登山記録:2009年(1月〜6月)     

No. 月 日 山 名 感  想

001

1/ 1

 呉娑々宇山(広島県)
 新年は広島市内のホテルで迎えました。新年の第一歩は広島市街が一望の呉娑々宇山です。ごく普通に水分神社からのハイキングコースを歩くことにしました。周回で歩こうと、まずは神社のそばから北へと最短コースで尾根を目指しました。そして高尾山へ向かって行きました。この高尾山へのコースは登山としてメリハリがあり、岩谷観音跡を過ぎますと、展望の岩場が点々と現れました。岩登りの面白さがあり岩場からの展望も素晴らしいものでした。ハイカーもよく見かけましたが、高尾山を過ぎますと一気に静かになりました。もう誰とも会いません。そして気温がどんどん下がって0℃と厳しい冷え込みになりました。登山道は歩き易いのですが、寒さに震えながら呉娑々宇山の山頂に立ちました。山頂からは北の山並みがすっかり白くなっているのが眺められました。下山は水分峡に直接向かうコースを下りました。この下山でもハイカーはほとんど見ませんでした。
002 1/ 2  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町東口>
003 1/ 3  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

004

1/ 4

 鷹ノ巣山〜高御位山
    (加古川市)
 正月休みもこの日までです。午後に体が空きましたので、久々に百間岩を登って鷹ノ巣山へ、更に高御位山まで歩くことにしました。スタートは鹿嶋神社からと考えていたのですが、この日も初詣の賑わいで鹿嶋神社まで車が進みません。そこで下山に予定していた高御位山の長尾登山口に回ってそちらから歩き始めました。人混みに混じって鹿嶋神社に向かっていますと、すっかり初詣気分でした。その賑わいも登山道に入りますとすっと消えて、静かな山歩きとなりました。上空は快晴で、気分良く百間岩の登りを楽しみました。そして山上からの展望もくっきりと鮮やかでした。ところが鷹ノ巣山の山頂に立った頃より急速に雲が広がってきました。もう高御位山まで薄暗さの中での尾根歩きとなりました。高御位山はやはりメジャーな山で、大勢のハイカーが来ていました。この日の下山で歩いた長尾コースは露岩地が多くあって百間岩と同様に岩肌歩きを楽しめました。

005

1/ 9

 名護岳(沖縄県)
 前夜に沖縄入りしました。朝に那覇市内でレンタカーを借りて出発です。天気予報は小雨でしたが、そのようなことも無く、曇り空の中にうっすら青空が覗いていました。この日に向かいました名護岳は、名護市街の東に佇む小ぶりの山です。中腹まで車道がありますが、麓の名護中央公園南口から歩き出しました。中腹の名護青年の家から登山道が始まりました。これが遊歩道と呼べそうな整備された道で、ごく気楽なハイキングでした。そして1時間とかからず山頂でした。山頂からは名護市街はもとより本部半島が一望でした、下山は往路を引き返しましたが、途中で別コースに入ってガンジュー広場を訪れました。更に名護城跡、ノッポ椰子の広場にもノッポ椰子の広場立ち寄ってから麓に下りました。

006

1/ 9

 熱田岳(沖縄県)
 この日の主目的は名護岳でしたが、下山を終えたときは14時を回ったばかりでした。夕方までに少し時間がありましたので、県民の森の熱田岳に向かいました。名護岳よりずっと小さい山です。こちらも遊歩道が山頂まで続いていました。山頂は木立が茂っており展望は良いとは言えません。その尾根歩きを続けるうちに展望が現れて、東シナ海が眺められるようになりました。エメラルドグリーンの海の色はやはり沖縄に来てこそ見られる色で、その美しさにちょっと感動しました。

007

1/10

 玉辻山(沖縄県)
 今回の沖縄山行で一番登りたかったのが玉辻山です。二日目のこの日に目指しました。期待を持って東村に入りますと、登山口標識がありません。見当をつけて福上湖近くの林道を歩き出しますと、程なく登山道が始まり、玉辻山へと向かい出して一安心です。ところが登山道の途中に入山禁止の大きな看板が立っていました。ちょっと怯みましたが理由が分かりません。理由も知りたくそのまま登山道を進みました。足下の赤土が滑り易いこと以外は楽なものでした。最後に急坂が二度あって、山頂に立ちました。山頂は台風並みの強風が吹き荒れていましたが、そこから見えるのは総てヤンバルの森でした。感激の一言です。ところで登山禁止の理由は自然破壊防止のようでしたが、縦横に走る林道の方がよっぽど自然破壊ではと思ってしまいました。

008

1/10

 塩屋富士〜クガニ岳
 〜坊主森(沖縄県)
 この日の午後は塩屋富士からネクマチヂ岳への縦走を楽しもうと、西海岸側に向かいました。塩屋富士から登る予定で登山口を探したところ、どうも見つかりません。色々と迷っていたとき、偶然に展望台の前に出ました。そこから尾根に出る道が始まっていました。少し遅くなりましたが、ハイキングのスタートです。尾根に出ますと、クガニ岳へと歩き、更に塩屋富士まで歩きました。塩屋富士からは引き返して坊主森まで歩きました。この尾根歩きでもやはり強風を受けましたが、所々で東シナ海が眺められました。この後は駐車地点に戻りましたので、ネクマチヂへの縦走とはなりませんでした。

009

1/10

 ネクマチヂ岳
     (沖縄県)
一度、駐車地点に戻った後、ネクマチヂ岳へ向かおうとしましたが、また登山口が見つかりません。結局、車で探して予想外の位置から始まる登山口を見つけました。そこから遊歩道を歩きますと、あっけなく7分で山頂に立てました。その後は遊歩道の続きを歩きますと、これまた予想外の位置に下り着きました。この日は三つのハイキングを楽しみましたが、三つ共に登山口を見つけるのに苦労するとは思ってもいませんでした。

010

1/11

 本部富士(沖縄県)
 前夜は那覇まで戻っていたのですが、11日は好天が予想されましたので、景色の楽しめる山を登ることにしました。向かった本部富士は本部半島の西端近くにある小さなピークです。西麓のゴルフ場まではすんなり来ましたが、本部富士の登山口が見つかりません。前日に続いて登山口探しに苦労することになりました。結果としては古島集落の中を適当に走って、無事登山口に着けました。この本部富士が面白い山でした。中腹からは石灰岩のガレ場登りが続きました。岩は独特の鋭さがあって注意が必要でしたが、登るほどに素晴らしい景色が広がってきました。本部半島と東シナ海の風景で、伊江島が間近く見えていました。30分ほどで着いた山頂はそれがいっそう広く眺められました。本当に旅情満点の風景で、思わず感激させられました。

011

1/11

 熱田岳(沖縄県)
 午前に本部富士の登山を終えますと、後は那覇へと戻るだけでしたが、その途中で寄り道する形で二日前に登った熱田岳を再訪することにしました。それはガイドブックの展望コースを歩いていなかったことが気になっていたためです。ごく気楽に遊歩道を登って展望地に立ちますと、美しい海だけでなく優美な恩納岳も眺められました。

012

1/12

 馬山(太子町)
 前夜に沖縄より戻ってきました。この日は特に予定はありませんでしたが、外は快晴でした。そこで昼食を近くの山上でとることにしました。向かったのは馬山で、ごく普通に南西尾根を登ることにしました。空は良く晴れていたのですが、強風が吹いていました。しかも身を切られるような冷たさでした。山頂も同じようであれば厳しいかと思っていますと、山頂の風は少なく、けっこう穏やかでした。強風のおかげで視界は澄みきっており、展望を楽しみながらの昼どきを過ごせました。

013

1/17

 甲山(西宮市)
 久々に阪神の山に向かいました。まずは甲山を目指して阪急・甲陽園駅からスタートです。すぐには甲山へ向かわず、甲山森林公園の散策を楽しみながら近づきました。その公園からの登山道で甲山山頂へと向かいました。始めは自然な道でしたが、途中からは整備された道となりました。この日は快晴で、暖かい陽射しを受けた山頂には大勢のハイカーが憩っていました。その甲山山頂からは西麓の北山貯水池へと下りました。

014

1/17

 観音山〜ごろごろ岳
     (芦屋市)
 甲山から北山貯水池に下りて来ますと、次は鷲林寺を目指しましたが、幹線道路を避けて北山貯水池の南側を歩きました。その先で北山公園を歩いてしまい、大回りで鷲林寺に着くことになりました。時間は14時を大きく回っており、その遅い時間から観音山へのハイキングをスタートしました。登るほどに甲山とその背後の阪神の街並みが広がってきました。観音山からはごろごろ岳に向かいました。その道は緩やかで、ごく気楽に散歩間隔で歩けました。但しごろごろ岳に展望は無く、平凡な山頂でした。そのごろごろ岳からは苦楽園への尾根を下り、16時過ぎに無事下山出来ました。
015 1/18  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

016

1/24

 北山〜城山(太子町)
 昼食どきを城山で過ごそうと考えました。序でに隣に小さく控える北山も一緒に登ることにしました。その考えが更に膨らんで、自宅から京見山を越えて向かうことにしました。ちょっとしたハイキングです。軽く一登りと言った感じで京見山に立って、これから向かう城山を眺めました。京見山からは北へと原集落に下りました。後は野道を歩いて北山に近づきました。北山の南西麓は墓園公園になっています。その公園を見下ろす位置で昼食をとった後、漸く北山、城山への登山を始めました。登山と言っても12分で北山山頂です。北山はヤブと言うことも無く無難に歩けました。そして城山には南西尾根を伝って登りました。こちらも雑木の自然林を無難に登って行けました。城山山頂には一等三角点がありますが、展望は良いとは言えません。それでも木々の間から白い後山が眺められました。その城山からの帰り道では、遊歩道が巡る福井大池の散策路を歩きました。

017

1/25

 赤谷山(宍粟市)
 前日の天気予報を見て、この冬初めての雪山として赤谷山を登ることにしました。ただ急な思い付きだったため、朝になって冬タイヤに交換しました。そのため10時半を過ぎて新戸倉峠トンネルの手前に着きました。そこはすっかり銀世界でした。そして上空は青空です。始めに廃道となった旧国道を歩きますが、いきなり新雪のラッセルでした。スノーシューを履いていても大きく潜りました。1時間ほどひたすらラッセルをして戸倉峠に着きましたが、尾根に出るまでも急斜面の軟らかい雪を登ることになりました。これは厳しいと思っていますと、尾根の雪は凍っており、その先は無理なく歩けました。ただ天気は徐々に悪化して雪雲の空へと変わりました。そして小雪がちらついてきました。赤谷山の山頂はすっかり真っ白で、真冬ならではの風景でした。下山中は小雪の降る中でした。戸倉峠に戻ってきたときは、本格的な雪になっていました。
018 1/31  白毛山〜京見山
     (姫路市)
 <才天満神社→白毛山→東見晴し台→泣き坂峠→京見山→京見町西口>

019

2/ 1

 権現山〜東山
     (相生市)
 午後のひとときを、ごく短いルートの山で過ごすことにしました。そこで目を付けたのが相生市の北部に位置する東山から権現山につながる尾根です。陽射しに照らされた高巖を見たいと思ってのことです。姫路市内は良く晴れていたのですが、相生市の矢野町に来ますと雲の多い空でした。それでも青空もそこそこ見えていました。登山は権現山の麓の磐座神社から始めました。尾根には適度な尾根道が付いており、また巨岩とも出会えて面白い尾根でした。権現山の山頂に着きますと、北に東山と並んで高巖が見えていました。その高巖に陽射しが当たるのを待つことにしました。ところがこの日の空は意地の悪い空で、上空には青空が現れるのですが、なぜか太陽の辺りのみ常に雲がかかって陽射しが現れません。40分ほど寒い中で待っていたのですが、結局諦めることにしました。東山に着いても薄暗いままでした。

020

2/ 7

 駒の尾山〜船木山
   〜後山(宍粟市)
 後山から駒の尾山の尾根は冬になると真っ白になり、氷ノ山に負けない雪上ハイキングを楽しめます。今回は兵庫県側からアプローチしました。ちくさ高原の駒の尾登山口からです。雪はよく締まっており、ツボ足で登って行けましたが、県境尾根が近づいて急斜面となった位置でスノーシューを履きました。県境尾根に着きますと後はスムーズでした。ブナの木立を愛でながら登りました。駒の尾山が近づきますと大雪原の世界です。どこでも好きな所を歩けました。まずは駒の尾山の山頂に立ち、そして後山に向かって白い尾根をひたすら歩きました。鍋ヶ谷山から船木山、そして後山へと山上は別世界です。冬ならではの展望の良さで、遠くは氷ノ山まで一望でした。そしてブナやカラマツの木立がアクセントになっていました。ただこの日のコースはちょっと時間がかかりました。ピストン登山としましたので、7時間近くを雪山で過ごしてしまいました。

021
022

2/ 8

 高巖山〜権現山
     (相生市)
 一週間前に登ったばかりの東山、権現山ですが、それは陽射しに照らされる高巖を見たいためでした。それが上空は青空なのに太陽は雲に隠されるという不思議のため、願いの叶わぬまま下山することになりました。胸のモヤモヤを消すには再度登るしかありません。この日は能下集落側から登りました。八幡神社からのコースです。この日も雲の多い空で、尾根は暗くなっていました。これでは前週の二の舞かと思っていますと、程なく光が現れて山上は明るくなりました。やはり陽射しの中で見る高巖は格別でした。この後は高巖山の山頂に立ち、更に権現山にも立ち寄り、そちらからも高巖を眺めました。

022

2/ 8

 点名・能下(相生市)
 この日は高巖山、権現山の登山で終わる予定でしたが、時間がありましたので、尾根続きの331mピーク(点名・能下)にも立ち寄ることにしました。鞍部まで戻りますと、その先も尾根道は続いていました。しかも緩やかとあって、気楽に歩いて行けました。その331mピークのすぐそばに送電塔が建っていましたので、今度は高巖を北から眺めました。下山は往路を引き返し、八幡神社へと戻ってきました。

023

2/11

 荒山(赤穂市)
 近くの山で昼食をとることにしました。荒山は有年駅からも国道2号線からも近いとあって、よく目立つ山です。その荒山を周世坂側からの登山道で登ることにしました。山頂にはマイクロウェーブ反射板が有りますので、コースは巡視路にもなっています。ゆったりとした道幅で続いており、無理なく登って行けました。その山頂は平らになっている上に雑木が繁っており、展望は良くありません。その雑木に囲まれた三角点のそばで昼食としました。風は無く陽だまりとなって春の暖かさでした。展望は山頂の少し下、登山道のそばにありました。岩場がテラスのようになっており、そこからは矢野川流域の風景が一望でした。但し黄砂の影響なのか視界は黄色みを帯びてうっすらとしていました。

024

2/14

 福浦向山(赤穂市)
 赤穂市の山を紹介している本に「花と緑の散歩道」がありますが、それを見ますと登っていない山が多く紹介されていました。その中で興味を持ったのが福浦向山です。兵庫県南西端に位置し、岡山県との県境にあります。本の紹介コースで登ることにしました。南麓を通る車道を起点に県境尾根を辿るだけです。急坂を登って行きますと、背後に一気に展望が開けてきました。間近には鹿久居島があり、瀬戸の風景が広がっていました。それを見ながら昼食としました。急坂の部分は防火帯として雑草は刈られていましたが、尾根が緩くなりますとイバラも現れて少しヤブっぽい道になりました。その山頂には二等三角点がありました。但し雑木に囲まれて展望はありません。展望はその少し南の斜面にありました。そこは灌木が疎らで、日生諸島や小豆島が一望でした。この日は春と言っても良い暖かさで、瀬戸の陽光を受けながら暫し多島海風景を眺めていました。

025

2/15

 三室山(宍粟市)
 雪の季節に休日が快晴ですと、やはり雪山を登りたくなります。前週に後山に登りましたが、尾根からは三室山が堂々とした姿で眺められました。その三室山に向かいました。三室山の雪は例年と比べてずっと少ないようで、登山道を歩き始めますと、地表の見えている所が多くありました。しかもこの一週間は暖かい日が続いていましたので雪は緩んでおり、スノーシューを履いているのに大きく潜ることがありました。中腹を過ぎてもときおり地表の現れている所があり、とても2月とは思えませんでした。その風景が雪山らしくなったのは山頂が近づいてからです。笹はすっかり雪の下となり、白い山頂に向かって行くのは心楽しいものでした。そして山頂に立ちますと雪山ならではの素晴らしい展望が広がっていました。青い空の下に東山、氷ノ山と高峰群は例年のごとく白い姿を見せていました。やはり雪山は快晴が一番と思いながらその風景を眺めていました。
026 2/15  京見山(姫路市)  <京見町中央口→山頂→京見町西口>

027

2/21

 宝珠山〜高伏山
     (赤穂市)
 朝には回復すると思っていた空は、曇り空でした。北に向かうのは諦めて先週に続いて赤穂の低山を登ろうと、坂越湾を囲む尾根に向かいました。この尾根歩きは2回目です。海の駅を起点として車道を西へと歩き、大避神社のそばから茶臼山へと登りました。茶臼山までも車道歩きでしたが、その先の尾根道は良い感じのハイキングコースになっていました。僅かな時間で宝珠山に着きました。その先も穏やかな小径が続いていました。大谷山まで来たとき、メインコースを離れて北へと歩いて高伏山に向かいました。高伏山は山火事があったようで、焼け跡は好展望地になっていました。メインコースに戻って来ますと東へと展望に恵まれた尾根歩きを続けました。そして尾根の東端に近づいたとき、尾根を離れて麓へと適当に下りました。そして車道に出た後は海の駅へと戻って行きました。

028

2/22

 一山(宍粟市)
 雪面の広がる一山山頂に立ちたくなりました。前日の土曜日を狙っていたのですが、天気が思わしくありません。この日も午後は雨の予想でした。その朝の天気が快晴でした。勇躍、一山へと向かいました。目指したコースは阿舎利集落からのコースです。林道を終点まで歩いてから登山道に入る考えで集落に着きますと、集落の外れから始まる登山コースを見ました。それを歩かぬ手はありません。コースは入口からすっかり雪に隠されていましたが、標識が整備されており気分的には楽でした。スノーシューで気楽に登って行きました。そのまま明るい山頂へと思っていますと、途中から空の色が薄くなって来ました。山頂が近づきますと期待通りにだだっ広い雪面を登って行けましたが、青空は消えて薄曇りの空に変わっていました。それでも山頂展望は素晴らしいものでした。真っ白な氷ノ山を始めとして播州の高峰が一望でした。それを一人静かに眺めていました。

029

2/28

 感状山〜西山
     (相生市)
 この日は朝に公民館の掃除があり出鼻をくじかれました。そこで昼を近くの山で過ごそうと向かったのが、ごく気軽に山頂に立てる感状山です。麓は瓜生の里として公園が広がっています。まずは公園内を散策して羅漢石仏の見学をしました。そして山頂へと続く遊歩道を登って行きました。午前は良く晴れていた空でしたが、昼となって急に曇ってきたのは残念です。それでも山上の城跡でのんびりと昼食をとりました。この感状山だけでは単なる散歩ですので、今少し歩こうと尾根続きの西山に向かいました。これで一気に純然たる山歩きの雰囲気となりました。ただ尾根は緩やかとあって軽い運動程度です。西山の山頂はごく普通のヤブ山でした。そこからは尾根を離れて西へと下りました。源流部に出ますと水の流れに沿って下りましたが、ちょっと野趣がありました。そして下り着いた所が羅漢の里でした。思い付きの沢歩きがこの日で一番面白かったと思えました。

030

3/ 1

 黒尾山(宍粟市)
 朝の空は素晴らしい快晴でした。そこで展望の良い山で昼どきを過ごそうと、久々に黒尾山に向かいました。雪山と言うよりも雪の付いている山の期待もありました。この快晴に誰かは来ているだろうと思っていたのですが、登山口に着きますと、他に車は止まっていません。登山コースとしてはごく普通に登ろうと、「左コース」を選びました。雪解けで口滝も不動滝も水量は多いようでした。それに足を止めながらのんびりと登りました。途中では行者尊にも立ち寄りました。それにしても雪はほとんど見ません。虚空蔵尊の近くと山頂の手前で僅かに見ただけでした。山頂も地表がすっかり現れており、雪に関しては全くの期待外れでした。但し展望は期待通りです。白い氷ノ山を始めとして、播州の高峰がくっきりと眺められました。その播州の山は黒尾山と同様に雪はほとんど見られません。今年は本当に雪は少ないようでした。
031 3/ 7  京見山(姫路市)  <京見町東口→山頂→京見町西口>

032

3/ 8

 天児屋山(宍粟市)
 近場で雪山を楽しむとなると宍粟市千種町の山が一番と思えます。この日は天児屋山へと向かいました。コースは峰越峠から三国平経由です。まだ営業の続いているスキー場を抜けて、スタート地点は除雪区間が終わる「ラドンの泉」の先からとなりました。例年と比べると雪はずっと少ないと思えましたが、それでも数十センチは残っており、雪の上を常に歩くことになりました。朝の雪はよく締まっており、スノーシューを履かずに登って行けました。尾根を離れて天児屋山へと向かい出しても緩い丘を登る感じで歩けて、ごく気楽に山頂に立ちました。この日の天気は薄曇りでしたが、視界は悪くありません。北の空にはうっすら青空も現れており、白い氷ノ山がくっきりと見えました。下山は往路を戻りました。

033

3/ 8

 長義山(宍粟市)
 天児屋山の登山を終えて峰越峠に戻って来たときは、まだ13時を回ったばかりでした。足もさほど疲れていませんでしたので、帰りの駄賃としてそばの長義山も登ることにしました。ごく小さな山ですが、午後の雪は緩んでおり、山頂手前の急坂はスノーシューを履いて登ることになりました。その登りの方が天児屋山よりも疲れました。長義山も展望は悪くありません。先ほどまで過ごしていた天児屋山を暫し眺めて過ごしました。

034

3/14

 東余山〜西余山
   (中国・上海市)
 三ヶ月ぶりに上海に来ました。そして週末を過ごすことになりました。この日は土曜日で朝から雲一つ無い快晴でした。上海は山の無い都市と思っていましたが、ネットで調べますと郊外には丘程度の山があるようです。その一つの余山に向かうことにしました。スタート地点として地下鉄の余山駅を下りますと、西の空に二つの山が並んでいるのが見えました。東余山と西余山です。それを目標に歩いて行きました。車道に沿って街路樹が続いており、また運河がそばを通っていましたので、既にハイキング気分でした。その余山の手前にリゾートホテルがあり、先にその庭に入って散策を楽しみましたので、余山に着くまでに2時間もかかってしまいました。始めに東余山を、次に西余山を登りました。東余山は自然公園らしい落ち着きがありましたが、西余山は山頂に天文台や教会があって観光地の雰囲気でした。どちらの山も家族連れやカップルで賑わっていました。

035

3/15

 世紀公園
   (中国・上海市)
 上海休日の二日目です。午後に約束がありましたので、午前を近くの公園で過ごすことにしました。そこで一番近い世紀公園を訪れました。訪問先の行き帰りに毎日その前を通っていますが、入るのは07年6月以来です。この日も前日に続いて雲一つ無い青空でした。気温は更に上がっており、朝から15℃ほどになっていました。その陽気に誘われてか大勢のファミリーやカップルで大賑わいでした。公園の花は梅が終わりかけで、モクレンが満開を迎えようとしていました。漸く春が来た感じの園内を2時間かけてゆっくり散策しました。

036

3/20 

 金輪山(たつの市)
 昼どきを近くの山で過ごすことにしました。この金輪山はたつの市の市街地にごく近い山です。南麓の住宅地から山頂まで車道が通じていますので、散歩間隔で登って行けます。その車道は一般車は通行止めですので、静かな中を登って行けました。小さな山ですので、30分も歩かず山頂でした。その山頂には展望広場があり、たつの市の市街地が一望でした。これだけでは物足りない金輪山ですが、北からの遊歩道が作られようとしていました。その作りかけの小径をちょっと歩いてみました。北隣の210mピークまででしたが、北への展望も広がって、ハイキングとしても楽しめそうです。次回は北から歩いて山頂に立ってみるのも悪くないと思いました。

037

3/21

 扇ノ山(鳥取県)
 まだ雪山を楽しみたい気持ちと、そろそろフキノトウを見たい気持ちの両方が起きました。そして自然と扇ノ山が思い浮かびました。一年前にも登っていましたが、そのときと同じく八頭町の八東ふる里の森からのコースで登ることにしました。その八東ふる里の森から歩き出せるものと思っていたのですが、除雪がされておらず4kmほど手前から歩き出すことになってしまいました。そのため尾根の取り付き地点まで2時間半もかかってしまいました。その尾根が始めは雪が無くヤブコギをすることになりました。雪の上をスムーズに歩き出せるまでに更に30分を要しました。その後は南から扇ノ山を眺めながらで、良い雰囲気でした。山頂に着いたときは14時が近い時間になっており、もう誰もおりません。この日は快晴で、しかも視界は澄み切っていました。遠くは大山まで見える素晴らしい展望に大満足です。ところでフキノトウはちらほら見るだけでした。

038

3/28

 百間岳(赤穂市)
 赤穂市の最高峰は百間岳ですが、まだ未登でした。その百間岳へは北麓の有年大池のそばから「あこう河鹿の森」の名でハイキングコースが通じています。この日は風の冷たい日で、北の空は特に良いとも思えませんでしたので、近くの山を登ろうとこの百間岳に向かった次第です。有年大池の手前からスタートです。有年大池のそばを過ぎますと、沢に沿って小径が続いていました。何度も沢を横切るのも面白いものでした。またアセビの花が満開でした。百間滝を過ぎて漸く上り坂となりました。尾根に出ますとシダの中を手頃な山道が続いており、のんびりと歩いて行けました。そして山頂が好展望地でした。南には瀬戸の風景、北は後山まで見えました。但し幾分木立に遮られていましたが、それも自然と言うものです。まずは静かな山頂でのんびり過ごすことが出来ました。視界の澄んだ日にもう一度来てみたいと思いながら下山しました。
039 3/29  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>
040 4/ 5  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

041

4/ 7

 岩屋山〜篠ヶ峰
    〜点名・赤井
      (丹波市)
 前週末に休みが無かった関係で、この日が休みです。少し長い距離を周回で歩こうと、篠ヶ峰の南尾根を岩屋山経由で登ることにしました。そして篠ヶ峰からは南東尾根に入って点名・赤井を経由して下山することにしました。岩屋山南麓の五ヶ野集落に入り、集落の外れに建つ神社の位置からスタートしました。始めに林道を歩き、途中から分かれた登山道で真っ直ぐ岩屋山へと向かいました。途中で岩場が現れますと、そこは正面突破しました。岩屋山は木立に囲まれて平凡な山頂でした。ただその先はシャクナゲ尾根があり、良い感じで篠ヶ峰に向かえました。篠ヶ峰に着きますと、この日は春霞のために視界はうっすらとしており展望を楽しめませんでした。その先、点名・赤井に続く尾根にも尾根道は付いており、無難に歩けました。点名・赤井は木立に囲まれた山頂でした。その先に送電塔が二つ並ぶ所があり、そこからは展望が得られました。その頃にはけっこう足が疲れていましたので、巡視路があったことを幸いにその巡視路で一気に林道に下りました。

042

4/11

 大山(鳥取県)
 残雪の大山に向かいました。コースは弥山に向かう夏道コースです。空は快晴で、麓の気温は20℃とすっかり春の陽気でした。遠くから白く見えた大山も、いざ登り始めますと登山道に雪は全くありません。現れたのは四合目を過ぎてからで、六合目から漸く残雪の山らしくなりました。雪はよく締まっており、アイゼンで気持ちよく登りました。雄大な稜線を見ながらで、弥山の山頂まで2時間と手頃な登山でした。ただ単純な登りとあって少し物足りません。その弥山から見えていたのが剣ヶ峰です。途中の痩せ尾根は崩壊が進んでいますが、風も弱く条件としては悪くありません。そこで思いきって向かいました。なるほど超の付く痩せ尾根で猛烈に危険な所があり、これは登山対象のコースでは無いと思いました。それでも無事に剣ヶ峰に着き、大山の雄大な風景を満喫しました。その剣ヶ峰から弥山に戻って来ましたので、恐ろしい尾根を二度経験しました。
043 4/12  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

044

4/18

 三濃山(相生市)
 朝から快晴です。ちょっと遠出をしたくなる天気でしたが、この日は車を修理に出していました。代車はありましたが無理は出来ません。そこで近くの山で軽いハイキングを楽しもうと、三濃山に出かけました。コースとしてはごく一般的に「羅漢の里」からの登山道を歩くことにしましたが、このコースは16年ぶりです。鍛冶屋川の渓谷は新緑の季節を迎えていました。また沢にはツバキの花が点々と落ちていました。その風情を眺めながらゆっくりと歩きました。それにしても静かなハイキングで、途中で人に出会うことはありませんでした。山頂も同様です。その山頂には老木のアカガシが新しい枝を生長させており、けなげな姿でした。下山コースは南への尾根を辿りました。西山経由で戻ってきますと、結局歩行時間が3時間以上としっかり歩くハイキングになっていました。

045

4/19

 鍋子山(赤穂市)
 好天に誘われて、赤穂市の低山散歩に出かけました。この日は鍋子山と大鷹山の二つの山を目指しました。どちらも千種川に面したごく小さな山で、山頂に城跡のあることも共通しています。先に登ったのは鍋子山です。登山道を知らないままに北西麓に近づきますと、うまく巡視路に出会えました。そのまま送電塔へ、そして山頂へも少し荒れ道ながら小径が続いていました。山頂は出城程度の広さで、すっかり雑木に覆われていました。それでも下山で辿った北西尾根では北の山並みが望めました。

046

4/19

 大鷹山(赤穂市)
 鍋子山の下山を終えてもまだ10時でした。すぐに大鷹山に向かいました。こちらは中腹の八幡神社へと麓から参道が付いていました。八幡神社から先も山頂そばのテレビアンテナまで小径があり無難に山頂に立てました。こちらの山頂もすっかり雑木に覆われていましたが、尾根の途中に「弁慶の足形」と呼ばれる展望地があり、千種川流域が一望でした。下山は往路を戻りました。二つ合わせても午前で終わる軽いハイキングでした。

047

4/26

 城山(市川町)
 市川町の市街地の東に、城山がこんもりと小さな姿を見せています。その城山を南麓の永勝寺側から登りました。緩やかに小径が続いており、ごく普通に里山を登る雰囲気でした。その里山も新緑の季節を迎えて、淡い緑の色が優しげでした。ただ城山はマッタケ山のようで、その旨の立て札が点々とありました。その山頂にはNHKの共同アンテナが立っていました。そこからは南がすっきりと開けており、日光寺山から深山へと続く尾根が眺められました。下山は北西尾根の巡視路コースを下りました。けっこう倒木が有りましたが、小畑川の近くに下り着きました。その名に釣られて訪ねた訳ですが、城跡の雰囲気はあまり感じられませんでした。ごく普通の里山を登ったという印象で終わりました。
048 4/26  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

049

4/29

 遠見山(鳥取県)
 新緑の候になりますと、新緑の美しさに惹かれて鳥取若桜の山に登りたくなります。遠見山は旧八東町の市街地を北に見下ろす山です。登山コースは知りませんでしたが、緩やかな北尾根を鍛冶屋集落側からアプローチすることにしました。尾根の送電塔を目標に近づきますと、巡視路に出会えて無難に尾根に着けました。その後も尾根には小径が付いていましたので、順調に登って行けました。また尾根にはイワカガミが多く咲いており、目を楽しませてくれました。この尾根の圧巻は720mピークでした。そこは素晴らしい展望地で遠くは扇ノ山、氷ノ山が一望でした。その展望ピークと比べますと山頂は平凡でした。木立がぐるりと囲んでおり、展望はほとんどありません。そこで720mピークに戻って昼休憩としました。涼しい風を受けながら伸びやかな展望を楽しみました。

050

5/ 1

 明神岳(佐用町)
 佐用町の明神岳を仁方集落側から登りました。山頂の南東方向に少し離れて溜め池がありそこまで林道が通じていますが、それを歩かず適当に登って溜め池に着きました。青い湖面が緑に包まれて、優しげな姿でした。そこより多少のヤブコギを強いられながら山頂を目指しました。一度方向を誤り、溜め池まで戻って改めて山頂に向かいました。山頂はすっかり雑木に囲まれて展望はありません。また一帯は平らになっており、明神の名には似つかわしくない風景でした。下山は溜め池からは林道を歩いて戻りました。仁方集落が目前になりますと、眼下に棚田風景が広がりました。この日は山頂よりもこの棚田風景と溜め池の美しさが印象的でした。

051

5/ 2

 莇ヶ岳〜弟見山
     (鳥取県)
 09年のゴールデンウィークは山口県の名山に向かいました。この莇ヶ岳は山口県周南市と島根県との県境尾根にあります。鹿野ICからさほど離れていない登山口には10時過ぎに着きました。往路旧道コースを登って行きました。やや急坂が良い感じで続いていました。最後に鎖場があって莇ヶ岳の山頂に出ました。多くの登山者で賑わっていました。そこからは弟見山への縦走に移りました。クマザサの尾根は適度な歩き易さで、ブナの風景も目を楽しませてくれました。弟見山が近づくほどにクマザサはヤブのようになりましたが、弟見山の山頂は明るく開けていました。おかげで素晴らしい展望が楽しめました。引き返して莇ヶ岳に戻って来ますと、今度は誰もおらず静かな山頂が楽しめました。後は新道コースで下山としました。

052

5/ 3

 東鳳翩山(鳥取県)
 山口県では寂地山と並んで人気が高いとされるのが東鳳翩山です。山口市街からごく近い山です。金鶏湖からの一番ポピュラーなコースを登りました。やはり人気のある山のようで、登山道は良く踏まれており大勢のハイカーとすれ違いました。ただコースからの展望は良くなく、一度金鶏湖の方向が見えただけでした。そのコースの様子が山頂手前で一気に変わりました。木々が減って優しげな草地に遊歩道が続いていました。振り返れば東の方向が一望でした。そして山頂は露岩地になっており、大展望が広がっていました。生憎曇り空で視界もうっすらしていましたが、瀬戸の島も眺められました。人気の理由が良く分かりました。下山は錦鶏の滝へのコースを下りました。雄滝と雌滝の二つの滝があり、それぞれ個性のある姿でした。
053 5/ 4  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町東口>

054

5/ 5

 法沢山(豊岡市)
 久しぶりに法沢山登ろうと但馬に出かけました。じっくりと登ろうと、前回と同様に駒返峠を通る周回コースとしました。登山口がある奥小野集落はちょうど田植えが終わったばかりで、水を湛えた棚田風景が広がっていました。まずは駒返峠へと歩き出しました。途中で真新しい林道と出会えましたので、そのまま峠まで行けるかと期待したのですが、さほど歩かず終わってしまいました。その先は前回と同じく、北へと小さな尾根を登って県境尾根に出ました。その後は駒返峠を通ってひたすら県境尾根歩きです。以前はクマザサに覆われていた尾根ですが、クマザサは枯れかかっており所によっては消えていました。おかげでスムーズに歩いて山頂に着きました。山頂は好展望地で、日本海に但馬の山、京都丹波の山が一望でした。但し視界がうっすらとしていたのは残念です。下山は登山が付く北西尾根を下りました。ブナ林の広がる尾根は新緑がきれいでした。

055

5/ 9

 三川山(香美町)
 シャクナゲの花を見たく、少し遅いかと思いましたが三川山に出かけました。三川権現社を起点として、往路はBコースを登って行きました。登山道は新緑に包まれていましたが、残念なことにシャクナゲの花は終わっていました。そうなりますと新緑の風景を楽しむことに専念しました。尾根は急坂が続いており、それもけっこう楽しめました。山頂に出ますと、そこは林道工事の最中で雑然としていました。電波塔の建つ三川山山頂は展望は無く、いつもながら見所がありません。下山はAコースに入りました。そちらの尾根のシャクナゲも終わっていましたが、ブナと新緑の美しい尾根でした。シャクナゲは三川権現社の前に戻ってきたとき、見頃の花を見ました。

056

5/ 9

 嶋山(香美町)
 この日の三川山登山は少し物足りない気分が残りましたので、近くの低山を登ることにしました。それが佐津海岸に立つ嶋山です。手頃な登山道が嶋山八幡宮の裏から始まっていました。つづら道を目印テープを追いながら登りますと、神社から20分少々で山頂に着きました。三川山と同様にこの山も展望は良くなく、山頂も木立に囲まれていました。その下山中に展望を注意していますと、一ヶ所木立の空いた所があり、そこから見えていたのが訓谷浜でした。その海の青さは美しいの一言でした。
057 5/10  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町西口>

058

5/16

 鶴居城山(市川町)
 播但連絡道の市川SAが近づきますと、大中山の手前に山頂の木がすっきり刈られた山が見えてきます。いかにも展望が良さそうです。それが稲荷山城跡のある鶴居城山です。鶴居中学校のそばから歩き始めますと、城山の登山標識が現れました。それに従いますと、野道の先にゲートがあり登山道が始まりました。真新しい登山道でした。登山道は手を加え過ぎておらず、素朴さがあって悪くありません。途中では急坂もあってけっこう楽しく登れました。ゆっくり登っても40分とかからず山頂でした。山頂は遠くから見えた通りに素晴らしい展望台でした。この日は生憎の曇り空でしたが、七種の山並みを始め市川流域の山が一望でした。まずはピストン登山で鶴居城山を楽しみました。
059 5/17  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

060

5/23

 カザシ〜延命寺山
      (丹波市)
 一ヶ月半前に篠ヶ峰を岩屋山経由で登りましたが、このとき岩屋山の南に延びる尾根に興味が湧きました。小ぶりながら三角形の鋭い姿で二つの山が並んでいました。延命寺山とカザシです。そこでこの日はその尾根を北から辿ることにしました。岩屋山の南にあります620mピークまでは五ヶ野集落から向かうという、そのときと同じルートです。620mピークからはひたすら尾根を下って行きました。所々に露岩地があり、千ヶ峰が一望でした。カザシが近づきますと、ちょっとヤブの様相になりましたが、カザシを過ぎるとまた尾根道を辿れるようになりました。前方には端正な延命寺山が見えています。露岩地が多くなり、素晴らしい展望もあってちょっと楽しい尾根でした。延命寺山からは牧山神社へと一気に下りました。尾根では何度となく休憩を取りましたので、この日は7時間ほどのハイキングになっていました。ただその分だけ楽しいハイキングでした。

061

5/30

 鎌倉山〜鉢尾峰
     (加西市)
 前週は丹波市の山を登りましたが、その道中に加西市を通りました。その加西市内を北上しているときに見えたのが鎌倉山です。その端正な姿を見て登りたくなりました。10年ぶりです。今回は正式なハイキングコースを時計回りで歩くことにしました。普光寺からスタートして、まずは鎌倉山を目指しました。その登りでは「西ののぞき」で展望が楽しめましたが、鎌倉山の山頂は更なる展望地に変わっていました。北には笠形山も眺められて、涼しい中で昼どきを過ごせました。鎌倉山を離れますと、鉢尾峰まで尾根歩きです。柳峠へ下り、その先で大日如来のピーク、小天井ピーク、大天井ピーク(鉢尾峰)と小さなピークを踏んで行きました。この日の空は晴れと曇りを繰り返していましたが尾根は涼しい風が吹いており、気楽な気分で歩いて行けました。その尾根道コースを最後まで歩かず、途中で離れて普光寺山へと下りました。

062

6/ 6

 石金山(丹波市)
 山南町の和田地区を通るときに見る石金山の登山口標識が気になっていました。小新屋集落から登るルートです。石金山には正式な登山ルートでは登っていませんでしたので、このコースに興味を持って訪れました。登山口は小新屋観音の前でした。その登山道は尾根に出るまではずっと植林地を登ることになり、あまり楽しいとは言えません。主尾根に出てイタリ山からの尾根コースに合流しますと、周囲は自然林となって漸くハイキングらしくなりました。そして着いた山頂は360度の大展望でした。朝の曇り空もその頃には青空が広がっており、大展望を思いっきり楽しみました。その下山では周回コースで下りようと、北西の464mピークに通じる尾根を下って行きました。また植林の中を歩くことになりました。鞍部に着きますと、後は小新屋集落まで谷筋を歩きましたが、最後まで植林地でした。結局、主尾根以外は植林地を歩いていたことになりました。

063

6/ 7

 行者山(宍粟市)
 朝の姫路の空は快晴でした。久々に鳥取若桜でヤブコギ登山をしようと向かったのですが、天気は戸倉峠を境に大暗転しました。鳥取に入ったとたんに雨です。暫く待ちますと雨は止みましたが、ガスの空でした。そのガスがなかなか消えません。そこで鳥取の山は諦めて引き返すことにしました。そして地図無しでも簡単に登れる山で昼どきを過ごそうと、行者山に向かった次第です。スタートは生栖集落側の五合目登山口です。この生栖コースは尾根に出るまではほとんど植林の中を登りますので、登ることの面白みは少ないと言えますが、山頂は開放感あふれる所です。北の木立が切られており、すっきりと藤無山まで眺められました。その藤無山までの揖保川流域も一望です。往復で90分ほどのミニハイキングでしたが、満足度は十分でした。

064

6/12

 波佐利山〜大ボウシ
 (宍粟市・鳥取県
 波佐利山を鳥取側から登りたくなりました。地図を見て大ボウシも訪れる周回コースで歩くことにしました。下山を考えてハサリ林道の途中からスタートしました。そして林道終点から県境尾根へと向かいました。自然林と笹が続く尾根でした。笹は枯れかけており、無理なく登っていけました。県境尾根に出るとネマガリダケも現れて厳しさが出てきましたが、それも自然というものです。波佐利山が近づくと展望も現れて、ずっと歩き易くなりました。波佐利山は少し雑然とした山頂でしたが、氷ノ山が望めました。そこで昼休憩をして、午後は大ボウシを目指しました。ひたすら緩やかな尾根で、そこも自然林と笹の風景でした。波佐利山から2時間で大ボウシに着きました。大ボウシは自然林に囲まれて優しげな山頂でした。そして赤谷山から波佐利山、三室山と県境尾根が一望でした。本当にまる一日を自然なままの尾根歩きで過ごせました。

065

6/13

 花咲山(宍粟市)
 前日の疲れが残っていましたが、パートナーに誘われて軽めのハイキングを楽しむことにしました。花咲山は一宮町の中心部に近く、アプローチが簡単なこともあって選びました。北麓の嵯峨山に入って墓地前に車を止めました。そこからセンター一宮までは車道を歩き、センター一宮よりハイキングを開始しました。磐座のそばを通って南尾根に出るまでは植林地をずっと登って行きますが、ややマイナーな雰囲気でした。南尾根歩きとなって周囲は雑木林に変わり、雰囲気は一気に良くなりました。登るほどに展望も広がりました。但しこの日はモヤのきつい空で、近くの山も薄ぼんやりとしていました。NHKの中継放送所のそばで昼休憩とし、山頂でも一休みとしました。下山は麓までひたすら林道を歩きましたので、結局3時間ほどは歩いたようで、軽めのハイキングでもありませんでした。
066 6/14  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町西口>

067

6/20

 芦谷山〜三国岳
     (丹波市)
 三国岳と北東隣の芦谷山と組み合わせて登ることにしました。せせらぎ公園からスタートして、清流の森の別荘地そばから尾根に取り付きました。歩き易い尾根で、無難に三角点ピークに出ました。そこからは寄り道の形で芦谷山に向かいました。尾根は灌木ヤブがあり植林も多くあって、マイナーな尾根でした。芦谷山も雑木に囲まれて平凡なピークでした。三角点ピークに戻って昼休憩とした後、漸く三国岳を目指しました。尾根は始めこそ植林が主体でしたが、登るほどに自然林となって雰囲気が良くなりました。満開のヤマボウシや満開のエゴノキに出会いました。ただ天気は下り坂になっており、薄曇りから曇りへ、そして三国岳に着いたときは小雨が降ってきました。小雨はすぐに止みましたが、視界は薄ぼんやりとしたままでした。下山はハイキングコースを下りました。三国峠から山寄上集落へと向かうコースです。最後の林道歩きが少し退屈でした。

068

6/28

 平谷深山(佐用町)
 平谷深山は佐用町と美作市との境にある県境の山です。地図では破線の道が幾つか書かれているのですが、2002年の登山では谷を間違えて、道の無い谷筋を登ってしまいました。そこで今回は破線路を忠実に辿ることにしました。往路は平谷集落の北へと延びる車道を歩いて行きました。車道が終わりますと一気に荒れ道となりました。それが地図の破線路です。適当に登っているのと変わらず、途中でコースを外れてしまったため急斜面を無理やり登って県境尾根に出ました。尾根には小径があり良い感じで山頂に立てました。雑木林の山頂は雰囲気としては悪く無いのですが、展望はありません。下山は南の方向に向かえる破線路を辿ることにしました。その道も最初からはっきりとしていませんでした。方向を定めて適当に下りますと、谷に出て漸く小径に出会えました。それも笹ヤブの道でした。地図の破線路はなかなか難しいものです。