TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
雄鷹台山    おたかだいやま 310.5m たつの市・相生市
 
1/2.5万地図 : 網干
 
【2005年7月】 No.3 2005-47(TAJI&HM)
 
    屋津坂より  2005 / 7

 室津港の北西にあって、嫦娥山とは屋津坂を挟んで向かい合う雄鷹台山を、2005年7月の暑い盛りに訪れた。午前をこの雄鷹台山から野瀬奥山への登山で楽しみ、午後は近くの浜で海水浴でもと考えていた。車は屋津坂を室津側から入って、すぐに目に付いた車2台分ほどの空き地に駐車とした。朝の涼しいうちに登ろうと来たのだが、9時の時点でもう気温は28℃まで上がっていた。ただ屋津坂の道は木々に囲まれており、また風も通って涼しさがあった。鳩ヶ峰のそばの峠まで来ると、雄鷹台山への登山口標識を見た。そこからの登りが暑かった。南面のややきつい坂を登って行くので、まともに陽射しを受けることになった。風も無く一気に体感温度が上がる思いで、またたく間にバテてきた。たまらず最初の展望台となる雌雄大岩で一休みとした。この日はモヤの強い空で、そこから見える瀬戸の風景は薄ぼやけていた。海も空も白っぽく、その境は判然としていなかった。この一休みで少しは疲れは消えたかと思ったが、少し歩くと、またバテ状態に戻ってしまい、何とも体が重かった。その状態でも休まず登り続けて何とか山頂には着くと、思わず三角点そばに倒れ込んでしまった。暫し、死人状態である。気温は高くとも木陰の中での登山なら問題は無かっただろうが、強い陽射しを受けての低山登山は本当に厳しかったと言えた。もう野瀬奥山へと向かう気力も体力も残っていなかった。30分ほど寝ていると、少しは体温が正常に戻ったのか、気分も漸く良くなってきた。後は登って来た道をただ引き返すだけである。下山は楽なもので、一気に麓へと戻った。それにしても何ともだらしのない雄鷹台山登山になってしまった。
(2006/2記)(2010/3改訂)(2021/12写真改訂)
<登山日> 2005年7月18日 9:07スタート/9:25登山口/9:52頂上直下の展望地/10;00〜30山頂/10:50登山口/11:08エンド。
(天気) 薄晴れの空で、淡く青空が覗いていた。登山口辺りで気温は28℃。直射日光を受けているととにかく暑かった。山頂の木陰は涼しさがあったが、気温は29℃。視界は悪く、海と空との境は判然としておらず、近くの風景もぼやけていた。
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登山道を登り出すと、大岩の展望台に出た 大岩の上に立って大浦湾を見る 蒸し暑さにバテてしまい、山頂に着くと倒れ込んだ

(←)
三角点の辺りはゴ
ミが目立った

 (→)
  下山時に山頂に近
  い展望地に立つ空
  と海の区別がつか
  ない