◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <高知県の山> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
蟠蛇ヶ森 ばんだがもり | 769.8m | 須崎市・佐川町 (高知県) |
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<登頂断念> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 佐川 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2009年12月】 No.1 | 2009-123(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
須崎市多ノ郷甲より 2009 / 12 |
蟠蛇ヶ森の蟠蛇とは蛇がとぐろを巻いている様のこととか。恐ろしげな名前だが、国道56号線を走って須崎市内を通っていると、北の空にその名には似ず、すっきりと鷹揚な山として眺められる。この蟠蛇ヶ森を突然の思い付きで登ることになった。2009年の年末から2010年年始にかけて高知の山を目指して小旅行に出かけたが、主な目的は県北の高峰だった。ところが高峰には予想外に雪が多く、雪を想定していなかったこちらとしては、少々戸惑ってしまった。30日こそ本山町の白髪山を何とか登ったが、雪に対する準備の必要なことを痛感させられた。そこで31日以降は雪を避けて、太平洋に近い山に目的を変更した。まず31日の山として選んだのは、四万十町の五在所ノ峯だった。山頂から太平洋の眺められるのが魅力だった。ところが宿泊先の高知市内のホテルを離れて西へと向かったところ、土佐市辺りでそれまで青空だった空に雲が広がり出した。雪雲のようで、程なく小雪がちらつき出した。この日は晴れの予想だったので、一時的なものと思っていると、雪は次第に強くなって、七子峠を越える頃には周囲の木々だけで無く、路面も白くなってきた。一度は五在所ノ峯の登山口まで行ったのだが、雪は止みそうになかった。登って登れないことは無かったが、展望を期待していたので、視界の良くないままの登山はしたくなく五在所ノ峯は諦めることにした。ただそれを決めた時点でまだ午前の時間であったため、午後は別の山を登ってみようと考えた。幸い東の空には青空も見られるようになっており、いっそう高知市内まで戻ってその周辺の山でもと考えて引き返すことにした。そして須崎市まで戻ったときに見たのが蟠蛇ヶ森だった。そこまで戻ると上空には青空が広がっており、蟠蛇ヶ森の上空も少し雲が多い程度で、その姿がくっきりと見えていた。この高知への山行で参考にしたのが「新分県登山ガイド・高知県の山」だが、この蟠蛇ヶ森も紹介されており、すんなりと午後の山はこの山だと決めた。そしてハイキング開始は南麓の桑田山集落の入口にある桑田山神社からとした。少し迷ったものの桑田山集落への細い車道に入り、桑田山神社前の駐車場に駐車とした。辺りには午前に降ったと思われる雪がうっすらと積もっていた。そこからガイドブック通りに桑田山神社を起点として、集落内の細い道を適当に登って行った。その小径なのだが、1本だけで無く何本もが縦横に付いており、また車道もあってその車道を何度か横切ることになった。横切るのは良いのだが、その先の小径への取り付きが雪もあって分かり難くなっており、何度か近くにいた集落の人に聞くことになった。すんなりと登れることを前提にしての午後のハイキングだったが、何度と迷った結果、民家から離れた位置の車道に出たときは、14時半になっていた。その先は林道の雰囲気になっており、その林道こそはっきりしているが、山肌は白くなっており、ガイドブックに書かれている山道がどこにあるのやら分からなかった。そこで林道を歩いて行くことにしたが、林道歩きでは大回りになるので、いつ山頂に着けるかはっきりせず、歩き出したもののほぼ登頂を諦める気分になってしまった。その林道歩きを30分ほど続けたとき、右手に山道が分かれていた。どうも送電塔の巡視路のようだったが、それを登れば山頂が近くなるのではと思えて、その山道を登ってみることにした。結果はむしろ山頂方向とは離れるようで、送電塔に着いたときを潮時として、引き返すことにした。空もまた曇り空に戻ろうとしており、それが諦めの気持ちを倍加させた。再び林道歩きに戻ると下山の途についた。その林道歩きの間に、明日、一月元旦のスケジュールをほぼ固めた。午前はこの日に登る予定だった五在所ノ峯を登り、午後にこの蟠蛇ヶ森を登るというものだった。但し蟠蛇ヶ森は、この日のように桑田山神社から歩けば時間がかかり過ぎるので、集落を通り抜ける車道が林道となる位置まで車を進めて、そこから歩き出すことにした。そこでこの日の下山では車道を桑田山神社まで歩いて、車道の様子を知ることにした。やはり車道は緩やかなだけに登山道と比べてずっと距離が長く、すんなりと歩いて行けたものの、16時を過ぎて漸く桑田山神社の駐車場に戻り着いた。すでに辺りは夕方の光に変わろうとしていた。何とも消化不良で2009年の登山を終えることになったが、また明日登ればよいと思うと、その点は気が楽だった。この後は高知道を一気に走ったので、高知市内のホテルには17時を少し過ぎた時間に戻っていた。 (2010/3記)(2021/10写真改訂) |
<登山日> | 2009年12月31日 | 13:41桑田山神社スタート/14:28林道に出る/14:58[6番]鉄塔に立ってそこより引き返す/16:07エンド。 | |
(天気) | 晴れたり曇ったりで、雪雲が絶えず北から流れてきた。途中からは小雪がちらつき出したもした。気温は−1℃と冷え込んでいた。視界は少しうっすらとしている程度だった。 | ||
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