを楽しもうと出かけたのは1999年3月のこと。姫路市の空は曇り空だったので、その空のままであってほしいと思いながら向かったのだが、八千代町に入ったときは小雨になっていた。ともかく大和集落へと入って、観音山南麓にある楊柳寺の仁王門前に駐車した。仁王門からは観音堂に向かって落ち着いた石段が続いていたが、そちらには向かわず、南西尾根に作られた階段状の遊歩道を登って行った。気楽な登りだったが、周囲は雑木林が続いており展望は無かった。また雨は降ったり止んだりだったが、山頂が近づくにつれ風も出てきた。およそ20分で山頂に着くと、風はいっそう強くなっており寒さはひとしおだった。気温はと見ると5度だったが、小雨混じりのためそれ以下の気温に感じられ、凍える寒さだった。まずは山頂に建っていた東屋で一休みとした。山頂はまずまず展望が開けていたのだが、遠方は雨のために判然としていなかった。東屋で休むと言っても風を受けながらだった。天気の回復は見込めないため、昼食を済ませると山頂を離れることにした。遊歩道は南東方向に続いており、80メートルほど下ると、もう一つの東屋に着いた。そこでも風は受けたが勢いは弱くなっており、山頂よりは過ごし易かった。またそちらの方が展望も良かった。南南には鎌倉山から原山へと続く尾根がけっこう近くに見えていた。その後は遊歩道のままに下ると、楊柳寺の奥の院の前に出た。そこから先は古くからの道のようで、苔むしていて良い雰囲気だった。そして観音堂に下りてきた。登山中は一時小雨の止むときもあったが、下山を終えて仁王門に着いたときに急に雨脚が強くなってきた。
(2003/12記)(2023/7写真改訂)
<登山日> 1999年3月20日 10:10スタート/10:32〜55山頂/11:03〜12:02もう一つの東屋/12:23エンド。
(天気) 曇りの予想だったが小雨の中をスタートする。雨は降ったり止んだりで山頂では強風が吹いていた。気温は5℃と低く、風があり気温よりも寒く感じた。視界は雨のため遠方は見えず、近くの山並みが見えるだけだった。
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「八千代昔の森」の遊歩道を登って行くと、短い時間で山頂に近づいた 尾根の途中で振り返ると、足元に大和集落が眺められた 山頂まで遊歩道が続いており、山頂に着くと小ぎれな東屋が建っていた