TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
大乗山    だいじょうさん 299.8m 三日月町
 
点名・時重    ときしげ 336.3m
1/2.5万地図 : 三日月
 
【1999年12月】 No.1 1999-75(TAJI&HM)
 
    三方里山より  2019 / 11

 三日月町能谷集落の奥より三日月本郷林道は始まっており、その入口付近に駐車とした。そこからは林道に入らず、能谷集落の道を戻った。三日月集落まで歩くと、集落にある磐筒男神社の長い石段を登った。本殿に着いてみると、地図に無い道がそこまで付いていた。本殿裏の尾根を登って行く。始めに墓地があって細道が付いていたが、間もなく不明瞭となったため、尾根を適当に登って行った。周囲は貧弱な植林帯で、下生えは少なく歩き易かった。やがて平坦部に出ると、細いササと灌木が混じる穏やかな風景となった。1メートル幅ほどの踏み分け道が続いており、ちょっとしたハイキングコースだった。その尾根道を歩くうちに林道に出会った。地図には載っておらず、地図に描かれている林道が延伸したのではと思われた。林道を歩いても良かったが、尾根筋を忠実に辿ってみることにした。しかし林道との合流点からは尾根道は消えてしまい、荒れた潅木帯を進むことになった。進むうちにまた林道に合流することが二度続いたので、後は林道を歩くことにした。ほぼ平坦なまま大乗山そばまで来て、 そこより林道は南へと下り坂になる道とそのまま西に向かう道に分かれた。もう山頂は間近になっていたので、林道を離れて植林帯を登って行った。そして僅かな時間で山頂に着いた。山頂の三角点のそばには小屋が建っていたのかもしれなかったが、既に残骸になっていた。山頂部はやや荒れた雑木帯で、松の喬木が多く見られた。展望は樹間を通して周囲のなだらかな山並みを見る程度だったが、少し南寄りの位置に共同アンテナがあり、その辺りは刈り払われていたので、南から西にかけてに展望があった。足元には三日月町の町並みと三方里山、その右手は御殿山か。南西には多賀登山が見えている。風の来ない位置を見つけて 暫し休憩とした。陽射しに当たっていると快かったが、段々と雲に遮られる時間が長くなったため下山に移った。下山はずっと林道を戻って、そのまま駐車地点へ向かうことにした。林道はずっと緩やかで、時おり展望はあるものの、概ね単調な林道歩きだった。50分も歩いたろうか、林道がヘアピン状に曲がって東の尾根が間近になったとき、急に思い付いて尾根続きにある三角点ピークを目指すことにした。林道を離れると急斜面を登って尾根に出た。後は終始歩き易い尾根道歩きだった。周囲は雑木帯で落ち着きがあって、大乗山よりも雰囲気は良いと思えた。その尾根も松の木が多かった。 展望は木々の切れ目より時々東の方向が見える程度だった。336mピークに着いて四等三角点(点名・時重)を見る。周囲を雑木に囲まれており、展望は無かった。そこからは北の谷に向かって一気に下った。植林帯の急斜面を木に掴まりながら沢に下り着くと、そこからは沢筋を下った。支林道の終点位置に出ると、支林道を歩いて三日月本郷林道に合流した。後は三日月本郷林道を歩いて駐車地点に戻った。
(2004/12記)(2024/1写真改訂)
<登山日> 1999年12月19日 10:13スタート/10:31磐筒男神社/11:15〜12:20大乗山/13:09分岐点/13:43[336m]ピーク/14:16エンド。
(天気) 兵庫北部は雪だったが、三日月町は雲が多いながらも晴れの空だった。ときに薄雲が広がったが、また青空に戻った。常に風が吹いており、身を射すような冷たさだった。ただ風の来ない日溜まりは、ほのぼのと暖かかった。視界はまずまず良かった。
<< Photo Album 1999/12/19 >>
大乗山の山頂に立った 山頂の三等三角点(点名・三日月)を見る 山頂の少し南寄りの位置は展望があった 西から北西にかけてを眺める

三角点のそばには
小屋が建っていた
のか、既に廃墟に
なっていた

上の写真に写る御
殿山を大きく見る
三方里山の左手、西から南西にかけてを眺める 赤十字山から多賀登山へと続く尾根を眺める 左の写真に写る多賀登山を大きく見る
山頂を離れて林道を戻っているとき、林道からも多賀登山を見た 336mピークに近づいたとき、東に展望を得た 左の写真に写る340mピークの辺りを少し大きく見る