TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
宮中山    みやなかやま 995.6m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 戸倉峠
 
【2001年7月】 2001-36(TAJI&HM)
 
   東向かいの点名・三宝より  1998 / 5

 波賀町の鹿伏集落から見て、その少し南の位置から宮中山の南の谷沿いに延びる林道がある。その林道をアプローチとして宮中山を登ることにした。国道29号線を離れて引原川にかかる橋を渡り、その林道へと入った。しかし林道の入口に「入山禁止」の立て札があったため、入ってすぐの路肩に駐車とした。林道を歩かずそこより尾根に取り付いて、尾根の端から宮中山を目指してひたすら登って行くことにした。空は晴れてはいるもののガスがかかったようにどんよりとしており、視界はよどんでいた。植林帯のやや急坂を80mほど登ると小さなピークに着いた。そこより少し下って鞍部に出ると、後はひたすら上り坂が続くことになった。尾根は植林地が拡がっていたが灌木も繁っており、その枝をかき分けたり踏みつけたりしながらの登りのため、けっして歩き易いとは言えなかった。傾斜もきつく、踏ん張りながらの登りだった。やがて灌木が減ってきて少しは歩き易くなったと思ったところ、今度は徐々にクマザサが増えて来た。始めは胸までの丈のものが疎らに生えているだけだったが、次第に密度を増し、背丈ほどのものが密集する所も現れた。周囲はいつの間にか植林地から自然林に替わっていた。かなり登ったと思うようになっても尾根はなかなか緩くならなかった。周囲は常に喬木が取り巻いて視界を遮っており、展望は全く得られなかった。ただ涼しい風が吹いていたので、登るのが苦になることは無かった。鞍部から標高にして350m程登って、漸く傾斜が緩くなって来た。それと共に北面が開けて来た。尾根の南面はクマザサ帯だが北面は若木の植林地だった。植林は大きいものでもまだ4メートルほど高さだった。おかげで場所によってはすっきりと遠方が見えており、モヤの強い視界ながらも氷ノ山が間近に見えていた。その緩やかになった尾根を登り詰めると、クマザサの中に傷一つ無い三角点(点名・宮中山)を見つけた。漸く宮中山のピークに着いたと分かり一安心だった。そのピークではクマザサの丈も低くなっており、南の方向に展望も得られた。南東に三久安山から阿舎利山の稜線がはっきりと望まれた。ピークは陽射しを遮るほどの木陰が無く、まともに陽射しを受けることになったので、風が止まると本当に暑かった。真夏のような暑さだった。ただ雲が陽射しを遮ったときは少し肌寒さを感じるほどの涼しい風が吹いてきて、すっと肌を冷やしてくれた。その涼しい風を楽しみながらゆっくりと昼どきを過ごした。帰路はこのピークより南南西に延びる急尾根を下ることにした。20m程下ると展望の開けた所に出た。そこは膝丈ほどのササしか無く、すっきりと周囲を見渡せた。三久安山方向だけでなく、南から西に連なる1000m台の尾根が眺められた。その先も、ササ丈はさほど高くはならず、また踏み分け道もあって気軽に下って行けた。やがて足下に林道が見えて来た。中腹も過ぎると樹林帯に入ったが、踏み跡程度ながら山道が続いてくれた。順調に下ってそのまま行けると思っていたところ、尾根も終わろうとする辺りで、傾斜は一段ときつくなり、クマザサの中に道は消えてしまった。かまわずヤブコギをして急斜面を下りきって沢に降り着いた。その沢の対岸を登って林道に出た。後は林道を下るのみ。終始緩やかな林道で、のんびりと下って駐車地点へ戻って行った。駐車地点が近いたところで沢に下り、沢水を浴びて火照った体を暫し冷やした。
(2003/4記)(2013/6改訂)(2022/8写真改訂)
<登山日> 2001年7月28日 9:32スタート/11:12〜12:46山頂/13:26林道出合/14:00エンド。
(天気) ガスがかかったような空で、空全体がどんよりしていた。スタート後より徐々に晴れ間が広がって来たが、青空も薄ぼんやりとモヤがかっており、視界はよどんでいた。ただ尾根には涼しげな風が常に吹いており、肌に快かった。昼を回ると青空が広がり、強い陽が射して来た。気温も上がって、蒸し暑さもひとしおだったが、陽が雲に遮られると、すっと涼しくなった。
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三等三角点(点名・宮中山)はクマザサの中にあった 傷一つ無いきれいな三等三角点だった 麓の鹿伏集落が眺められた
(←)
山頂ではクマザサ
の丈は低くなり、
南東から南西にか
けて展望が拡がっ
ていた

 (→)
  三久安山と阿舎利
  山を大きく見る

山頂のそばからは
北への展望があっ
た この日はモヤ
が強かったが、う
っすらと氷ノ山が
望めた

氷ノ山を大きく見

上の写真の右手方向を見る 奥山の北には波賀町最奧の集落である道谷集落がある 左の写真に写る940mピーク(点名・横行)を見る
山頂を離れて南南西に延びる急尾根に入ると、広く展望が得られるようになった
阿舎利山の左手に見えたのは三久安山だった 宮中山を振り返ると、すっかりクマザサ帯だった 宮中山の先に続く尾根を見る 赤谷山へと続く