TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
的場    まとばさん 394.1m たつの市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2002年6月】 No.2 2002-46(TAJI&HM)
 
    金輪山より  2002 / 6

 この日は波賀町の戸倉山を目指していたのだが、山崎町を過ぎると天気はどんどん悪くなり、波賀町では小雨が降り出す始末だった。好天は望めそうにも無いので、戸倉山はあっさり諦めることにした。そこで晴れている南部に戻って色々と考えた末、昼食がてらの山として的場山を登ることに決めた。的場山に向かう前に、東向かいとなる金輪山に山頂まで車で登り、的場山の姿を眼に納めた。駐車は龍野城内にある歴史資料館の駐車場とする。駐車場からは本丸御殿の前を抜けて、鶏籠の小径に入った。小径は途中で鶏籠山方向と紅葉谷方向に分かれるので、紅葉谷方向に向かう。程なく紅葉谷の遊歩道に合流した。緩やかな坂がコンクリート舗装されており、全く遊歩道の雰囲気だった。辺りは鬱蒼とした森で薄暗い。市街地に近くで絶好の散歩道なのだが、閑散としていた。登り詰めた所が両見坂峠で、そこより右の鶏籠山方向と左の的場山方向に分かれるので、的場山に向かう。純然とした山道に変わった。けっこう急坂があって、踏ん張って登らなければならないが、ただ昔から良く歩かれている道なので、山道として味わいが感じられた。まずは気持ちよく登って行った。どんどん高度を上げる。中腹も過ぎると時々展望の開けることがあり、北東方向に伊勢山や広峰山から北に広がる山並みが眺められた。遠くには笠形山も見えている。そのまますぐにでも山頂かと思っていると、傾斜は緩くなり、山稜歩きのようになって小さなアップダウンも現れた。前方に山頂の電波塔が見えて来る。終始、落ち着いた尾根歩きで山頂に着く。山頂は明るい陽射しをいっぱい受けており、本来なら相当暑いはずなのだが、涼しい風が吹き渡っており、その強い陽射しもかえって快く感じられた。暫し三角点そばの木陰で休憩とした。この的場山山頂には幾つかの無線中継所があるので眺めは良いはずだが、どの電波塔の周囲も木々が大きくなっており、さほど展望が良いとは感じられなかった。その山頂にあって唯一すっきり見えるのが南の方向だった。それも三角点の位置からでは無く、少し下りた舗装路からで、瀬戸内方向が一望出来た。
(2002/6記)(2014/4改訂)(2020/5写真改訂)
<登山日> 2002年6月22日 11:37歴史資料館よりスタート/11:53両見坂峠/12:19〜13:02山頂/13:29両見坂峠/13:46エンド。
(天気) 強い陽射しが降り注ぎ、真夏の明るさだった。紅葉谷は少し蒸す感じがあったが、尾根に出てからは風を受けるようになった。また山頂は本当に涼しげな風が吹いており、けっこう快適だった。この日は湿度が低く、また視界は十分に澄んで、風景が鮮やかに見えていた。
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的場山に登る前に
車で金輪山を訪ね
て、的場山を眺め


的場山は麓から登
った その山頂に
着くと山頂から少
し下がった所にあ
る車道からの展望
が良かった

北に亀山を見る

亀山の左手に大蔵
山を見る
北東方向を眺める 左の写真に写る山並みを大きく見る
上の写真の左手に笠形山を見る 南東の海上に淡路島を見る 左の写真の左手に城山を見る

(←)
両見坂へと下って
いると、展望の開
けた所があった

 (→)
  伊勢山は下るほど
  に姿良く見えるよ
  うになった