登山記録:2009年(7月〜12月)     

No. 月 日 山 名 感  想

069

7/ 3

 行者山(佐用町)
 佐用町の行者山は山頂に祠が祀られた展望の良い山です。その行者山へのルートとして、南麓の田坪集落側から登ることにしました。田坪集落の先に行者山に向かう林道があり、その林道を終点まで走らず途中の堰堤の位置から歩き始めました。始めは歩き易かったのですが、次第に細くなりそのうちに道は荒れて分かり難くなりました。小さな山ですので適当に登りますと、行者山から東に延びる尾根に出ました。予定していたルートとは違ってしまいましたが、無理なく山頂に立てました。この日はモヤがかった視界で、展望は良くありません。それでも岡山県との県境尾根の展望を楽しみました。下山は予定していたルートを歩きました。始めに南へと尾根を辿り、途中の分岐点から田坪集落への小径に入りました。その道も沢が近づきますと少し不確かになりましたが、登りで歩いたコースに合流しました。結局、周回で行者山を歩いたことになりました。

070

7/ 4

 高釣瓶〜古天神山
     (丹波市)
 最近は篠ヶ峰から南に広がる山域をよく訪れていますが、この日は国道175号線に一番近い尾根に向かいました。高釣瓶、古天神山、大谷と名の付く山が並んでいます。まずは坂尻奥林道を起点から歩き始めました。林道が終わっても谷筋を最奥まで歩いて、笹ヶ峰から南東に延びる尾根に出ました。そこまで登れば後は基本的に下る方向です。少しヤブっぽい所があったり、逆に散歩道の雰囲気があったりと、尾根は自然なままに続きました。けっこう展望の良い尾根で、高釣瓶こそ木立に囲まれていましたが、その後は点々と展望地が現れました。特に古天神山は岩場がちょっぴり危ない所でしたが、展望は一級品でした。展望は大谷でもあり、また尾根上には幾つか建っている鉄塔も好展望地でした。この尾根は展望を楽しめる尾根と言えそうでした。尾根歩きは応地坂を最後として、坂尻集落へと下りました。
071 7/ 5  京見山(姫路市)  <才登山口→泣き坂峠→山頂→京見町西口>

072

7/11

 六甲最高峰(神戸市)
 この日は電車沿線の山を登ろうと、久々に六甲最高峰に向かいました。往路コースとしては、まだ歩いていなかった有馬温泉駅からの魚屋道を登ることにしました。賑わいのある温泉街を抜けますと、静かな登山が始まりました。道は緩やかで、遊歩道を登っているようなものでした。そして2時間とかからず山頂に立てましたが、こんなに楽に登れる六甲山は初めてです。山頂は小さな子供を連れたファミリーのグループで大賑わいでした。下山は全山縦走路を歩いて宝塚駅を目指しました。こちらは静かなコースです。木陰の涼しさに助けられながらマイペースで歩けました。その途中では二つの三角点ピーク、大平山と岩倉山に立ち寄りました。長い下りはさすがに足に堪えます。3時間かかって阪急・宝塚駅に着いたときはほっとする思いでした。

073

7/18

 西床尾山〜東床尾山
     (豊岡市)
 奥山集落からのコースに興味を持って出かけました。この奥山コースは周回で歩けます。往路は「床尾陽光の森」の遊歩道歩きでスタートしました。始めに寄り道して立町金山跡を訪ねました。そして登山口に戻って緩やかな尾根を登って行きました。植林地もありましたが概ね自然林が広がる落ち着きのある尾根でした。西床尾山に着きますと、涼しい風がずっと吹いており、その快さに暫し昼寝を楽しみました。東床尾山では黄色いキンシバイの花が満開でした。そしてそこは360度の展望がありました。生憎少し濁りのある視界でしたが、伸びやかさのある展望は素晴らしいものでした。下山は西へと尾根を辿り茗荷谷川の源流部からずっと沢沿いを下って戻りました。夏の季節にはちょっとハードなこの日のコースでしたが、充実感は十分でした。

074

7/20

 御殿山(佐用町)
 せっかくの三連休なのに梅雨はまだ終わらず、三日目のこの日も曇り空でした。その空を見て散歩程度の軽い山で昼食をとることにしました。御殿山は14年ぶりとあって、初めて訪れるような気分で歩き始めました。軽く登るつもりでしたが、すぐに出会った溜め池からもうヤブ状態でした。どうも以前と様子が違うようです。沢筋を諦めて右手の尾根に出ることにしました。その尾根でも途中でイバラヤブにひっかかってしまいました。軽い登山のつもりがヤブコギとなってしまい、ちょっと災難です。それでも山頂が近づいて巡視路に出会うと後はスムーズでした。下山は送電塔の建つ南尾根を下りました。巡視路があって、ごくスムーズに歩けました。

075

7/25

 一本松〜篠の丸
     (宍粟市)
 雨の中のハイキングを楽しむことにしました。なだらかな尾根をのんびり歩こうと、一本松から篠の丸までの尾根をピストンすることにしました。尾根は雑木林ですので、季節がらキノコを見る楽しみもあります。スタート地点は一本松と最上山の中間地点を通る車道の位置からとしました。そして一本松の山頂から尾根歩きのスタートです。尾根は易しく、のんびりと歩いて行けました。目的通りにキノコ観察も楽しめました。雨は強く降ったり弱く降ったり、ときに小止みになったりを繰り返していました。そののんびり歩きも篠の丸が近づいて終わりました。草ヤブがあったり、足下が滑り易かったりと、少し厳しくなってきました。そして篠の丸はすっかり草ヤブ状態でした。この篠の丸は三角点を見ただけですぐに引き返しました。後は再び尾根歩きを楽しんで一本松へと戻って行きました。
076 8/ 1  京見山(姫路市)  <才登山口→泣き坂峠→山頂→京見町中央口>

077

8/ 2

 長水山(宍粟市)
 前日に続いてこの日も朝まで雨でした。午後に入って近場の山でもと長水山に向かいました。ルートは南麓の伊水小学校からとしましたが、行き帰りでコースを変えようと、往路は登山コースと平行している尾根を登ることにしました。登山口までは登山コースを歩きました。そこより左手の急斜面に取り付きますと、尾根に出るまでヤブコギになってしまいました。蒸し暑い中で急速に体の動きが鈍ってきました。何とか尾根に出ますと、そこには歩き易い尾根道があり一安心です。また尾根も緩やかでした。ただ段々と熱中症気味になってきましたので、尾根の途中で暫く横になりました。元気が少し戻ったところで尾根歩きを続けました。何とか山頂に立ちますと、小雨に遭ってしまいました。下山は登山コースを下りました。その登山道が以前と比べて草ヤブになっている所が多くあり、おまけにヒルだらけで、これはこれで大変でした。

078

8/13
 〜15

 茶臼岳〜上河内岳
 〜聖岳(南アルプス)
 お盆休みに入って南アルプスを目指すことにしました。目的は二百名山の上河内岳です。この山を中心に茶臼岳と聖岳を組み合わせました。聖岳は10年ぶりです。前回の登山がガスの中でしたので、こちらはリベンジです。今回は単独行でしたのでテント山行としました。コースとしては静岡県側からで、スタート地点は畑薙湖からとしましたが、そこに着くまでが大変でした。東名道が地震災害で通行止め区間があり、大渋滞に巻き込まれました。何とか畑薙湖に着いたときは13日の早朝でした。軽い仮眠だけで出発しました。この日は茶臼小屋までですが、天気は意外と悪く、横窪小屋からは雨の中となりました。
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 翌14日は期待通りに快晴の朝でした。茶臼岳で大展望を楽しんだ後、上河内岳へ向かいました。その上河内岳ですが、到着する少し前よりガスが広がり出して、山頂では展望を楽しめませんでした。その後はガスの中の縦走です。午前の時間に聖平小屋に着きましたが、ガスは薄れるどころか逆に小雨が降ってきました。この日は聖岳に登らずひたすらテントで過ごしました。雨は深夜まで降っていました。
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 15日は午前3時半と真っ暗な中を聖岳へとスタートしました。周囲はすっかりガスです。これでは前回の二の舞かと心配しましたが、山頂が近づいて一気に晴れて来ました。山頂では念願の360度の眺望を楽しめました。そして気分良く聖沢コースで下山としました。南アルプスのテント山行はけっこうきついものですが、その苦しさを補って余りある山行を楽しめました。

079

8/22
 〜23

 霞沢岳(北アルプス)
 先週は南アルプスでしたが、今週は北アルプスです。パートナーとテント山行を計画しました。向かったのは二百名山でもあり、穂高の展望台として人気の霞沢岳です。22日の未明に姫路を離れて、上高地にはまだ朝の時間帯の9時半に着けました。空は快晴でした。この日は徳本峠までですので、気楽な日です。ところが徳本峠の山小屋が現在立て替え中とのことで、徳本峠にテントが張れないことが分かりました。ただどうしても計画を実行したく、徳本峠まで登り、峠から少し離れた山中にテントを張りました。そこからは雲一つ無い穂高が眺められました。
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 23日は未明の4時前にスタートしました。上空は雲もありましたが、星がまたたいていました。ジャンクションピークを越えますと、薄明るくなってきました。そして穂高を始めとして周囲の山並みがくっきりと見えてきました。K1ピーク、K2ピークを越えて、4時間近くかかって山頂に立ちました。そこは正に360度の展望でした。そして本当に素晴らしい穂高連峰の展望台でした。穂高をこれだけ姿良く眺められるとは感激でした。いっときは小雨がぱらつくほど天気は悪くなりましたが、その後は良くなり、テント場に戻ってきたときは、すっかり快晴の空でした。2日間とも天気に恵まれて、北アルプスを満喫出来ました。

080

8/24

 青葉山(福井県)
 北アルプスからの帰路で寄り道をしました。青葉山は若狭富士の別名がありますが、東から見るその姿はまさに富士の姿です。ガイドブック通りに青葉山青少年旅行村の駐車場から歩き始めました。昼に近い時間から登り始めましたので暑い登山になるのではと覚悟していたのですが、山中は涼しい風があり気持ち良く登れました。展望は素晴らしく、展望台からは若狭の海が眺められました。また馬の背では北の山並みが一望でした。まずは東峰の山頂へ。こちらは青葉神社が建っていました。そこから尾根を歩いて西峰に向かいました。尾根はロープ、ハシゴがあり修験道の雰囲気でした。西峰に立ちますと、内浦湾の風景が眼下に眺められました。その海の色の美しさが印象的でした。下山は往路を引き返しました。

081

8/29

 亀山(たつの市)
 空はどんより曇り空で、しかも蒸し暑さがひとしおです。このような日は休養したかったのですが、パートナーに誘われてしまいました。そこで近くの軽い山で昼どきを過ごすことにしました。亀山に行くことにしたのですが、亀山を登るとなりますと、どうも馬立コースを選んでしまいます。ところが簡単なはずのこのコースが蒸し暑さのために、途中でバテ気味になってしまいました。幸いだったのは露岩地が多くあり、そこに涼しい風が吹いていたことです。休み休み登りましたので、80分かかって山頂に立ちました。山頂は一段と涼しい風が吹いていました。昼食後はその風を受けながら、暫しの昼寝を楽しみました。そして麓に戻りますと、体はすっきりと爽やかな気分でした。
082 8/30  京見山(姫路市)  <才登山口→泣き坂峠→山頂→京見町西口>

083

9/ 5

 和田山(朝来市)
 大屋町の和田山には1997年に登っていましたが、須留ヶ峰の展望が印象的でした。12年が経ってまた登りたくなりました。今回はコースを変えて周回で登ることにしました。往路は柳集落から西に向かう車道を進み林道に入りました。その林道を終点まで歩いて、後は南尾根をずっと登って行きました。途中は優しげな自然林でしたが、山頂が近くなったとき、灌木ヤブが現れてちょっと手こずらされました。2時間半かかっての山頂でした。この日の空は雲の多い空で、南東に見える須留ヶ峰は山頂をときおり雲に隠されていました。下山は始めは東へと向かう尾根を歩きましたが、途中より尾根を離れて右手の沢へと向かいました。地図の破線路を目指したのですが、道の痕跡は無くひたすら沢の中を歩くことになりました。柳集落が近づいて漸く小径を歩けるようになりました。麓に戻りますと天気は回復しており、青空の下に須留ヶ峰がすっきりと見えていました。
084 9/ 6  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

085

9/11

 高丸山(佐用町)
 旧三日月町の北部には500mを越すピークが幾つも並んでいますが、その最高点が高丸山です。その高丸山への二度目の登山は北側から尾根を辿ることにしました。始めに東麓側の林道をひたすら歩きました。そして高丸山の北の位置にまで来たとき、そこに地図に載っていない林道があって少々戸惑いました。尾根歩きに移りますと、けっこう雑木ヤブの所があり、歩き易い所を探りながら南に向かいました。そのため途中で尾根を誤り、一つ西隣の尾根に入ってしまいました。結局山頂に立つまで4時間もかかってしまいました。その山頂に展望は無く、素っ気ない山頂でした。下山は東麓側の林道を目指して一気に下りました。その斜面の途中で猛烈な草ヤブに突っ込んでしまいました。倒木もあってヤブとしては今年一番ではと思われました。

086

9/13

 金ヶ谷山〜朝鍋鷲ヶ山
     (岡山県)
 大山の展望を期待して、蒜山に近い金ヶ谷山、朝鍋鷲ヶ山に向かいました。天気は晴れの予想で何の心配も無く向かっていますと、どうも雲が増えてきました。それでも青空も見えており、不安無く歩き始めました。それが県境尾根へと近づくほどに雲が増えてきました。県境尾根に出たときは、すっかり曇り空でした。金ヶ谷山ではガスまで現れました。その後も曇り空が続きました。ときおりは陽射しが現れましたが、逆に小雨の降ることもありました。期待の朝鍋鷲ヶ山でもガスの現れる空で、少々がっくりです。それが昼食をするうちに天気は回復を始めて青空が広がってきました。展望も現れて蒜山がすっきりと現れました。ただ大山はいつまでも雲に包まれていました。まずは展望も少しは楽しめて下山としました。

087

9/19

 蔵王山(山形県)
 シルバーウィークの5連休で那須岳を目指そうと決めたとき、19日は移動日と考えたのですが、前日の夜に出発すれば、19日は午後の半日をハイキングに使えそうに思えました。そこで蔵王山を思い付きました。一年前に訪れていましたが、そのときはひたすらガスでしたのでリベンジ登山です。ところが19日の東北南部の天気は曇り空で、高い山にはガスがかかっていました。蔵王山も山頂をガスに隠されていました。それでも向かいました。今回は蔵王ハイラインを走らず、刈田リフトで山上に上がりました。上空はガス雲が広がっており、今回もガスかと心配していますと、見えてきた山上にはガスは無く、熊野岳がすっきりと見えていました。もう気分は一気に晴れやかになりました。御釜を眺め、熊野岳に登り、そして刈田岳にも立ち寄りと、十分に蔵王山ハイキングを楽しみました。これで一年前のモヤモヤをすっきりと解消出来ました。

088

9/20

 那須岳(栃木県)
 6年前に雨で断念した那須岳に再チャレンジです。前夜は少し離れた福島市内で泊まっていましたので、未明に移動しました。おかげで登山口には7時と、余裕の時間に着けました。この日の空は快晴でした。但し那須岳のみが山稜をガスに隠されていました。そして強風が吹き荒れていました。ガス帯に入りますと、風は一段と強く台風並みの強さでした。その風に負けじと三本槍岳を目指しました。途中で何度も風避けをして三本槍岳に立ちましたが、依然としてガスの中でした。ちょっとがっかりして引き返していますと、清水平で一気にガスが晴れてきました。まさに瞬く間でした。以後は快晴と澄んだ視界の下を歩いて朝日岳、茶臼岳に立ちました。どちらも素晴らしい展望が楽しめました。但し風は強いままでしたが。緑豊かな三本槍岳、岩の朝日岳、そして火山の茶臼岳と、三つの個性ある山を楽しめた那須岳登山でした。 

089

9/21

 苗場山(群馬県)
 前日は湯沢駅前に泊まりましたので、7時前にはかぐらスキー場の駐車場に着けました。空に雲は無く、ただ澄んだ青空が広がる上々の天気でした。レストハウスまで車道を歩きますと、スキー場の中を登山道が始まりました。始めは石のごろごろした樹林帯を登って行きます。所々に木道もあって、無難に登って行けました。中ノ芝まで登りますと、一気に展望が広がってきました。上越の山が一望でした。そして神楽ヶ峰を越えますと、重量感たっぷりの苗場山が現れました。山肌はもう紅葉が始まっていました。鞍部へと一度下り急坂を登り返しますと、地塘の点在する湿原風景が広がってきました。まさに苗場山の風景でした。爽やかな風と明るい陽射しをたっぷり受けて湿原散策を楽しみました。下山は往路を引き返しました。山上と違って全く静かな下山でした。その間に徐々に雲が増えて、下山を終えたときは苗場山の空にはすっかり雲が広がっていました。
090 9/23  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

091

9/26

 大峰山(宝塚市)
 兵庫百山が選定されましたが、その中に幾つかまだ登っていない山があり、その一つが大峰山です。JRの廃線ハイキングと合わせて楽しむことにしました。車で向かいましたので、武田尾駅の有料駐車場からスタートです。まずは廃線ハイキングとしました。武庫川の眺めは美しく、トンネル内も歩けてちょっと面白さがありました。そして桜の園の遊歩道に入りました。その名の通り桜の木が多くありました。その遊歩道の途中から大峰山の登山コースが始まっていました。大峰山は登山としてはごく低山の雰囲気でした。山頂も樹林に囲まれて展望はありません。山頂でひと休みした後は、南向かいの安倉山へ向かいました。こちらも展望の無い山でした。その後に再び桜の園の遊歩道に入って、赤松展望所とつつじヶ丘展望所の二つの展望地に立ちました。北摂、丹波の山が一望でした。大峰山は桜の園と廃線ハイキングが楽しめることで兵庫百山に選ばれたと思いました。
092 9/27  京見山(姫路市)  <才登山口→泣き坂峠→山頂→京見町西口>

093

10/ 3

 平石山(神河町)
 涼しい中で気楽なハイキングをしたくなりました。そこで千町峠から平石山を目指すというごく簡単なハイキングをすることにしました。千町峠へ車で向かっていますと、路上にたくさん栗のイガが落ちていました。実も散らばっていました。そこで林道の途中に車を止めて、シバグリ拾いを楽しみながら歩いて行きました。千町峠に着いて尾根歩きを始めますと、林道以上にいっぱいクリの実が落ちていました。まさに収穫の秋です。平石山への尾根歩きは予定通りに気楽なものでしたが、途中のヒシロガ峰は以前と比べてずっとアセビが茂っていました。目的地の平石山も然りです。この尾根は来る度に変化しているようです。この日の空は薄ぼやけたもので、曇りと薄晴れを繰り返していました。視界も薄ぼんやりとして風景を楽しむには今ひとつでしたが、誰と会うこともなく静かな山歩きを楽しめました。

094

10/10

 釈山(岡山県)
 岡山鳥取県境の山として東部では那岐山が断然の存在ですが、釈山も桜尾山も那岐山の近くにあって、小さいながらもまとまった姿で目に止まります。この二つの山は物見峠で結ばれていますので、物見峠を起点に両山を登ることにしました。始めに釈山に向かいました。峠から斜面を登って尾根に出ました。後はごく簡単で30分とかからず山頂に立てました。展望は木に登ってですが、那岐山が雄大に眺められました。下山は物見峠へと往路を引き返しましたが、尾根上に小径が続いていましたので尾根道を辿りました。それも物見峠から離れ出しましたので、尾根を離れて岡山県側の峠近くの車道に出ました。

095

10/10

 桜尾山(岡山県)
 釈山の登山を終えて物見峠に戻って来ますと、一度車で休んでから改めて桜尾山に向かいました。物見峠からひたすら県境尾根を歩いて行きました。始めは植林地歩きで途中からクマザサの尾根となりました。次第にヤブコギ状態となり、ヤブはゆるかったりきつかったりを繰り返しました。こちらは2時間かかって山頂でした。久々のヤブコギ登山で五感が刺激されました。この桜尾山も展望は良いとは言えませんでしたが、ヤブの中から氷ノ山、扇ノ山など若桜の山並みが眺められました。下山は東隣の950mピークまで戻り、そこからは南面側の展望地に出ました。後は西に見えた林道を目指しました。少し手間取りましたが無事に林道に着き、物見峠に通じる車道に下りてきました。

096

10/12

 那岐山(岡山県)
 二日前に釈山と桜尾山を登って、どちらの山からも那岐山が雄大に眺められました。そこで那岐山を急に登りたくなった次第で、今回は鳥取側から登ることにしました。登山口は智頭町にあり東仙コースと西仙コースがありましたので、周回で回ることにしました。往路は西仙コースです。始めに林道を歩き、登山道に入りますと植林から自然林に変わりました。コースは更に二つに分かれましたので、そこは尾根コースを登りました。けっこう急坂でしたが、ブナも現れてその風情を楽しみながら登りました。ゆっくりと登りましたので、三角点ピークに着いたときは2時間20分かかっていました。その三角点ピークからも、また山頂からも素晴らしい展望が広がっていました。東には氷ノ山、西は大山まで一望でした。下山は東仙コースを下りました。こちらも自然林は良かったのですが、登山道は丸太の階段が長々と続いており、登山としては西仙コースの方が良かったようです。

097

10/16

 宝引山(養父市)
 宝引山に始めて登った95年はクマザサのヤブコギに苦しめられました。その宝引山のクマザサがぐんと減っているようです。そこでその変わり具合を自分の足で確かめることにしました。前回と同じく三柱神社の横を流れる沢に沿って真っ直ぐ北へと登りました。ただ今回は地図の破線路を辿らず、歩き易いままにそのまま北へと登りました。そして尾根がそばに見えるようになって尾根に上がりました。なるほどクマザサはすっかり消えていました。尾根の傾斜がきついために気軽とは言えませんが、じっくりと尾根を踏みしめて登る感じは悪くありません。まずは無難に山頂に立ちましたが、その山頂からの展望は前回と変わらず良いとは言えませんでした。下山は少し西に歩いて、770mほどの小さなピークから真っ直ぐ南に下りました。この尾根も下生えは無く、無理のない下りでした。宝引山はヤブが無くなってじっくりと登るのが相応しい山となったようでした。

098

10/17

 檀特山(太子町)
 天気が今一つ良くありませんでしたので、遠くに出かけることは控えましたが、昼食を山上でとろうと、久々に檀特山に向かいました。向かうと言っても車で5分の距離です。南西麓にあります大谷口池のそばに車を止めて、畑の中を通るマイナーコースを登って行きました。檀特山の山頂には展望台が作られており、その上にはベンチもテーブルもありますので、昼休憩には手頃な所です。南には瀬戸内海、西には御津山脈、東は城山から京見山、そして北には明神山が望めました。ほぼ360度の展望を楽しみました。<11:56スタート/12:01下太田コースと合流/12:10〜56山頂/13:13エンド。><西の空は薄晴れから晴れ。上空から東は薄曇りから曇りだった。南から絶えず強い風が吹いており、陽射しは現れたり雲に隠されたりを繰り返していた。山上の気温は22℃。視界は少しうっすらとしていた。><TAJI&HM>

099

10/18

 小野アルプス
     (小野市)
 快晴の日曜日でしたが、午後からしか時間がとれません。北に向かうのは諦めて、近場で展望尾根のハイキングを楽しむことにしました。そこで選んだのが小野アルプスです。小野アルプスは好展望のピークが多くあって希望通りですが、全体を歩けば時間がかかります。そこで小野アルプスを核心部だけ歩くことにしました。小野アルプスの南麓を山陽自動車が走っていますが、その側道を走って紅山と惣山の鞍部に近い位置に駐車しました。登山道まで1分とかかりませんでした。まずは東へと登り、惣山、アンテナ山、総山と三つのピークを踏みました。視界は悪くなく、北は遠く千ヶ峰まで望めました。引き返して惣山からは西林間広場へ下り、残る西のピークに向かいました。紅山、岩山の二つのピークです。紅山の一枚岩を楽しく登り、急ぎ足で岩山まで歩いて引き返しました。そして紅山に戻ってきますと、夕日が紅山の岩肌を名の通り紅色に染めていました。

100

10/23

 大倉部山(朝来市)
 和田山町の大倉部山を10年ぶりに登ることにしました。今回は南西麓の藤和集落側から登ることにしました。藤和峠を越えて藤和橋の近くから歩き始めました。大倉部山の南面に取り付いて登りますと、斜面はヤブになっておりヤブコギ登山でした。そして最初のピークに着いて分かったのは一つ手前の尾根を登っていたことでした。要らぬ苦労をしたようです。軌道修正して鞍部へと下り改めて大倉部山の南尾根に取り付きました。こちらもヤブでしかもイバラが混じっていました。イバラを切りながら登りました。山頂が近づいて雑木林に入り漸くヤブは終わりました。一帯のクマザサは枯れたのか消えており、スムーズに登って行けました。山頂もササは無く木も伐られたようで、展望がぐんと良くなっていました。但馬の山々が一望でした。下山は尾根を変えて南西に下りました。こちらはあまりヤブは無くスムーズに下れて、無難に西麓の沢そばに下り着きました。

101

10/24

 笹山〜松尾山
    (たつの市)
 この日は前日の天気予報では快晴でしたが、朝になって曇りと予想が大きく変わりました。その空を見て遠くに出かける気持ちが萎えました。そこで休養と考えましたが、昼食どきを家で過ごすのはもったいなく近くの山で昼食を兼ねた軽いハイキングを楽しむことにしました。この笹山、松尾山は「龍野笹山見晴らしの森」として整備されています。そして笹山側には女明神、松尾山側には男明神と二つの巨岩があり、どちらも展望は抜群です。始めに女明神に立ちました。そこで昼食をとりながら播州平野の展望を楽しみました。その後は笹山、松尾山のピークを踏みました。どちらもハイキングコースから少し離れており、ヤブのピークでした。最後に男明神に立って再び展望を楽しんだ後、一時間半のミニハイキングを終えました。

102

10/31

 氷ノ山〜三ノ丸
  (兵庫鳥取県境)
 快晴が予想されましたので、紅葉の山を楽しもうと、久々に氷ノ山の仙谷コースを登ることにしました。コースに人気は無く、ごく静かな登山でした。中腹辺りまでは期待通りに美しい紅葉を楽しめましたが、県境尾根に出ますと紅葉は終わっていました。また登山道の前後にハイカーを目にするようになりました。氷ノ山の山頂に着きますと、予想以上に大勢のハイカーでした。その賑やかさにほんのひと休みしただけで山頂を離れました。三ノ丸への道はまた静かです。快晴の下、笹の道をのんびりと歩きました。三ノ丸は意外と風が強く、けっこう寒さを感じました。ただ展望は素晴らしく、それを眺めながら昼食としました。下山は若桜町の三ノ丸コースを下りました。麓が近づくほどに、再び紅葉の世界となりました。のんびりと氷ノ山を楽しんだ一日でした。

103

11/ 3

 峰相山〜トンガリ山
     (姫路市)
 北から寒気団が南下して兵庫北部の天気は悪いようでしたが、播州南部は快晴です。そこで近くの山を歩こうと石倉峯相の里に向かいました。その峯相の里を囲む尾根を歩こうと、東の尾根を目指しました。峯相の里からの登山道は無く、シダの繁茂する中をヤブコギをして尾根に出ました。尾根には手頃な尾根道が付いており、始めに190mピークに立ちました。そこは展望台と呼ばれる所で、瀬戸内までが一望でした。後は反時計回りで尾根を歩きました。峰相山は相変わらず樹林に囲まれて展望はありません。次に西の尾根に出ますと、最初のハイライトは大黒岩です。丸い岩の上に立ちますと、遮るものはありません。そこで昼休憩とし、存分に展望を楽しみました。この西尾根は見所の多い尾根で、その後もトンガリ山で展望を楽しみ、神岩の奇岩にも立ちました。登山口に下りた後も、もう一度、石倉峯相の里に立ち寄って池の周りの散策を楽しみました。

104

11/ 7

 三室山(宍粟市)
 この日は午後に出張の予定がありました。そこで午前のみ登山をすることにしました。しかし快晴ですので、しっかりと登れてしかも展望の良い山へ行きたいと考えました。この三室山なら短い時間で山頂に立て、しかも希望に叶います。出来るだけ短い時間で登ろうと、登山口標識のある広場まで車を進めました。朝の冷気の中、爽やかな空気を吸いながら気持ちよく登って行きました。但し最初はずっと植林地の中を登りますので、紅葉は期待出来ませんでした。標高1200m地点を過ぎて漸く自然林が広がってきました。ただ残念なことに紅葉は盛りを過ぎていました。それを十分に補ってくれたのが山頂の展望です。北の空は澄んでおり、氷ノ山がくっきりと眺められました。そして県境尾根の高峰群がそれに従います。その山頂展望を十分に楽しんで、後は下山です。予定通り12時前に駐車地点に戻ってきました。

105

11/14

 嫦娥山(たつの市)
 たまには瀬戸内を間近に眺めながらの昼食も良いのではと思えて、室津港が近い嫦娥山に向かいました。港に車を止めてスタートです。そして屋津坂経由で登って行きました。何度か歩いた道ですので安心して歩いていますと、山頂が近くなってシダヤブを抜けることになりました。山頂もすっかりササヤブの状態でした。どうも訪れる人が少ないためか、一度は整備された嫦峨山ですが、気軽にとは言えなくなったようです。それでも山頂の一角で、小豆島を眺めながら昼食を楽しみました。下山はまっすぐ南へと室津に向かう小径を辿りました。その道も一部はヤブになっており、どうも嫦娥山はすっかりマイナーな山に戻ったようです。この後は室津の町並みや加茂神社を一時間ほどかけて散策しましたので、昼食のみの軽いハイキングのつもりが、半日たっぷり使うハイキングになってしまいました。
106 11/14  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

107

11/15

 日名倉山(宍粟市)
 前週に続いて播州の高峰を楽しむことにしました。兵庫側の一般コースと言える千種町室からのコースを7年ぶりに登ることにしました。前日に続いての登山でしたので、出来るだけ林道の奥から歩こうと、車をあと3km地点辺りまで進めてスタートしました。奥海越えまでの登山道はけっこう荒れていましたが、どうも豪雨禍によってのようです。奥海越えから山頂への尾根道は歩き易い道で、まだ残っていた紅葉を愛でながら登りました。ただ一の丸辺りからはススキが繁茂しだして、どうも山が荒れてきている印象を受けました。山頂に着きますとクマザサはすっかり減っており、ススキが広がっていました。山頂展望も変わってきたようで、以前は展望が良い山との印はを持っていなかったのですが、少し木が切られたのか倒れたのか、西の那岐山がすっきりと眺められました。山は年月と共に変わり行くようです。

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11/21

 八幡山(神河町)
 生野峠が近づきますと八幡山が西の空に大きく眺められます。その見栄えのする姿に登りたくなりました。前回の1996年は北西側から登りましたので、今回は北の生野峠から長い尾根を歩くことにしました。高低差の少ない尾根は、雑木林と植林地が交互に現れました。雑木林では少しばかり残っていた紅葉を楽しみました。尾根はごくスムーズに歩けることもあれば、灌木ヤブのような所もありました。その移り変わりを楽しみながら山頂が近づきますと、猪篠集落からの登山道が合流しました。後は登山道で山頂手前の急坂を一気に登りました。山頂は小さな岩が点々とあり、何となく日本庭園の雰囲気があって悪くありません。下山は猪篠集落へのコースを下りますと、「ヨーデルの森」の近くに出ることが出来ました。後は生野峠へと戻りましたが、途中からは銀の馬車道を歩きました。

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11/23

 薬師山〜障子場
     (神河町)
 神河町大山地区の最高峰は障子場ですが、その山頂近くに障子岩があります。そこで障子場と尾根続きの薬師山を組み合わせて登ることにしました。まずは山麓の「薬師山やすらぎの森」を歩くことからスタートしました。そのまま尾根を登って薬師山の山頂に着きますと、そこはすっかり植林地でした。次に障子岩を目指して急斜面の植林地を登りました。植林地の中で上面が平らになった大岩に出会いました。それが障子岩で、岩の上はなかなかの展望地でした。そこから更に尾根を登って障子場のピークに立ちました。その障子場で昼どきを過ごしたまでは良かったのですが、下山コースとして選んだ薬師山の北側を通る谷コースには少々難儀させられました。道はほとんど消えていたため途中からトラバースして薬師山を目指しました。それが目的の尾根を通り越してしまい、またも谷コースを歩くことになりました。結局、下山はほとんど道無き所を歩いてしまいました。

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11/28

 高倉山(淡路島)
 淡路島の低山を楽しむことにしました。曇り空の下、津名一宮ICを下りたのは10時過ぎでした。最初に目指した高倉山は淡路市の最南端の位置にあります。山頂そばまで車で行けますが、北麓の千通寺からスタートしてひたすら車道を歩いて行きました。山頂には高倉神社があり、その前は落ち着いた境内になっていました。その境内に残っていた紅葉を愛でながら少し早めの昼食をとりました。また山頂近くにあります潜岩にも立ち寄りました。そして千通寺に戻りました。1時間程度の軽いハイキングでした。

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11/28

 竜宝寺山(淡路島)
 この日二つ目の山として向かったのは竜宝寺山です。洲本市と淡路市の境界尾根にあり、洲本市側の中腹には立派な竜宝寺があります。麓の駐車場よりまずは竜宝寺を訪れました。その竜宝寺の脇より山頂そばの奥之院まで石段が続いていました。登山と言うよりも参詣の雰囲気で石段を登りました。奥之院からほんのひと登りで着いた山頂には、一等三角点が置かれていました。また山頂からは淡路島南部の山並みが一望でした。また石段を下って駐車場に戻りました。

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11/28

 摩耶山(淡路島)
 この日三つ目の山として訪れたのは摩耶山です。淡路市の中央にあります。この山も山頂そばの鷲峰寺まで車で行けますが、中腹から登山道を歩いて登りました。淡路島の山らしく常緑樹の濃い山でした。下山は鷲峰寺に出て、そこから駐車地点まで車道を歩きました。この摩耶山を下山した後に、紅葉で有名な東山寺に立ち寄りました。少し遅かったようですが、残っていた紅葉を楽しみました。淡路島の低山巡りも面白いものです。
113 12/ 4  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

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12/12

 岩木山(上郡町)
 冬の季節に入りますと北の空は時雨れがちになりますので、南部の低山に目が向きます。この日は上郡町の市街地に近い岩木山に向かいました。登り出しは船坂小学校の裏手からです。最初は優しげな道を登って行けましたが、それも忠魂碑まででした。その先はごく普通の山道になりました。一度鞍部に下って登り返します。やや急坂を登って行きますと、露岩の展望地に出ました。上郡町の風景が一望でした。これは良い感じだと思っていますと、その先からシダが茂ってきました。後は山頂までシダ帯の中の踏み分け道を登ることになりました。山頂は雑木に囲まれており、特に特徴はありません。どうやら岩木山のハイライトは尾根の途中の露岩地のようでした。

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12/13

 雛山〜前山
     (たつの市)
 この日はパートナーに用事があり、昼どきをひとりで過ごすことになりました。そこで近くの小山で昼を過ごそうと、雛山に向かいました。雛山はたつの市御津町の市街地に近い山で、「みはらしの森」が作られて遊歩道が巡っています。その雛山へは御津町の図書館そばから歩き始めました。そして雛山南麓の大年神社から遊歩道に入りました。落ち葉道を味わいながら雛山山頂に着きますと、そこには大きな岩があり、北東方向の展望もありました。まだ昼前でしたので雛山では食事をせず、西へと遊歩道を歩いて行きました。三角点のあります前山の山頂に立って、その後に展望広場に向かいました、そこには東屋もありましたので、東屋で瀬戸の海を眺めながら昼どきを過ごしました。この後は西へと下山して、御津中学校のそばの登山口に下り着きました。もうそこから図書館まではごく僅かな距離でした。

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12/19

 宮山(赤穂市)
 明るい陽射しに誘われて、赤穂市の低山を目指しました。この日は二つの山を登る予定で、まず登ったのが宮山です。山陽道の赤穂ICにごく近い山で、標高は131mと小さな丘です。南麓の八幡神社に車を止めて登り出しました。神社のそばからは手頃な登山道が山頂まで続いていました。その山頂には東屋があり、南に向かって展望が開けていました。この宮山は軽い足慣らしです。下山して次の山に向かおうとしたところ、コンパスを忘れていることに気が付きました。方向が確認出来ずに登るのは不安でしたので、午後の登山はあっさり諦めました。そして午後は赤穂市内の図書館で過ごしました。

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12/21

 稲荷山(赤穂市)
 2日前にコンパスを持っていなかったために諦めたのが稲荷山です。この山も赤穂ICにごく近い山です。この日はコンパスを忘れず準備万端です。そして南側から登ろうと、尾根続きとなる細尾山の南端に着きますと、はっきりとした登山道が始まっていました。後は登山道のままに登るだけでしたので、コンパスの必要はありませんでした。尾根には送電塔が点々と建っており、登山道はどうやら巡視路のようでした。道は白い色で、それを囲む常緑樹のコントラストは悪くありません。登るほどに背後に赤穂の市街地が広がってきました。それ途中からは道が平坦になったこともあって、展望は少なくなりました。ずっと常緑樹の風景が続いて、登山口から1時間とかからず山頂に立てました。山頂は中央に送電塔がどんと建っており、展望は悪くありません。明るい陽射しを受けながら、周囲の山並みを眺めて過ごしました。

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12/23

 籾取山(姫路市)
 この日は天皇誕生日です。前日までの天気予報は晴れでしたが、朝の空はすっかり曇っていました。それを見て遠出は諦めて、近くの山で昼どきを過ごすことにしました。そこで久々に籾取山を登ることにしました。四ツ池側からアプローチです。登りは四ツ池の北の住宅地を抜けた所にあります登山口から登って行きました。157mピークに立ちますと苫編山コースと合流しますが、以前と比べますとヤブっぽさが消えていました。登る人が増えて、少し整備されたようです。そこより鞍部へと下っているときに、小雨が降り出しました。雨は弱いながらも降り続いて、山頂での昼食は小雨の中となりました。下山は登ってきたコースをほぼ辿りましたが、最後は姫商コースを下ったことにより、姫路商業の通用門から出ることになりました。

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12/26

 須磨アルプス
     (神戸市)
 山陽電車沿線の山を登ろうと、須磨アルプスを思い付きました。須磨浦公園駅で下りるつもりでしたが、急に塩屋駅から歩き始めたくなりました。思い付きで塩屋駅スタートとしましたので、登山口を見つけるのにちょっと苦労しました。山王神社のそばを通る登山道に入ってからは順調です。須磨山上遊園のそばを通って旗振山の山頂に着きました。そこで須磨浦公園コースと合流してメインコースを歩くことになりました。鉄拐山を過ぎますと、一度山を離れて高倉台の団地の中を歩き、その先で急階段が続く栂尾山への登りが始まりました。そして横尾山へと歩きました。漸く須磨アルプスらしい風景となり、風化した花崗岩の尾根歩きを楽しみました。午後は次第に天気は良くなるものと思っていたのですが、その逆で、東山から下山を始めた頃には、すっかり曇り空になっていました。下山を終えた後は地下鉄妙法寺駅へと歩いてハイキングを終えました。

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12/27

 新田山(たつの市)
 この日は午後に入って小山を散策することにしました。小さ過ぎてまだ歩いていなかった山を登ろうと、たつの市新宮町に向かいました。最初に向かったのは新田山です。新宮町の中心部からごく近い山で、山上は西山公園になっています。遊歩道を登って行きますと、遊歩道は四国八十八カ所の遍路道になっていました。そして5分も歩けば山上に出ました。山頂一帯は広く平らになっており、広場もあれば東屋もあり、また奇岩もあって見所の多い山頂でした。下山は重ね岩のそばから始まる遊歩道を下りました。

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12/27

 天神山(たつの市)
 新田山から次に向かったのは、これも新宮町の市街地に近い天神山です。麓の天満神社から始まる遊歩道を登って行きますと、こちらも10分ほどで山頂でした。山頂の東屋に着いたとき、これでは少々歩き足りないと思えて、今少し歩こうと大寺山廃寺に向かいました。そちらまで登山道は続いており、そこまでの往復としました。この落ち葉道を踏みしめてのハイキングで、漸く運動が足りた思いになりました。

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12/30

 白髪山(高知県)
 高知県の登山山行に出かけました。初日のこの日は本山町の白髪岳を目指しました。選んだコースは奥白髪林道からのコースです。その白髪岳には雪は無いものと思っていたのですが、林道を走行するうちに雪が現れて、登山口に着かず歩き出すことになりました。そして登山道に入って雪を踏みながら登っていたところ、途中の沢で足を滑らせて両足をすっかり濡らしてしまいました。靴は冬靴で無かったため、けっこう厳しい登りとなりました。ただ登山道はしっかりと登る雰囲気があり登山としては悪くありません。これで山頂展望に恵まれれば良かったのですが、山頂に着く頃より雪雲が一気に広がって小雪が舞うまでになりました。展望も無い中で寒さを我慢しながらの昼食でした。この後は北東へと歩いて周回で下山する予定でしたが、雪の空を見て引き返すことにしました。この日は終始雪道を歩くことになりましたが、自然なままの白髪山の雰囲気に魅了されました。

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12/31

 蟠蛇ヶ森(高知県)
 2009年は太平洋を見る山で締めくくろうと四万十町の五在所ノ峯に向かったのですが、晴れていた空が途中から雪雲に変わり、そのうちに小雪が降り出しました。一時は強い降りなりましたが、何とか登山口に着きました。ところが肝心の山にはガスがかかったままです。結局、五在所ノ峯は諦めました。東に戻って行きますと、そちらは既に晴れになっていました。須崎市まで戻ってきたとき、蟠蛇ヶ森が北の空に大きな姿を見せていました。その姿に惹かれて急きょ蟠蛇ヶ森を登ることにしました。スタートは桑田山集落の桑田山神社からです。時間は14時が近づいていましたが、急げば登れそうに思えました。ところが集落内を抜ける小径で何度も迷い、更に山頂への登山道が分からず、林道を歩くことになってしまいました。結局15時で登山を断念して下山としました。標高にして530m辺りです。2009年の登山は消化不良で終わることになりました。