2020年7月に城山を登ったときは、下山路として楯岩城址を通って若王子神社に下るコースを歩いた。そのコースが城山を登山として楽しむのに一番適しているように思えた。そこで8ヶ月後となるこの日は若王子神社を起点としてピストンで楽しむことにした。
若王子神社に通じる道は神社の手前に害獣避けゲートがあるが、それを開けて神社まで車を進めるのが面倒くさく思え、ゲートの手前にあった空き地に車を止めた。ゲートを抜けて若王子神社の前に出ると、そこからは楯岩城址遊歩道が始まっていた。そこからの城山ハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。遊歩道は作業道と呼べそうなほどの幅広の道で、ときおり現れるヤマザクラははや満開の姿だった。幅広の道は20分近く歩くと終点となり、その先からは程良い歩き易さの山道が始まっていた。遊歩道終点から10分と歩かず城山の西隣となる220mピークに着いた。そこにはNHKのアンテナがあり、一帯は楯岩城址だった。後は東へと林道歩きに入った。それも数分で離れて山頂に通じる登山道を登り、楯岩城址から8分で城山山頂に到着となった。山頂では一等三角点こそ目立っていたが、展望は南の方向にごく僅かに見えるだけだった。それでもまだ新緑が芽生えていないため夏よりは木々の隙間が開けており、京見山から白毛山へと続く尾根を眺めることが出来た。但し展望は山頂より少し東へと歩いた所にある城山中継局の近くで得ることが出来るので、そちらへと移動した。中継局より更に東へと少し下った所に大岩があり、その上に立つと姫路市街が一望となった。その展望を楽しむと山頂へと戻り、予定通り往路コースを辿って若王子神社へと戻って行った。トータル1時間半ほどのミニハイキングだったので、午後のひとときの運動としては最適だったのではと思えた。
(2021/3記) |