西光寺山を登りたいと思ったのは、多田繁次氏の「続兵庫の山やま」を読んだことがきっかけで、その記事と「谷川」の地図を頼りに訪れたのは、1993年4月下旬の風の強い日だった。西脇市中畑町の西光寺バス停を起点として、沢沿いの道を歩き始めた。途中で道を見失うも、かまわず登って尾根に出た。その尾根を伝ううちにはっきりとした登山道に出会えて、後はその道を歩いて山頂を踏んだ。山頂は東側がよく開けていたものの、本に書かれていたほど展望が良いとは思えなかった。その下山は登山道のままに下ろうとしたが、途中で不確かな所があり、そこで道を誤ってしまって時間をロスしてしまった。戻って尾根道を下っていると、展望が開けた所があり、そこから見えた別の尾根が下り易そうに思えた。そこで登山道を離れて、そちらの尾根を下って戻ってきた。少しちぐはぐな感じの登山をしてしまったので、今一度登ってすっきりしたいと思ってしまった。
(追記)下山後に地図をプロットすると、往路は357mピーク(点名・秋葉北谷)の東隣となる350mピーク辺りに出て、そこから西尾根を登ったようだった。下山はその西尾根を歩くも、402mピーク辺りより北へと延びる支尾根に入って戻ったようだった。
(2002/5)(2011/11改訂)(2021/7写真改訂) |