神崎町のグリーンエコー笠形より登った。このコースは二度目だった。グリーンエコー笠形に入ると沢山のコイノボリが鮮やかな色合いで泳いでいた。そのグリーンエコーを貫く舗装路を突き進むと、中腹のキャンプ地に向かってややきつい上り坂となった。そしてキャンプ地手前の駐車場に着いてそこに駐車とした。登山道はコテージの裏から始まっており、ほど良い登り道が続いていた。支尾根をまたいで沢沿いの緩やかな道を進んで行くと、徐々に雪が見られるようになった。中間点を過ぎると登山道はすっかり雪に隠されてきたが、ただうっすらと積もっているだけだったので、登るほどに増えてくるということは無かった。やや急坂の植林帯を登る所があったが、その辺りは少し雪で滑り易くなっていた。雪面には既に何人か歩いた跡が残っていた。やがて瀬加コースと合流すると、もう山頂は近かった。一気に登って山頂へ。既に10人以上の登山者が着いていた。高年グループが多く、喧しいかぎりだった。少し離れた位置で休憩とした。ちょうど風もなく陽射しも強いとあって、Tシャツ1枚でも十分に過ごせた。まずは昼食をと支度を始めようとしたところ、ガスカートリッジを忘れてきたことに気付いた。これでは昼食を作れない。諦めてオレンジ1個で我慢することにした。気を取り直して山頂の展望を楽しむことにした。生憎、ややモヤのきつい視界になっており、遠くは白っぽい感じではっきりしていなかったのは残念だった。それでも千ヶ峰、七種山、段ヶ峰など、久々の播州の山々の眺めを楽しんだ。山頂の喧噪はまだまだ続いており、あまり山頂にとどまっていたい気分でも無かったので、適当なところで切りあげた。下山は往路と同じコースを歩いてグリーンエコー笠形へと戻った。気温の上昇もあって、登山道の雪は半分以上は消えていた。
(2002/4記)(2013/3改訂)(2019/12写真改訂) |