TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬
 
来日岳    くるひだけ 566.6m No.3 豊岡市
大師山    たいしやま 230m No.1
 
1/2.5万地図 : 城崎
 
【2014年11月】 2014-110(TAJI&HM)
 
    《来日岳》 豊岡大橋の近くより  2014 / 11

 城崎温泉街が見下ろせる大師山に向かったのは、2014年11月の最後の土曜日だった。天気予報は曇り空だったが、城崎が近づくと晴れ間が見られるようになった。これで良い感じのハイキングが出来ると思っていたところ、城崎温泉は週末とあって、温泉街に近い駐車場は空いていなかった。離れた駐車場も週末はばか高い料金設定になっていた。そこで急きょ来日岳登山に切り替えることにした。
 来日バス停のそばから始まる来日コースを登ろうと登山口まで来たところ、そばの空き地は駐車禁止になっていた。そこで近くに旧内川村役場跡があったので、そこなら迷惑にならないだろうと思えて、その前に駐車とした。そこから山頂までのコースの様子は、3回目とあってここには詳しく書かないが、前回よりも標識が整備されているように思えた。その一つが登山口にあり、城崎温泉駅を起点にして来日岳と大師山の両方を登るコースが紹介されていた。コースタイムは4時間だった。それを見て再び大師山を訪れたい気持ちが起きた。ただ朝からのハイキングなら余裕で歩ける時間だったが、昼を回ってのスタートなので、来日岳の山頂に着いたときに大師山まで歩くか決めることにした。この日の誤算は天気で、晴れ間が見られた空は、ハイキング開始と共に曇り空に戻ろうとしていた。そのうちに雨粒もぱらついてきた。気温も徐々に下がり、薄ら寒さを感じながら登った。紅葉はほぼ終わりとあって、落ち葉が登山道を隠していた。304mピークまでは急坂が多くあるが、そこに落ち葉が積もっており、それが雨に濡れているとあって、けっこう滑り易くなっていた。一度滑ってしまい、腕を擦りむいてしまった。304mピークを過ぎると鞍部へと下るが、鞍部の辺りは標高250mなので、50mほど下ることになった。そして山頂へと300mほど登り返す。山頂が近づいて分かったことは、一帯の雑木が少し伐られていることで、以前よりもすっきりしている印象を受けた。そして山頂手前にある展望台に立ってみると、前回は見えなかった城崎温泉や大師山が眺められた。一時は雨のぱらついていた空は、その後は小康状態で、暫く雨は降らなさそうに思えた。時計を見ると14時を少し回ったところだった。日の短い季節だったが、大師山まで4.6kmとあったので、大師山経由で下山しても、まだ明るさのあるうちに下りられそうだった。そこで大師山まで歩く考えを実行することにした。気楽なのはずっと林道歩きの上に、ほぼ下り坂だったことで、足への負担は軽かった。林道上にはほぼ400mおきに標識が立っており、歩く目安になった。林道は途中で大師山に向かう道と来日集落に向かう道に分かれたが、そこにも標識が立っており、間違いようがなかった。ところが道誤りをしてしまった。その次にまた林道が分岐したとき、そこに標識は立っていなかった。そこを何気なく広い道の方に入ってしまった。その林道をどんどんと下ってしまい、突然林道が終点となったことで、道誤りに気付いた。すぐに引き返したが、15分ばかりを無駄にしてしまった。後から考えれば、大師山へと続く林道は古くからある林道なので、道幅が広くとも新しさの感じられた林道には入るべきではないと気付くべきだったが、後の祭りだった。大師山へと改めて向かうことになったが、林道からの展望は無く、また紅葉はほぼ終わりになっていたこともあって、少々退屈な道と言えた。そして大師山が近づくと少しずつ上り坂になった。ロープウェイ駅のある大師山の山頂に立ったのは、16時だった。道誤りもあって、来日岳の山頂から一時間半かかっていた。もう辺りには薄暗さが漂い出していた。山頂にはロープウェイ駅の他にも温泉寺の奥の院が建っており、一帯はその境内とも言えた。山頂では来日岳を望めるのではと考えていたのだが、木立が視界を遮っていた。(後で調べると、ロープウェイ駅の屋上が展望台だったようである。) 時間に余裕があれば、尾根歩きを続けて愛宕神社へと下りることも考えていたのだが、どう見ても足下が暗くなってしまいそうだった。そこで大師山からは麓へと最短コースとなる温泉寺遊歩道を下ることにした。ごく普通の山道をどんどん下ると、現れたのは多宝塔で、その先には温泉寺本堂の大悲殿が建っていた。そこから先は石段が続いて参道の趣となり、最後は薬師堂の前に出た。時間は16時半なのだが、曇り空とあってか、すっかり薄暗くなっていた。後は城崎温泉街を通って城崎温泉駅へと向かった。温泉街は灯ともし頃の情緒が出ており、そぞろ歩きをしていると、どっぷりと温泉街に浸っている感じがあって悪くなかった。その雰囲気も城崎温泉駅までだった。その先は駐車地点となる来日岳登山口まで戻るのだが、ずっと歩道を歩けるものと思っていたところ、途中で歩道は終わってしまった。そうなると狭い路肩部分を歩くことになるのだが、県道3号線はけっこう車が走っており、既に暗くなった中で細い路肩を歩くのはけっこう危ないことだった。車にとっても突然人と出会うことになり、大迷惑と言ったところだった。早く歩道を作ってもらいたいと思いながら歩いた。駐車地点に戻ってきたときは、城崎温泉駅を離れてから30分近くが経っていた。もうすっかり暗くなった中で、帰り支度を急いだ。
(2014/12記)(2020/12改訂)
<登山日> 2014年11月29日 12:31来日コース登山口スタート/13:10天望/13:33中間地点/14:10〜28来日岳/14:52〜15:08林道を誤って、この間はロスタイムとなる/15:32大師山まで1.7km地点/16:00〜05大師山/16:28薬師堂/16:50城崎温泉駅/17:17エンド。
(天気) 朝方は雨が降ったようだが、スタート時は青空が少し見られた。このまま良くなるのではと思っていると、また曇り空に戻ってしまった。しかも登る途中では雨粒も落ちてきた。気温は麓では16℃と高めだったが、登るほどに下がって、山頂では13℃になっていた。風は山頂こそやや強く吹いていたが、山頂以外ではあまり吹いて来なかった。視界は近くはまずまず見えていたものの、遠くはガスがかかっていた。
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車は旧内川村役場跡に止めた 大きな城崎温泉の看板の前を通る 標識には来日岳西登山口と書かれていた
宮代川橋梁の下を潜って登山口に向かう ゲートを抜けて登山口に入った 登山口には大師山まで歩く周回コースが示されていた
登山道に入ると、落葉が進んでいた 円山川が間近に眺められた 急坂が続くようになった
登山道には石仏が点々と置かれていた 仏様を一つ一つ見ながら登った 落ち葉が濡れて滑り易くなっていた

 尾根の展望地であ
 る天望に着いた

   天望からは円山川
   がすっきりと眺め
   られた

 右上の写真の中に
 写る450mピー
 クを大きく見る

 この尾根の近くに
 畑上の大トチノキ
 があるようだった

 天望を離れて登りを
 続ける 岩場を登る
 ことがあった
樹間を通して来日岳が望めた 304mピークが近づいてササが増えてきた 304mピークに着いた 
来日岳を前方に見ながら下り坂に入った 鞍部へと50mほど下ることになった 緩やかな下りとなり、なかなか鞍部に近づかなかった
鞍部に着くと、中間点の標識が立っていた 緩やかに登り返す 大きな岩のそばにも石仏が置かれていた
落ち葉がずっと地表を覆っていた 尾根は緩やかになってきたが山頂はまだ先だった まだ紅葉の姿を見せる木があった
漸く山頂手前にある展望台が見えてきた 展望台が間近になった 展望台の先でNHKの通信施設が現れた
山頂が目前になった 一等三角点が置かれた山頂を見る

 山頂から北の方向
 を見る

   左の写真に写る竹
   野港を大きく見る
展望台に戻って展望を楽しむことにした 円山川の河口方向を見る 木が伐られたことにより、城崎の町並みが見えるようになっていた

 右上の写真に写る
 河口部を少し大き
 く見る

 城崎温泉街を大き
 く見る
大師山山頂に建つロープウェイ駅を見る 東から南東にかけてを眺める 遠くの山は雲に隠されていた
山頂に戻って一等三角点(点名・来日山)を見
る 
山頂を離れて林道に下りた 軽トラックはトイ
レ掃除に来ていた人の車だった
林道を歩き始めたとき、山頂方向を振り返った
一帯は公園風になっていた
林道をショートカット出来る道があったので、
そちらに入った
すぐに林道に合流したが、その合流点近くからは
西の方向に展望があった 但し雲が広がっていた
後は、ひたすら林道を歩いて行く
NTTドコモの来日無線中継所の前に出た ま
だ600mしか歩いていなかった
林道のそばに作業小屋を見る 来日岳から1.5km歩いたとき、来日集落へ
のコースが分かれた
大師山への道は未舗装路だった また林道が分岐したとき広い道に入ってしまった その新しい道をどんどん下ってしまった
 林道が終点にな
 ったことで大慌
 てで分岐点まで
 戻ってきた

  大師山への林道
  は古さの感じら
  れる道だった
轍のはっきりした所を通る 平坦な尾根だった 東屋のそばを通った 下るうちに、紅葉の木をそこそこ見るようになった
 大師山まで1.7
 kmとなったとき
 左手に林道が分か
 れた 左手は志賀
 直哉ゆかりの桑の
 木に通じる道だっ
 た 

  林道にはほぼ400
  mおきに標識が立っ
  ていた
木立の隙間から来日岳を見る 大師山が間近になっても平坦な尾根だった 目の前の坂を登れば大師山の山頂だった
そこまで来ると温泉街が足下に眺められた 城崎温泉街の中心部を見る 最後の坂の手前で、温泉寺への道が分かれていた

 大師山の山頂に立っ
 た

 左手に見えるのはロ
 ープウェイの駅で、
 右手のお堂は温泉寺
 の奥の院だった
山頂では石仏が何体も並んで置かれていた 山頂からも城崎温泉街が眺められた もう薄暗
さが出ていたので、すぐに下山することにした
山頂から少し戻って、麓への最短コースとなる
温泉寺遊歩道に入った
登山道に入ると、見事に色付いた木を見た 遊歩道と呼ばれるだけに歩き易い道だった このコースでも石仏に出会った
ロープウェイに沿って下った 落ち葉が地面を隠していた 現れたのは多宝塔だった

 少し下って現れた
 大悲殿は温泉寺の
 本堂だった その
 先に見えているの
 はロープウェイの
 温泉寺駅だった

 温泉寺の境内に入
 ったようで石段を
 下るようになった

 麓が見えてきた

 麓に建っていたの
 は薬師堂だった
山門を抜けて温泉寺を出ることになった 通りに出ると、右手に見たのはロープウェイ駅
だった
温泉街へと入って行った
「御所の湯」の前を通った 歩くうちに灯ともし頃の情緒が出てきた 大谿川に架かる橋を渡る
大谿川沿いの風情も良かった 駅前通りに入った 城崎温泉駅に着いた
歩いてきた通りを振り返った 薄暗い中、県道3号線を歩くことになった 駐車地点に近づく頃は、すっかり暗くなっていた