TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
苫編山    とまみやま 165.6m 姫路市
 
籾取山    もみとりやま 200.1m
 
 
1/2.5万地図 : 姫路南部
 
【2019年1月】 No.19 2019-03(TAJI&HM)
 
    《苫編山》 英賀保駅より  2019 / 1

 姫路市内にはJRの駅からスタート出来る山が幾つかあるが、その一つに苫編山がありJR英賀保駅を起点として登ることが出来る。ただ苫編山はごく小さな山なので、この山だけを登るのは少々物足りないとは言えそうだった。そこでJR英賀保駅を起点として苫編山だけでなく籾取山も登ろうと出かけたのは2019年新年の二日目のことだった。
 英賀保駅を降り立ったのは10時12分のこと。尾根を長く歩こうと英賀保跨線人道橋を越えて駅の北側に出ると、まずは山崎山を目指して北西方向へと歩いた。住宅地を抜けて本徳寺の廟所に着くと、墓地の階段を登って墓地の最上部に出た。その最上部の西端より小径が始まっており、ごく僅かな距離で尾根道に合流した。そこは山崎山の南西にある山崎配水池の前だった。最近のことなのか配水池の前の木々が切られており、少し展望が良くなっていた。その展望を楽しんだ後おもむろに尾根歩きを開始した。尾根道は山崎山のピークを通っておらず、巻く形で山崎山を通り抜けた。上空は快晴とあって雑木林は明るく、気持ちの良い尾根歩きだった。緩やかな尾根の途中には太陽光パネルが設置されており、そこも展望が良かった。鞍部へと緩やかに下った後、苫編山へと緩やかに登り返した。ずっと優しげな雑木林が続いており、のどかな尾根歩きだった。苫編山が近づくと雑木林を抜け出すことになり、その先は岩場のテラスとなってそれが山頂そばまで続いていた。そこは展望台でもあり陽光の暖かさを甘受出来る所だった。一度山頂に立った後、岩場のテラスに戻って早めの昼休憩とした。陽射しの快さは冬ならではの味わいだった。昼休憩を済ませると改めて山頂に立った。反射板が建っていたときは単に三角点を確認する程度だったが、反射板が撤去された今では岩場のテラスよりも好展望地になっており、北の山並みも広く眺められた。その北の方向で間近に見えていたのがこれから向かう籾取山だった。苫編山の山頂でも展望を楽しむと、更に北へと尾根歩きを続けた。易しい道が続き140mピークを過ぎると西庄P6番鉄塔が現れ、その先の157mピークにも鉄塔があり、西庄P5番だった。その鉄塔の位置で尾根道は二手に分かれた。北に向かう道が籾取山に繋がる道だった。もう何度も歩いている道だが、ここを歩くのは2年ぶりだった。鞍部へと60mほど下り、そして100mほど登り返す。上空の雲は更に増えており、もう曇り空と呼べるまでになっていた。その雲の広がる空の下を登って反射板の前に出た。反射板と並んで建つのは西日本新姫路線4番鉄塔で、その先の少し高い所が籾取山の山頂だった。陽射しを楽しむことが出来なくなっていたため、少しの間展望を展望を楽しむと157mピークへと引き返した。157mピークに戻って来ると、そこからは南へと続く尾根道に入った。少し進むと急坂が始まって、そこからは四ツ池や姫路市街が眺められた。小さく姫路城も見えていた。展望が終わって樹林帯に入ると井ノ口の住宅地へと下って行くはずだったが、なぜか別の小径に入ってしまい姫商コースに合流してしまった。仕方なくそのまま下って姫路商業高校の校内に入ると、校門を抜けて四ツ池の町坪池のそばに出た。後は四ツ池を巡る小径を南へと歩いて苫編地区へと向かい、更に新興住宅地を抜けて英賀保駅を目指した。冬の空らしく一時は薄黒い雲が広がっていた空も、英賀保駅に戻り着く頃には再び青空が広がろうとしていた。
(2019/2記)
<登山日> 2019年1月2日 10:12英賀保駅スタート/10:24本徳寺廟所入口/10:31山崎配水池/10:49太陽光パネル/11:09〜36苫編山/12:03[157m]ピーク/12:24〜31籾取山/12:49[157m]ピーク/13:13姫商の校門/13:31四ツ池を離れる/13:48エンド。
(天気) スタート時の空は快晴だった。気温は尾根に出て9℃ほど、途中では6℃まで下がった。苫編山のテラスでは陽射しの下とあって15℃まで上がった。風は少なく視界は良かった。昼が近づくと雲が増えてきて、空の七割ほどを占めるまでになった。気温も再び9℃ほどになった。英賀保駅に戻ってきたときは、また青空が広がってきた。
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この日は英賀保駅からスタートした 英賀保跨線人道橋を渡って駅の北側に向かった 北側は、現在整備中だった 北に苫編山を見る
始めに山崎山の方向に向かった 本徳寺廟所に真っ直ぐ向かう道に入った 本徳寺廟所に着いた
墓地の階段を登って行く 墓地の最上部が近づくと、山崎配水池が見えてきた 墓地最上部の西端から山崎山への小径が始まっていた

すぐに山崎配水池
の前に出た

辺りは木が伐ら
れたようで、以
前よりも展望が
良くなっていた
南西方向に御津山脈を見る 小豆島はごくうっすらとしていた 配水池の前を離れて北東へと尾根歩きを開始した
配水池に近い所は遊歩道になっていた すぐに普通の里山道を歩くようになった 山崎山は巻き道を歩くが、途中に城之台の標石を見た
尾根は緩やかで、優しげな雑木林の中を歩いた 木々を通して西に見たのは白毛山だった 北西に展望が現れると、姫路バイパスが望めた
西蒲田山を大きく見る 前方に苫編山を見る 開けた所が現れると、そこにソーラーパネルを見た
そこも好展望地だった 落ち葉を踏んで尾根歩きを続けた 暫くのどかな道が続いた
やや急坂を登るようになった 露岩地に出ると、苫編山の山頂は近かった 露岩地を歩いて山頂に近づいた
最後は尾根道に出て山頂に着くことになった 山頂に着いて三等三角点(点名・苫編)を見る すぐに露岩地に戻って、そこで休憩とした
岩場のテラスとなった露岩地は好展望地だった 御津山脈を大きく見る
男鹿島を大きく見る 小豆島が少しはっきり見えるようになっていた 南東方向の海が光っていた 島は上島だった

頭上は澄んだ青空
だった

苫編山の山頂でも
展望を楽しむこと
にした
展望の良くなった山頂から北の方向を見る 左の写真に写る鷹山を大きく見る

(←)
北東方向に畑山を
見る

 (→)
  その畑山に陽射し
  が当たった

(←)
東に高御位山を見


 (→)
  その山並みの上空
  を見る 少し雲が
  出てきた
西蒲田山の山頂をちらりと見る 苫編山山頂を離れて尾根歩きの続きに入った 前方に次の目標の157mピークを見る
鞍部へと60mほど下って行く 上り坂に入ったとき、振り返って苫編山を仰いだ 左手前方に木々を通して籾取山を見る
140mピークを越えて緩やかな尾根を歩く 送電塔が現れた 西庄P6番鉄塔だった 157mピークが近づいた
157mピークにも送電塔が建っていた 送電塔のそばに標石を見る 籾取山へと北に向かった 鞍部へと下って行く
前方に籾取山を見る 鞍部を通過する 籾取山へと登り返す 陽射しを受けるようになった
籾取山が近づくと尾根は緩やかになった 山頂手前の反射板と送電塔が間近になった 反射板に着いた

反射板のそばから
御津山脈の方向を
眺めた

送電塔の下を通っ
て山頂に向かった

振り返ると苫編山
が眺められた

籾取山の山頂が目
前となった

(←)
籾取山の山頂に着
いた

 (→)
  山頂の標石と四等
  三角点を見る

(←)
山頂から西の方向
を眺めた

 (→)
  城山の手前は西蒲
  田山だった
小豆島が更にはっきり見えるようになっていた 笠形山の山頂が望めた 上空の雲は更に増えていた
157mピークへと引き返した シダの茂る所を通った 157mピークに戻ってきた

(←)
下山は南に向かう
登山道に入った

 (→)
  展望地が現れて苫
  編山がすっきりと
  眺められた


急坂に入ると前方
に展望が広がった


左の写真に写る金
亀山を大きく見る
足下に四ツ池が見えてきた 仁寿山を大きく見る 北東方向を見る
右上の写真に写る姫路城を大きく見る 樹林帯に入った 目印を追って井ノ口の住宅地に向かっていたのだが
なぜか姫商コースに入ってしまった 姫商の校内に入ってしまい、校門に近づいた 四ツ池の一番北の池、町坪池のそばに出た
姫路商業高校を振り返った 池の縁を南へと歩いた 途中で対岸側に渡った

(←)
東岸側に出たとき
この日歩いた尾根
を眺めた

 (→)
  四ツ池を離れて苫
  編地区に向かった
新興住宅地へと入って行った 住宅地内から苫編山を眺めた 英賀保駅に戻ってきた