姫路市の山を紹介している「姫路の山々」では、天神山へは南麓の書写病院の西からの道を辿って行くと展望があると書かれていたので、昼食がてらのミニハイキングのつもりで出かけたのは1997年11月半ばの曇り空の日のこと。気楽に出かけたのだが、駐車場所を探すのに苦労してしまった。結局は書写病院の駐車場に、病院とは関係ないのに駐車することにした。
また登山口がよく分からないため、山頂より南に延びる尾根の南端、病院と書写中学の間の位置からとした。スタートは11時45分。岩肌のむき出した所を適当に登り出すと、すぐに登山道に出会った。
ただほとんど歩かれていないようで、雑草や潅木が繁ってけっこう荒れていた。また枯れた松の木の倒木が多かった。所々で道が怪しくなったが、まずは無難に12時過ぎに山頂に着いた。これぐらいの低山だと、傾斜のきつい所は無かったと言えた。着いた山頂には少しだけ空間があったが、周りは雑木が繁っており展望はさほど良いとは言えなかった。北は間近に書写山があるのだが、ロープウェイの山上駅が樹間を通して見えるにとどまった。ただ展望に関しては山頂の少し手前に露岩地があって、そこからは東の方向が良く見えていた。広嶺山から増位山、そして姫路市街が一望出来た。また麓近くの尾根からは南の方向が良く見えており、夢前川を挟む風景が眺められた。なおどの山も紅葉しており、ちょうど姫路の紅葉が見頃ではと思えた。
(2003/6記)(2010/11改訂)(18/12写真改定) |