TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
籾取山    もみとりやま 200.1m 姫路市
1/2.5万地図 : 姫路南部
 
【2009年12月】 2009-118(TAJI&HM)
 
    苫編山より  2006 / 1

 姫路市の中心部から見て西の方向に、南北に長い尾根が横たわっている。一番高い所で200mしかなく、そのピークは籾取山と呼ばれている。以前はこの籾取山の近くに住んでいたこともあって、昼食がてらのミニハイキングとして多い年は10回以上登っていたのだが、2006年1月を最後にご無沙汰になっていた。この籾取山が少し懐かしくなって、2009年12月に久々に登ることにした。それは天皇誕生日で、前日までは晴れの予想だったため遠出を考えていたのだが、朝の空はどんよりと曇っていた。その朝の天気予報では午後も曇りのままのようで、北の空は更に悪そうだった。そこで遠出は諦めて、近くの山で昼どきを過ごすことにした。そしてどこに登ろうかと考えたとき、籾取山が懐かしくなったものである。コースとしてはこれまでで一番よく歩いた南麓の四ツ池側からのコースで登ることにした。その四ツ池コースは二つあり、一つは姫路商業高校から始まるコースで、もう一つは井ノ口の住宅地の奥から始まっている。そして二つのコースは途中の157mピーク手前で合流している。この日は登りは井ノ口コースを歩き、下山で姫商コースを下ることにした。 このコースを登るときは駐車場に適した場所が登山口近くにないため、この日の駐車地点は、四ツ池の西岸、高等技術専門学院の脇にあった空き地とした。歩き始めたときは、うっすら陽射しが現れて天気が良くなりそうに思えたのだが、山中に入ると曇り空となり、途中からは予想していなかった小雨まで降ってきて、ちょっと悪天のハイキングになってしまった。その経緯を以下に写真日記風に綴ってみた。
(2010/1記)(2020/6改訂)
<登山日> 2009年12月23日 11:07高等技術専門学院前スタート/11:07井ノ口登山口/11:24[5番]鉄塔/11:34姫商コースと合流/11:41〜44[157m]ピーク/12:25籾取山山頂/12:31〜55北ピーク/13:05姫商コース分岐点/13:15姫商通用門/13:19エンド。
(天気) 黒い雲が空を覆っていた。その雲の形ははっきりしていなかった。その雲の厚みは少ないようで、雲が割れて陽射しの漏れることもあった。それが登るほどに暗さを増してきて、山頂に立つ手前から、ごく弱いながらも小雨が降ってきた。気温は始め10℃ほどだったが、山頂に立つ頃には8℃まで下がっていた。視界はうっすらとしていたが、小雨が降っているわりには遠方まで見えていた。下山を終える頃には、雨は小止みになっていた。但し、どんより曇ったままだった。
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四ツ池の西岸にある高等技術専門学院のそばか
ら歩き始めた
四ツ池の北に広がる住宅地を抜けて行く この
ころはうっすら陽射しもあった
井ノ口登山口は住宅地の北東端にあった  
登山道は緩やかな道で始まった 姫路循環器病センターのグランドを前方に見る そのグランドへは行かず、西に続く登山道に入
った
関西電力西飾磨支線5番鉄塔が現れた その鉄塔の位置から姫路循環器病センターを見
コースは細い山道となって、西にトラバースし
姫商コースと合流して北へと尾根を登り出す
と、露岩が多く見られるようになった
尾根は急坂となってきた 背後に四ツ池の風景
が広がってきた
157mピークには鉄塔が建っていた ここで
登山道は苫編山コースと籾取山コースに分かれ
籾取山コースに入って標石を見る 前方に木立を通して籾取山を見る 鞍部へと下るが、けっこう急坂だった
鞍部に着くと登山道が交差して十字路になって
いた
登り坂になると、少しササが茂りだした 振り返ると157mピークが見上げられた
登山道に被るササは途中からは刈られていた 前方に籾取山の反射板と鉄塔が見えてきた 鉄塔のそばに立つ
鉄塔のそばから南の尾根を眺める 小雨でうっ
すらとしていた
籾取山の山頂は鉄塔の位置より少し上がった所
となる あと一息だった
籾取山の山頂は落ち葉に覆われていた
山頂の石碑は伏見宮貞愛親王がこの地でワラビ
取りをした記念碑だった
山頂を通り過ぎて北ピークに向かう この辺り
はすっかり落ち葉道だった
露岩に落ち葉の積もる風景は、日本庭園の趣が
あった
前方に北ピークを見る 北ピークは露岩の好展望地だった 北ピークに立って籾取山山頂を振り返った

 北ピークからは西に
 向かって広く展望が
 開けていた 夢前川
 流域の山並みを眺め
 る

 上の写真の白毛山
 を大きく見ると、
 右肩から京見山が
 覗いていた

    尾根続きとなる北
   東方向を眺める
北ピークを後にして引き返す形で下山を始めた 尾根から姫路城の方向を眺める 姫路城を大きく見る
下山は小雨の降る中だった 南東に展望が現れたとき、仁寿山を大きく見る 157mピークを過ぎて四ツ池を見ながら急坂を下った
下山では姫商コースに入ったが、少しヤブっぽ
くなっていた
姫路商業高校が近づいてきた このコースの難点は、最後に姫路商業の敷地に
入ることだった 通用門を抜けて車道に出る