TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
桧和田山    ひわだやま 902.8m 神河町
 
小畑山       おばたやま 957m 神河町・朝来市
 
点名・越知坂  おちさか 936.6m 神河町・朝来市
 
1/2.5万地図 : 生野
 
【2002年1月】 2002-07(TAJI&HM)
 
    飯森山の尾根より  2002 / 6

 神河町上越知集落の最奥に上越知川に沿って延びる林道があるが、その入口にあった空き地に駐車とした。上越知川沿いの道は地図では破線路で示されていたが、林道になっていた。舗装はされておらずかなりの急坂なので、林業用作業道と呼べるかも知れなかった。その林道を行ける所まで行くことにした。周囲は良く手入れのされた植林地が続いていた。林道は地図の破線路までも続かずに終わると思っていたのだが、まだまだ続いていた。高度を上げるに従って足下の土に霜柱が目立ってきた。上越知川も細流となってもう終点と思いきや、今度は山肌をトラバースぎみに軽四が一台通れるほどの幅となってまだ延びていた。漸く終点となったのは標高800m辺りで、もう 山頂までは僅かな距離になっていた。そこからは適当に山肌に取り付いた。一帯は植林地で、枝打ちされた枝が地表に積もっており、その上をうっすらと雪が覆っていた。そのため余計に滑り易くなっており、何度か足をとられた。それと間伐された木も多くあって、それを跨いで行くのも疲れることだった。尾根に出ると桧和田山の南面は広く伐採さ れていた。おかげで展望は素晴らしく、飯森山や笠形山が大きく見えていた。その尾根に出てからは、踏み跡程度ながら、はっきりとした尾根道が現れた。尾根にも1〜2cmの積雪を見た。さほど傾斜のきつく無いままに桧和田山山頂に着いた。山頂は植林に囲まれており、展望は無かった。そこより尾根を北へと辿って行く。クマザサが現れてきたが、さほど密生はしていなかった。鞍部に着いて登り返すと、次第に樹間が空いてきた。 行く手の小畑山やその右手に千ヶ峰を望めたりした。程なく高畑山へ繋がる主稜線に合流した。 その辺りでは植林地は終わっており、疎らな雑木林に代わっていた。展望も良くなっており、西には白岩山から高畑山へと続く尾根が 間近に眺められた。その合流点からは北東へと小畑山を目指して尾根道を辿って行く。まずは886mピークへの登りである。その辺りは北側に高い木が見られなかったため、行者岳を始め北の山々が望めたが、北は小雪でも降っているのかどんよりとしており、ぼやけたようにしか見えなかった。その尾根では少し多く雪を見たが、それでも5cm程度だった。886mピークは雑木に囲まれていたので、すぐに本日の最高峰である小畑山へと向かった。淡々と尾根道は続いた。その小畑山への尾根は見た目ほど傾斜はきつくは無く、無理なく登って行けた。周囲は落ち着きのある自然林だった。やがて着いた小畑山は草地の山頂で、方向によっては木立は無く、この日初めての展望のピークだった。東には千ヶ峰から飯森山、笠形山へと続く尾根が望め、南西には先ほど立っていた桧和田山が見えていた。その西には七種の山々も広 がっていたが、そちらはモヤがきつくてはっきりしていなかった。北西を見ると高畑山の脇に生野高原が覗いていた。この小畑山の山頂で昼休憩とする。草付きの部分は雪が解けており、そこに座って南の展望を楽しみながら昼食をとった。ただ冷たい風が弱いながら絶えず吹いており、のんびり過ごすとはいかなかった。下山は次の937mピーク(点名・越知坂)まで行き、そこより南へ延びる尾根を下ることにした。行く手に937mピークが見えていたが、尾根筋のみに雑木を残した姿は少しユニークだった。相変わらず尾根道ははっきりしていたので、さほど時間はかからず937mピーク に着いた。ピークは雑木に囲まれており展望は今一つだったが、少し北寄りの位置に僅かに展望があった。手頃な木に登ると、千町ヶ峰から生野高原、そして行者岳が望まれた。その937mピークからは南の尾根に入る。やや急坂になっていたが、もう雪はほとんど見られなかった。下るうちに植林地が広がってきた。尾根を標高にして100mほど下っった頃だろうか、突然ハンターと出会った。昼食どきに銃声が聞こえていたが、まさかこの尾根とは思わなかった。尾根は樹間が空いており、また下生えも少なかったので、順調に下って行けた。下るほどに傾斜はきつくなり、最後は木に捕まりながら沢そばに下り着いた。その 下り着いた位置からちょうど登山道が始まっており、後はその道を歩いて行くのみ。道はやがて林道に変わり、最後は上越知集落の東外れに出た。そこから駐車地点までは300mほどの距離だった。後は集落内の道を抜けて、駐車地点へと戻って行った。
(2002/6記)(2012/7改訂)(2021/3改訂2)
<登山日> 2002年1月19日 10 :09スタート/10:42林道終点/11:10桧和田山/11:46〜58[886m]ピーク/12 :17〜13:00小畑山/13:16〜39点名・越知坂/14:29エンド。
(天気) 薄晴れとも薄曇りとも言える空で、ときおり滲んだような太陽から陽射しが淡く注いできた。気温はさほど低くは無かったが、風が少し強くあり、けっこう冷たかった。視界はまずまず良かったが、北は荒天なのかモヤのように霞んでいた。下山頃は、薄曇り状態になっていた。
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 桧和田山の山頂が
 近づくと、伐採地
 に出た 南から西
 へと展望が広がっ
 ていた

   山頂の南に広がる
   伐採地を見下ろす

 桧和田山を離れて
 北へ尾根を辿って
 いると、小畑山の
 右手に千ヶ峰が姿
 を現した
上の写真の小畑山を少し大きく見る 上の写真の飯森山を大きく見る 飯森山の手前に越知集落が眺められた
886mピークに近づいたとき、西の方向を見る 白岩山を大きく見る 高畑山の山頂を見ると、反射板が望まれた

 886mピーク
 のそばに来て西
 の尾根を眺める

   同じく北の山並
   みを眺める

小畑山の山頂に立って、東北東から南東にかけてを眺める

 西方向に桧和田
 山を見る

 左の写真の右手
 を見る

 西北西に高畑山を
 見る

   北東方向の山並み
   を見る そちらは
   モヤがかっていた
またに山の方向を少し大きく見る 小畑山を離れて次の937mピークを目指す 937mピークでも西に広がる尾根を眺めた

 高畑山の右手には
 生野高原が広がっ
 ていた

  左の写真の千町ヶ峰
  を大きく見る