TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
峰相山    みねあいさん 244m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2013年8月】 No.4 2013-68(TAJI)
 
    姫路市太市より  2013 / 8

 地形図で峰相山を見ても載っていないが、峰相山の尾根を歩いていると、山頂の少し東側で太陽公園の方向を示す標識があって、小径が分かれていた。そのコースを一度歩いてみたいと太陽公園の周辺を探ったのだが、どうも登山口がつかめなかった。そこで尾根から下って、どの辺りに下り着くのか知りたいと思った。向かったのは2013年のお盆休暇のことで、猛暑が続く中でのことだった。
 勝手の分かる「峯相の里」へと入ると、公園内の奥にある休憩舎の先まで車を進めて、その辺りにあった駐車場に車を止めた。そこより北へとまだ車道は延びており、その車道を歩き始めた。開山堂の広場を過ぎて観音堂への参道に入り、その観音堂を過ぎると山道となった。すぐに害獣避けゲートがあり、そこを抜けて山道を進んで行った。そのまますんなりと尾根に出られるものと思っていると、途中で一気に草藪になってしまった。その雑草は外来種と思われたが、2メートルほどの丈があり、びっしりと生えていた。仕方なくヤブコギで突破することにした。ヤブの距離は長くはなかったものの、草の種などをけっこう吸い込んでしまった。そこを抜けるとまた歩き易い山道となり、鶏足寺の跡を通った先で尾根道に合流した。尾根道は山陽自然歩道でもあるので、もう気楽なものだった。但し尾根の気温は30℃近いとあって、けっこう汗をかきながら歩いた。雑木に囲まれた尾根道を歩いて行くと、山頂の方向を示す標識が現れて、そちらに向かうと、ごく僅かな距離で山頂に出た。そこも周囲を雑木林に囲まれており、展望は無かった。そのため山頂には数分立っていただけで、すぐに尾根道に戻った。東へと歩いて行くと、右手に観音堂に戻れる別のコースが分かれたが、それを横目に尾根を進むと、程なく左手にまた小径が分かれた。それが太陽公園に通じる道だったが、分岐点にあった太陽公園方向を示す標識は無くなっていた。標識が無くとも小径を下って行くことにした。相変わらず雑木林の中を歩くことになったが、少し下ると枯れ沢に沿うようになった。そして行き着いた所はお寺のそばだった。そこからが太陽公園の敷地のようで、お寺は廃寺となった鶏足寺の名を付けた真新しい寺だった。その寺の前が壮観だった。おびただしい数の像が立っており、それはどうやら羅漢さんのようだったが、像は等身大とあってなかなかの迫力だった。他にもピラミッドに似たものが近くに見えていた。遠くには天安門に似たものも見えていた。太陽公園についてはほとんど知識はなかったが、世界の有名建造物を模したものを展示しているようだった。それに加えて羅漢像を展示すべく鶏足寺を建てたのではと思われた。どうもすっかり観光地に来てしまったようだったが、ここは有料施設でもあるので、大っぴらに歩くのは遠慮することにした。それでも少し下った位置から羅漢像と鶏足寺を見上げた。そこは36℃の猛暑とあって、そもそも歩き回る気にはなれなかった。それでも炎天下をちらほら家族連れや若いグループが歩いているのを見た。尾根からの道がどこに通じているのかが分かったので、後は尾根へ引き返すことにした。戻ると言っても小さな山なので、10分ほど歩くだけだった。そして下山は山頂の少し東から始まる観音堂への小径を下った。その小径にはヤブは無く、ごくスムーズに下って行けた。麓が近づくと植林地に入り、そこを抜けると観音堂の参道に下り着いた。どうやら峰相山の山頂に立つには、こちらのコースが正解のようだった。後は駐車地点へと真っ直ぐな車道を戻って行った。
(2013/8記)(2021/2改訂)
<登山日> 2013年8月16日 11:22スタート/11:31峯相観音堂/11:52山陽自然歩道に合流する/11:55〜12:03山頂/12:08太陽公園への道に入る/12:18〜38鶏足寺/12;49〜55尾根に戻ってくる/13:09峯相観音堂の近くに下り着く/13:15エンド。
(天気) 快晴。うっすらとした青空だった。山頂の気温は29℃ほどで、ほのかに涼しい風を受けた。その後鶏足寺に下りてきたところ、そこは36℃の暑さだった。視界はうっすらとしていた。
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「峯相の里」の車道を北へと進み、休憩舎の近くにあった駐車場に車を止めた そこより辺りの風景を見る 峰相山の方向へと続く真っ直ぐな車道を歩き始めた
 峰相山が近づいて
 周囲は林の風景と
 なってきた
   開山堂の前に出た
   そこは広場になっ
   ていたので、ここ
   まで車を進めても
   良かったようだっ
   た 
開山堂を眺める 開山堂のそばの石段を登って行く すっかり参道の雰囲気だった
十一面観世音菩薩が祀られている観音堂の前に出た 更に進むと害獣避けゲートを通ることになった コースはごく普通の山道となった
古寺が建っていたと思われる跡を通った すんなりと尾根に出られると思いながら登って
いたが
突然、猛烈な草藪に突っ込んだ
草藪を突き抜けると、今度はシダヤブだった ダヤブを抜けると、再び登山道を歩くようにな
った
緩やかな登山道を進んで行く

 鶏足寺が建っ
 ていたと思わ
 れる所に出た

 小さな祠が建
 っていた

 五輪塔が残って
 いた
主稜の山陽自然歩道に合流した すぐに山頂への標識が現れた 標識の位置から目と鼻の先が山頂だった

 峰相山の山頂は
 すっかり木立に囲
 まれて展望は無か
 った

 頭上を覆う木立を
 見る
山頂をすぐに離れて山陽自然歩道に戻った 観音堂に戻る道が現れたが、そこは通過した 優しげな尾根道を進んで行った
太陽公園への道が分岐した 但し太陽公園の名
は消えていた
その小径へと入って、道がどこに続いているの
か探ることにした
下るうちに、枯れかかった沢に沿うようになっ
展望の無いままに道は緩やかになってきた お寺のそばに下りてきた 寺の名は鶏足寺で、山上の廃寺と同じ名だった
その鶏足寺の前が壮観だった 等身大の羅漢さんがずらりと並ん
でいた
 その何百体とある羅漢さんの前に回ってみた 下から眺めるといっそうの迫力があ
った
遠くには天安門広場に似せた建物も見えていた もうここは太陽公園の一角のようだった 東に見えるのは書写山だった

 近くにはピラミッド
 とスフィンクスも作
 られていた

   但しここは有料施設
   のようなので、少し
   眺めただけで、鶏足
   寺に戻った
下りてきた道を戻って、尾根に引き返すことにした 尾根が近づいてきた 山陽自然歩道に出ると、山頂方向に戻った
峯相観音堂に通じる小径に入った こちらの道はヤブは無く、気楽に歩けた 植林地を通ることになった
麓が近づくと、害獣避けゲートが現れた 峯相観音堂への参道が見えてき 参道を開山堂の方向に下った
後は車道を歩いて駐車場に戻るだけだった 前方に見えていたのは城山だった 駐車場が見えてきた