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| ◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <中播磨編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 禿の行者山 | 649.8m | 姫路市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 点名・石ヶ谷 | 578.5m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1/2.5万地図 : 寺前 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 【1999年12月】 No.2 | 1999-73(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 《禿の行者山》 南向かいの尾根より 1999 / 12 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 夢前町佐中集落に入ったとき夢前川の支流に架かる小橋が現れた。その小橋を渡った先は林道で、その林道に入ってすぐに現れた鳥居の前に駐車した。前回と同じ場所だった。鳥居の前には大イチョウが立っており葉は総て落下していたのだが、その落ち葉の敷き詰めぶりが何とも見事だった。この日は禿の行者山をを中心に稜線を東から西へと回る予定にしており、まずは林道を進んで590mピークから北西に延びる尾根の端に取り付いた。始めはやや急な植林帯であったが、やがて雑木帯も見られるようになった。尾根も緩くなって歩き易くなった。樹林に阻まれて尾根からの展望は全く無かったが、590mピークが近くになって伐採地が現れると、一大展望が広がった。北に大きく見えているのは禿の行者山で、岩壁がはっきり見えていた。西には遠く雪彦の山並みが長々と姿を見せており、その左てには端にお椀を伏せたような山容を見せるのは点名・小畑を持つ683mピークと思われた。その山並みを暫し眺めていた。そこより590mピークまでは僅かな距離だった。590mピークは常緑樹が主体の雑木帯で、展望は無かった。すぐに三角点ピークの579mピークに向かった。植林と雑木が混じった尾根にはっきりとした道は無かったが、木々は適度に空いており歩き難さは無かった。まだ一部に紅葉が残っていた。点名・石ヶ谷の四等三角点を持つ579mピークも展望は無かった。そこより灌木の小枝がやや煩わしく感じるようになった。緩やかに下って緩やかに登り返す稜線歩きが暫く続いた。やがて露岩が多い雑木帯が現れて、そこを登りきると551mピークに出た。その先ははっきりとした尾根道が現れて、一気に易しく歩けるようになった。また展望も少し望めるようになった。605mピークから先は再び道は悪くなって、灌木をかき分けて進むことが多くなった。行者山が近くなったとき大岩が現れて、その上に立ってみたところ、眼下は谷で前方に大展望が開けていた。この山域を一望出来るだけで無く、始めに着いた590mピークの背後には七種山があり、その左手には七種槍が逆光の中に見えていた。また右手遠くに明神山の頂も覗いていた。その岩場を過ぎるとやや急な登りとなり、程なく山頂に着いた。3時間以上かかっての到着だった。行者山は二度目となるが、以前と同じく樹林に囲まれて展望が悪いため、すぐに好展望が望めるその先の岩場に向かった。そこへ行くには岩場を巻くようにして下るのだが、少し危ない所もあった。岩場に出ると、そこには小さな行者石像があり、修験の山であったことを窺わせた。そこからは七種山塊に加えて、この日歩いた山稜の背後に広がる山並みが眺められた。山稜歩きで紅葉は少なかったのだが、尾根の全体像が眺められて、尾根が常緑樹を主体としていることが良く分かった。暫しの休憩の後、下山は南西に真っ直ぐ延びる尾根をそのまま下って行った。踏み跡もあって、まずは楽に下って行けた。その尾根歩きの途中で鹿狩りのハンターに出会った。麓に近づいた辺りで尾根のはっきりしない所があったが、そこを過ぎると伐採地に出て、程なく妙見宮のそばに出てきた。後は長い石段を下って鳥居の前の駐車地点へと戻った。 (2003/2記)(2023/11写真改訂) |
| <登山日> | 1999年12月4日 | 9:36スタート/11:00[590m]ピーク/11:13[579m]ピーク/11:54[551m]ピーク/12:51禿の行者山/13:01〜14:31休憩地点/15:38エンド。 | |
| (天気) | 登り出した頃は雪彦の山並みの上に雲が幾らか広がっていたが、稜線に達した頃には周辺部に薄雲があるのみで、上空には青空が広がっていた。気温は低いとは感じなかったが、稜線に出ると冷たい風が終始吹きつけてきて寒さを覚えた。ただ風の来ない陽だまりではほのぼのとした暖かさだった。風のおかげで視界は悪くなかったが鮮やかさはやや少なかった。午後に入って西より薄雲が少しずつ広がってきた。 | ||
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