TAJIHM の 兵庫の山めぐり <摂津 
  
須磨アルプス 神戸市
  
旗振山 鉄拐山 栂尾山 横尾山 東山
はたふりやま てっかいさん とがおやま よこおやま ひがしやま
252.6m 234m 274m 312.0m 253m
 
1/2.5万地図 : 須磨
 
【2009年12月】 2009-119(TAJI)
 
    東山より  2009 / 12

 神戸市の山は電車利用で登山口に向かえる山がたくさんあるが、標高が低く一番手軽に楽しめるのは須磨浦公園駅の背後の山並み、鉢伏山に始まって旗振山、鉄拐山、栂尾山、そして核心部の横尾山と続く須磨アルプスではと思える。その手軽さが分かっているのだが、どうも神戸の山となると人の多いイメージがあり、なかなか足が向かず、この須磨アルプスも1996年12月に登って以来とんとご無沙汰していた。それを2009年12月の正月が近くなった26日に13年ぶりに再訪した。
 この日は休日ながらパートナーは仕事となり、しかも車を取られてしまった。そこで電車沿線で半日程度楽しめる山はないかと考えて、須磨アルプスが思い浮かんだものである。コースとしては前回と同様に須磨浦公園駅から歩き出そうと考えて、JRを明石駅で下りて山陽電鉄に乗り換えた。昼どきのローカル線はがら空きで、ゆったりとした社内で「須磨」の地図を眺めていた。そして須磨浦公園駅辺りの地形を眺めていたとき、一つ手前の塩屋駅から旗振山へ向かう破線路が目に付いた。特に須磨浦公園からのコースに拘っていなかったので、むしろまだ歩いていないコースを歩きたくなり、急きょ予定変更で、塩屋駅で下車した。その山陽電鉄塩屋駅を出たものの、登山口への案内標識は見えず、そこで適当に東へと歩いて行った。旗振山の山裾はすっかり住宅地になっており、細い道が入り組んでいた。どうも2万5千分の1の地図では役に立たなかった。そこで道を歩く人に尋ねると、親切な人で、近くに見える「しおや保育園」を目指せば登山道に入ることを教えていただいた。その「しおや保育園」を目指すと、その前の道は東へと向かっていた。「旗振山登山道」の標識が現れると山王神社の前を通り、自然と登山道に変わった。これでもう安心。後は登山道のままに歩いて行くだけだった。この道が旗振山への塩屋コースと思っていると、少し登ったとき右手から別の道が合流した。そしてその道は塩屋駅から来ている標識が付いていた。どうやらそちらの道が塩屋駅からの最短コースだったようである。旗振山の塩屋コースには二つの登山口のあることを知った。この先の行動は写真日記として下記にまとめたので、山中の行動は省略するが、最後は東山から登山口のある横尾の住宅地へと下山とした。旗振山からはずっと六甲全山縦走路を歩いていたことになる。下山後は車道を15分ほど歩けば地下鉄妙法寺駅に着いてハイキング終了となった。この日は視界の悪かったことが少し残念だったが、意外と静かな山歩きを楽しめて、終始マイペースで歩けたのは良かった。
(2010/1記)(2019/2写真改訂)
<登山日> 2009年12月26日 12:14山電塩屋駅スタート/12:34山王神社/12:48塩屋駅コースと合流/12:55遊園地の端に出る/13:02〜05展望台/13:07〜32旗振山山頂/13:42鉄拐山/13:58おらが茶屋/14:09やまぶき橋/14:27〜32栂尾山/14:43横尾山/15:10〜16東山/15:29登山口/15:43妙法寺駅エンド。
(天気) 晴れてはいたが、薄ぼんやりとした雲が多く浮かんでいた。気温は10℃ほどで、少し風があったものの肌寒さを感じる程度だった。視界は薄ぼんやりとしており、北の視界はほとんどきかなかった。14時を回ると薄雲が広がって、ほとんど陽が現れなくなった。下山を終えたときは、ほぼ曇り空になっていた。
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山陽電鉄塩屋駅で降車した 道を尋ねて教えられたとおり、しおや保育園を目指す しおや保育園の横の道を登って行く
旗振山登山道の標識を道そばに見た 程なく山王神社の前を通った 前方に電波塔の建つ旗振山が望まれた
車道は次第に林道の様相になってきた 林道の先は自然と登山道になった 程なく右手から塩屋駅からの最短コースが合流した
須磨浦山上遊園の一角に出た 遊歩道に沿ってツバキの花が満開だった 須磨浦山上遊園を眺める
旗振山山頂が近づいて電波塔と毘沙門天を見る 旗振山山頂は播磨と摂津の国境だった 旗振山山頂の三角点を見る
山頂のそばから須磨海岸方向を見る 旗振山から鉢伏山の方向を見る 明石海峡大橋はうっすらとしか見えなかった
旗振山を離れて全山縦走路に入った よく歩かれている道らしく、地表が固くなっていた 鉄拐山へと階段を登って行った
鉄拐山の山頂が近づいてきた 鉄拐山の山頂は樹木に囲まれていた 鉄拐山を離れて階段道を下って行く
雑木帯の中の緩やかな小径を歩いて行く 木立を通して横尾山の尾根が見えてきた 尾根の途中で開けた所が現れた
尾根の建物は「おらが茶屋」だった 以前はここに高倉
山(おらが山)のピークがあったようだった
高倉山があった記念碑を見る おらが茶屋の近くから横尾山との鞍部に広がる高倉台
の団地を見る
阪神高速道の須磨料金所が見えていた 高倉台団地へと急階段を下る さつき橋を渡って団地内に入った
団地内を通っていると全山縦走コースの標識を見た 団地内を抜けて、車道に架かるつつじ橋を渡る 栂尾山への取り付きは、始めに山裾道を北へと歩いた
栂尾山へは長い階段道が続いていた 階段を登り終えると山道となって山頂に向かった 栂尾山の山頂には展望台が建っていた
(←)
展望台の上に立つ
と長い階段登りで
見えていた旗振山
方向の展望が一段
と広く眺められた

 (→)
  旗振山を中心に大
  きく眺める
展望台から神戸市街地の方向を見る 横尾山に向かうとき、梢越しに横尾山を見る 木漏れ日が登山道を照らしていた
緩やかな道で横尾山に近づいた 横尾山の山頂に着いた 二等三角点が置かれていた 東へ下り始めると、すぐに岩尾根が始まった
すぐに風景が広がって、高取山も望まれた 岩尾根歩きは特に危険では無く、面白いと言えた 途中で歩いてきたコースを振り返った
馬ノ背を歩く 岩場を過ぎると、木段を登って東山に近づいた 東山の山頂は広く平坦地になっていた

東山山頂からこ
の日に歩いてき
た山並みを眺め


横尾山を大きく見

東山からは北東に高取山が大きく眺められた 高取山の左肩に二つの山が覗いていた 東山山頂からは横尾団地の方向へと下山した
下山の途中で高取山を前方に見る 横尾団地のそばに下り着いた 妙法寺駅でこの日のハイキングを終了とした