TAJIHM の 兵庫の山めぐり <鳥取県の山 
 
沖ノ山    おきのせん 1318.2m 智頭町(鳥取県)
 
1/2.5万地図 : 坂根
 
【1997年5月】 No.1 1997-39(TAJI&HM)
 
    「くらます」より  2002 / 5

 沖ノ山は兵庫鳥取の県境尾根から見ると、優しげな山容を見せており、しかも高度感もあって一度は登りたいと願っていた。訪れたのは1997年5月下旬のこと。南を走る大井谷林道からのアプローチを試みた。その林道を車で進んで行くと途中にクサリが張られており、その先は私有林道のようで、一般車は進入禁止になっていた。やむなくその近くに駐車とした。大井谷林道を東へと歩いて行くと、20分ほどで別の林道が分かれた。それが地図の山頂近くまで破線で示される林道と思え、そちらに入った。林道にしては勾配のきつい道だった。地図では標高1200m付近まで続くはずだったが、標高の900m辺りまで来たときに終わってしまい、その先には登山道も見当たらなかった。仕方なく後は尾根に取り付いて山頂を目指すことにした。踏み跡程度の道があって、それを登って行く。林道を歩いているときは周囲は植林帯であったが、尾根道になると徐々に雑木帯へと変わってきた。またクマザサが混じり出した。標高が1100mほどとなると、小径も怪しくなってきた。またクマザサに替わってネマガリダケが増えて、しかも密集してきた。その中に点々とブナの巨木が立っている。クマザサ帯になった頃より小径が消えただけで無く尾根筋もはっきりしなくなったので、ヒモで目印を付けながら登ることにした。更に小雨が降り出した。山頂が近くなるとネマガリダケは太くなり体全体で押し分けるように進んだ。そして前方に見えるブナに辿り着いては一息入れるを繰り返した。厳しい登りだったが季節がらスズコが出ていたので、それを採る楽しみはあった。ただスズコを採りながらとなっていっそう時間がかかるようになった。そして漸く山頂に着いたときは、歩き始めてから4時間近くが経過していた。そこはすっかりネマガリダケに取り囲まれており、ネマガリダケのジャングルと呼べそうだった。山頂に着いたときはまだ小雨は降り続いていたが、小止みになったのを見計らって昼食とした。その昼食後にまた小雨が降り出したので、山頂には1時間とおらずに下山とした。目印のヒモを外しながら下って行く。その下山を始めて100mほど下ったと思えたとき、空が晴れ出した。そして周囲が明るくなって来た。視界も開けてきたので展望を得たく、そこで近くのブナに登ってみると、南東に後山からダルガ峰へと続く尾根が爽やかな青空の下に広がっていた。遠く植松山や黒尾山も見えている。ようやく沖ノ山にいることが実感出来た。ちょっぴり満足の気分で下山を続けると、目印を付けていたおかげでさほど間違えずに林道に下りることが出来た。
(2002/8記)(2008/6改訂)
<登山日> 1997年5月25日 9:12スタート/9:30山頂に向かう支線林道の分岐点/13:00〜52山頂/16:08支線林道の終点/16:35大井谷林道に合流する/16:53エンド。
(天気) 姫路の空は良く晴れていたが、鳥取に入ると厚くガスがかかったような曇天になっていた。一時的に雲の薄れることもあったが、山頂近くに来て逆に小雨が降り出した。ただ長続きはしなかったものの、何回か通り雨のように小雨が降った。風は無かったが気温は低く、山頂では13℃だった。山頂を離れて程なく晴れ出し、爽やかな青空が広がって来た。視界もクリアだった。
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下山時に登り易いブナの木を見たので登ってみると、この日初めての広々とした展望を得た 南東方向を見る

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上の写真の左に続
く風景を見る

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  次第に晴れて後山
  の尾根の輪郭がは
  っきりしてきた