TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
深山    ふかやま 907.8m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 安積
 
【1995年8月】 No.1 1995-45(TAJI&HM)
 
    西隣のピークより  2010 / 7

 山崎町の北を限る尾根は波賀町との境界尾根がひときわ高く、900m前後の高さで長々と続いている。その三角点ピークに深山の名が付いているが、遠くから見るとその三角点ピークが秀でているわけではなく、一帯の900m前後の尾根を総称で深山と呼んでも良さそうである。この深山を訪れたのは1995年の8月始めの快晴の日だった。県道内海山崎線をどこまでも北へと向かうと、最後は岩上神社で終わるが、その先は林道となって標高800m辺りまで続いている。足慣らしの意味もあって林道入口より歩くつもりだったので、車は岩上神社の駐車場に駐車した。意外と涼しい朝で、気持ち良くスタートした。そして林道終点まで歩くと標高は既に800mとなっており、あと100mも登れば山頂だった。ただ林道終点から道は無く、杉の植林地に沿って登って行くも、植林の手入れが悪い上にクマザサが繁っており、けっこう登りづらかった。植林地が切れた所からは全くの笹ヤブとなっており、いっそうのアルバイトを強いられた。それに気温もぐんぐん上がっており暑さも厳しくなっていた。なんとか尾根に出たものの、一帯はなだらかな地形になっており、山頂方向が見極め難くなっていた。何とか三角点ピークと思われる地点に辿り着いたが、辺りはクマザサが繁っており三角点を確認するのは諦めた。ただそこまで全く展望は無かったのだが、そこに来ると北の斜面が伐採されており、辺りは丈の低いササが繁っているのみで、見事な展望が広がっていた。けっこう澄んだ視界で、西の日名倉山から後山、植松山、大甲山、そして北東の阿舎利山まで遮るものも無く見渡せた。特に植松山のどっしりした姿が素晴らしかった。ここに来て時おり涼しい風が吹きつけてきたのもありがたかった。ともかくこの素晴らしい展望を得て、深山に来たことを満足出来た。下りは同じコースを辿って、その途中では林道沿いの伊沢川に入って水浴びを楽しんだ。
(2002/1記)(2010/7改訂)(2020/11写真改訂)
<登山日> 1995年8月5日 8:38スタート/9:30林道終点/11:10〜12: 20山頂/13:17林道終点/14:14エンド。
(天気) 快晴、雲が僅かに有るのみ。朝はあまり暑くはなかったが、昼になるにつれてどんどん気温は上がった。山頂部は時々涼しい風が吹き、一息つけた。視界は夏にしてははっきりしていた。
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西から北へと展望の広がる所に出た 辺り一面笹原だった 左の写真の奥に見える山並みを大きく見る

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北向かいの山並み
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  山並みで一番大き
  いのは植松山だっ
  た