TAJIHM の 兵庫の山めぐり <淡路 
 
妙見山    みょうけんさん 522m 淡路市
 
1/2.5万地図 : 志筑
 
【2002年2月】 No.1 2002-10(TAJI&HM)
 
    洲本市の海岸より  2002 / 2

 妙見山と名の付く山は各地にあるが、淡路の妙見山には2002年2月に訪れた。登ったコースは東浦町の釜口から。釜口小井バス停の近くより、裾の住宅地への道が始まっていた。その入口そばに駐車スペースが有ったので、そこに駐車とした。その住宅地への道を登って最奥にある家を過ぎると、道は沢沿いを進むようになった。辺りは鬱蒼とした竹林になっていた。道幅は狭いながらもコンクリート舗装されていたのは、その竹林のためかも知れなかった。竹林に陽射しが遮られていたものの、春のような暖かさだったので、Tシャツ1枚で登って行けた。やがて土道に変わって道が二手に分かれると、そこからは目印のある尾根コースを辿って行くことにした。やや急尾根となってきた。程なく竹林は終わり、照葉樹の森に変わった。樹林は密生しており薄暗かった。そして根元にはその落ち葉がうずたかく積もっていた。その何とも言えない柔らかい感触が面白いと思えた。しっかり歩かないとバランスを崩しそうだった。尾根はあまり緩くならないままに、どんどん高度を上げた。標高500m余りと言えども、海岸線からなので登り堪えはあった。展望地でも有ればと登って行くが、いつまでも樹林は密なままで展望はなかなか現れなかった。木々は低い位置まで枝を伸ばしており、枯れた枝が所々でぶら下がっていた。立ち休憩のみで登山を続けるうちに尾根は少し緩くなり、山頂部に近づいたことが分かった。程なく山頂そばの鳥居に着いた。そこより石段を登った所が山頂にある妙見宮だった。そのお堂は「開運北辰妙見大菩薩」と記されていた。周囲は杉林となっており、辺りを薄暗くしていた。まだ2月とあってさすがに肌寒さを感じた。なお山頂までは北西の大塔峠より林道が延びて来ているが、それとは別に真新しい林道が西に向かって付いており、そちらを少し歩いて展望の良い所で休憩をとることにした。林道は削られたばかりの土が剥き出しだった。緩やかに下って行くと、所々で西に展望が広った。間近に大きく見えるのは常隆寺山か。明るい陽射しが降り注ぎ本当に暖かかった。山頂から400mほど離れた所が少し広場となっており、 そこで休憩とした。その位置からは南の海側も見えていたが、モヤが強くて薄ぼんやりとしか見えていなかった。下山は往路を辿って下って行った。午後にもう一山登る予定だったので、落ち葉が良いクッションとなって足の負担を少なくしてくれたのは助かった。ただこのコースに展望が無かったのは残念なことだった。
(2002/8記)(2011/5改訂)(2021/7写真改訂)
<登山日> 2002年2月8日 9:50スタート/10:43〜11:17山頂/11:58エンド。
(天気) 少しモヤがかっているのか、淡い青空が広がっていた。気温は15℃と春先のような暖かさだった。風もほとんど無く、陽射しが快かった。視界はモヤがきつく、遠方は薄ぼんやりとしか見えていなかった。昼頃になると、空全体にモヤが広がったのか、薄晴れの空となった。
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山頂の妙見宮が近づくと、鳥居が現れた 妙見宮は木々に囲まれて薄暗かった 西に延びる林道を少し歩いて山頂を振り返った

林道を歩いている
と、所々で展望が
現れた

北西に常隆寺山を
見る

常隆寺山を大きく
見る