◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <中播磨編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
砥峰 とのみね | 972.1m | 朝来市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 長谷 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2002年10月】 No.2 | 2002-71(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
藤ヶ峰の尾根より 2017 / 11 |
秋晴れの山を楽しみたいと自宅を出たものの、空は薄モヤがかっており、すっきりとした感じは無かった。この日はフエバノ峰からヒシロガ峰へと尾根歩きをする予定だったが、その前に砥峰高原に立ち寄ってススキの風景を眺めることにした。その序での形で砥峰も登る考えだった。 大河内町の川上集落を抜けると砥峰高原に通じる林道を走った。舗装林道であり、一般道を走っている感じで無理なく進めた。ただ前回は徒歩で歩いて砥峰高原に向かっていたので、車で向かってしまうことに少し後ろめたさを感じた。砥峰高原に着くと、既に多くの車が入っていた。車道のそばには「とのみね自然交流館」が出来ており、真新しさがあった。その自然交流館の近くに路肩が広くなっている所があったので、そこに駐車とした。砥峰高原は今がススキの盛りになっており、朝の光に穂が美しく輝いていた。その中にちらほらとハイカーの姿を見た。こちらも同じく高原散策をしようと思ったが、先に砥峰を登ることにした。砥峰に関する情報は持っておらず、登山コースとしては地図を見て決めた。自然交流館の裏手辺りから始まる緩い尾根が山頂への最短距離と思われたので、それを歩くことにした。その前に自然交流館に立ち寄ったが、ただ広いスペースだけで、何のために作ったのかよく分からなかった。すぐに砥峰に向かった。始めは疎らな雑木林で、少し登ると作業道に出会った。それを横切って植林の山肌に取り付いた。植林は良く整備されており、整然と並んでいた。その中を気持ち良く登った。尾根筋もはっきりしており、気軽な感じで登って行くと程なく山上に出た。そこから山頂へは右手に少し下ってから登り返した。尾根道もあり、僅かな距離を歩くだけで山頂到着となった。ヤブコギなど無く、ビジターセンターから20分ほどで着いたことになり、あまりの呆気なさに気が抜ける思いだった。一帯は植林と雑木林の混合林だったが、植林は手入れがされていないようで、下草が伸び放題だった。それでも三角点の周りは少し空いており、休憩出来るスペースになっていた。その山頂からの展望だが、前回の1994年のときは少しはあったのだが、木々の生長ですっかり無くなっていた。そこで展望を得ようと木に登ることにした。幸い植林はまだ枝打ちをされるほどには育っていなかったため、掴まる枝が多くあった。そこで手頃な木に登ってみると、漸く北の方向に展望を得た。千町ヶ峰を主峰として、南千町ヶ峰など西に続く尾根が眺められた。南の方向は梢越しに夜鷹山をちらりと見るにとどまった。下山は往路と同じコースを歩いて戻った。但し最後はなだらかな地形となったために、少しばかり東の方向に外れてしまい、砥峰高原の東端に出た。砥峰登山は一時間ほどだったのだが、その間にハイカーは増えていた。気温も上がっており、朝の爽やかさは消えていた。何か観光地に来ているようなざわついた雰囲気にもなっていたので、高原散策をしたいと思う気持ちは消えてしまった。そこで少しばかり写真を撮ると、次の目的地へと移動開始した。 (2002/10記)(2022/11写真改訂) |
<登山日> | 2002年10月14日 | 9:34とのみね自然交流館前スタート/9:55〜10:20山頂/10:34エンド。 | |
(天気) | 快晴。但し晴天が続いていたこともあってかモヤがかった淡い青空だった。遠くの山はモヤに溶け込んでいた。朝の砥峰高原は爽やかそのものだった。風はほとんど無く、陽射しが快かった。山頂に立つと、北の山並みはまずまずくっきり見えていた。 | ||
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