TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
感状山    かんじょうざん 305m 相生市
西山      にしやま 339.0m
 
1/2.5万地図 : 二木
 
【2022年10月】 No.3 2022-150(TAJI&HM)
 
    《感状山》 矢野町瓜生より  2022 / 10

 感状山を2009年に登って以降、訪れていなかった。この方面の山となるとどうしても三濃山に向かってしまうことがその理由だったが、三濃山以外でもその方面で昼どきを過ごそうと考えたとき、感状山は当然候補に挙がってくる山である。10月も後半に入ると肌寒い日が多くなって来るが、好天の日の日中は屋外で過ごすには絶好の季節と言えそうだった。この日はその好天の空だった。四日前にも同じ考えで相生市街の宮山を登っていたが、そのときに感状山で昼を過ごすのも悪くないと思ったものである。そこでこの日も山上で昼を過ごそうと感状山に向かった次第だった。駐車地点は瓜生の里の駐車場とした。そこから瓜生羅漢へと向かうと、その途中で右手に感状山への道が分かれた。その登山口から感状山までは550mの距離だった。始めは階段状の遊歩道が暫く続いた。その階段にはおおよそ80m毎に城跡までの距離を示す標識が立っていた。階段が終わると、尾根コースが右手から合流した。その位置は大手門に通じる小径の分岐点でもあった。大手門には向かわず北へと向かった。そこからは遊歩道の感じは無くなり山道の風情となって岩の上を歩くこともあった。そして城跡の入口となる物見岩に着いた。そこは露岩地になって開けていたが、展望が良いとは言えなかった。物見岩の標高は256mとなっており、山頂までもうひと登りだった。鉄パイプで作られた階段があり、ごく緩やかな道となって山頂の南側に回り込んだ。その当たりは展望があって、瀬戸の海も眺められた。城跡を歩くとあって南U曲輪、北U曲輪と過ぎると一段と開けた所が現れた。その場所はT曲輪となっており、山頂と言える所だった。好展望地でもあって東から南へと広く眺められた。その山頂で昼休憩の予定だったが正午までにまだ30分ほどあったので、尾根続きとなる西山まで歩くことにした。感状山から先は純然たる山道だった。標識こそ無いものの道ははっきりとしており、傾斜も緩やかでスムーズに歩いて行けた。但し展望は無かった。感状山から20分ほど歩くと、あっさり西山の三等三角点(点名・西山)に着いた。そこは単なる通過点の雰囲気だったので、山頂に立った感じは無く単に三角点を見に来ただけだった。すぐに引き返した。そしてすっきりと開けたT曲輪に戻って来ると、改めて昼休憩とした。最初に立ったときから40分ほどしか経っていなかったのに、気温は5℃も下がってひんやりとした空気感になっていた。北から冷気が流れてきたようだった。それでも陽射しはあったので暖かさはあった。感状山での昼休憩を終えると、すんなりと往路を引き返して羅漢の里に戻った。登山口まで下りて来ると、そのまま駐車場には向かわず瓜生羅漢を訪れることにした。ひっそりとした散策だった。その後も売店で買い物をしたりと羅漢の里を楽しんでから駐車場へと戻った。
(2022/11記)
<登山日> 2022年10月25日 10:38羅漢の里駐車場スタート/10:44感状山登山口/11:16〜29感状山/11:50西山/12:07〜22感状山/12:52感状山登山口/12:57〜13:00瓜生羅漢/13:14駐車場エンド。
(天気) 晴れ。昼前は雲が増えたが、正午を過ぎて青空が広がってきた。最初、山頂に立ったときの気温は21℃だったが、二度目に立ったときは16℃に下がっていた。山頂では冷たい風を受けた。視界は澄んでいた。
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羅漢の里の入口側にある第1駐車場に車を止めた 羅漢の里へと歩いて行く 羅漢の里に入った
羅漢の里の案内図を見た  瓜生羅漢に通じる道に入った 古びた建物のそばを通った
感状山の登山口が現れた  城跡の入口まで550mだった 登山口からは階段状の遊歩道を登った
階段道はつづら折れになっていた ほぼ80m毎に距離の標識が立っていた ベンチが置かれているのを見た
階段道は長く続いた 階段が終わると、城跡の入口まで120mだった 純然たる山道となり、岩も多くなった
前方が開けてきた そこは物見岩で、感状山城跡入口だった 物見岩に上がってみた
南の方向の展望だったが、近くの尾根を見るだけだった 鉄パイプで出来た階段を登った 山頂の南側へと回り込んだ

南から南西にかけ
ての展望が現れて
宝台山が眺められ

石垣が現れた 南麓の風景を見ることがあった 開けた所が現れた 「虎口」の名を見た

(←)
いかにも城跡の雰
囲気がある所が現
れた そこは南U
曲輪だった

 (→)
  山頂となるT曲輪
  が間近になった
T曲輪に着くと、そこは一段と広くなっていた 展望もあって休むには良い所だった
山頂の標柱は「感状山城跡」だった 標柱のそばの標石は「感状山城跡基準点」だった 山頂は憩うには良い所だった
東から南東にかけてに展望があった

上の写真に写る大
蔵山を大きく見る

左の写真に写る高
巖を大きく見る
仏ヶ台山の右手に西島も眺められた 西島を大きく見る
正午まで時間があったので、西山に向かった 赤テープを追って歩いて行く 道ははっきりしていた ヤブっぽい所が現れたが、気にせず進んだ
すぐにゆったりとした道を歩くようになった シダの茂る所が現れたが、道ははっきりしていた 西山が近づいても、緩やかな道だった

西山のピークに着
いた 単なる通過
点の雰囲気だった

ピークのヤブの中
に三等三角点(点
名・西山)を見た
すぐに感状山へ引き返した 基本的に緩やかな下り坂だった 感状山が間近となって上り坂となる
北曲輪群のそばを通った 感状山の山頂(T曲輪)に戻ってきた 山頂にT曲輪の標識を見る

(←)
明るい山頂で昼食
とした

 (→)
  南東に見えていた
  のは淡路島だった
的場山の山頂を見る 休憩を終えて、登山口へと向かった 城跡の雰囲気は良かった

(←)
往路で眺めた位置
よりも広く南の方
向が眺められる場
所があった

 (→)
  物見岩まで戻って
  きた
階段の遊歩道を下って行く 登山口に戻ってきた 登山口からは羅漢石仏の方向に向かった
順路に従って歩くと、鉄の小橋を渡った 石段を登った 瓜生羅漢が見えてきた
瓜生羅漢は頑丈な柵で囲われていた 柵の上から瓜生羅漢を眺めた
羅漢さんを大きく見る 順路に従って下りに向かった メイン通路に戻ると、休憩所の前を通った
感状山の登山口に戻ってきたとき、注意書きがあることに気付いた 山ヒルに対する注意だった 羅漢の里の売店が見えてきた その売店にも立ち寄ってみた 駐車場へと戻って行く