TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
後山    うしろやま 1344.4m 宍粟市
美作市(岡山県)
 
おごしき山  (大甑山) 1095m 宍粟市
 
 
1/2.5万地図 : 西河内
 
【2020年5月】 No.14 2020-83(TAJI&HM)
 
    《後山》 千種町岩野辺地区より  2020 / 5

 2020年の5月を迎えて、新緑の千メートル峰を登りたくなった。登山としてもしっかり登りたいとも考えて、思い浮かんだのが後山だった。向かったのは5月13日で、この日は朝から快晴だった。但し宍粟市に入ると雲が増えてきて少し心配になったが、千種町まで来ても雲は空の半分以上まで広がることは無かった。県道72号線を北上し、松の木橋のそばから始まる河久保林道に入った。その林道を終点まで走って、行者コース登山口に到着した。何度か歩いたコースでもあり、その登山の様子は下の写真帳をご覧いただきたい。不動滝のそばを通ると左手に沢を見ながら登るようになり、その沢沿いの木々は自然林とあって期待通りに新緑色に染まっていた。沢風も快く5月ならではの爽やかな空気感を味わいながらの登りだった。その沢筋を離れたとき、コースは行者コースとおごしき山コースに分かれた。そこはパートナーの希望でおごしき山コースに入った。このコースは斜面をトラバースするように歩くが、そこでも新緑の木々を楽しめた。尾根に出て少し登った所がおごしき山の山頂で、「平成の大馬鹿門」が建っている。2年ぶりにおごしき山に立ってみると、その間だけでも木々の生長は明らかで、北の展望は少し狭まったように思えた。それでも沖ノ山から三室山まで一望となる眺めは悪くなかった。おごしき山を離れると、後は後山へとほぼ真っ直ぐな尾根を登るだけだった。標高差250mを登るので、それなりにしっかり登ることになった。登るうちにササを見るようになったが、そのササが山頂に近づくほどに増えてきた。ヤブコギになることは無いものの、以前よりも増えている印象を持った。山頂に着いたときは、おごしき山から35分が経っていた。小さな祠が置かれている山頂の佇まいは、前回からまだ2年しか経っていないとあってあまり変わっていなかった。東の展望も変わらず良かったが、氷ノ山の辺りは少し樹林が生長したのか見えずらくなってきたように思われた。山頂の木々はまだ裸木の姿で、新緑は今少し先のようだった。その後山山頂は爽やかな風が吹いており快いばかりだった。山頂では二人の登山者と出会ったが、二人とも岡山側から登ってきたようだった。山頂で休憩していたのは30分ほど。下山は行者コースではなく、一般コースを下ることにした。そのコースは兵庫側のメインコースとあって、歩き易いだけでなく目印テープも標識も的確に付いていたので、行者コースの分岐点、笛石山コース分岐点、その先の多少複雑な登山経路も迷わず下って行けた。行者コースと合流する頃には沢沿いを歩くようになり、再び新緑の木々を楽しむことになった。往路のおごしき山経由のコースでは山頂まで100分ほどかかっていたが、下山の一般コースは少し遠回りながらほぼ下る一方だったので、登山口まで84分で戻って来ることが出来た。
(2020/6記)
<登山日> 2020年5月13日 10:08行者コース登山口スタート/10:18不動滝/10:38おごしき山コース分岐点/11:14〜21おごしき山/11:56〜12:30後山/12:58笛石山コース分岐点/13:30おごしき山コース分岐点/13:54登山口エンド。
(天気) 晴れ。雲は空の半分ほどあり。ときおり雲が減って快晴となった。山頂の気温は16℃で、風が快かった。視界は少しうっすらとしていた。
<< Photo Album 2020/05/13 >>

河久保林道を終点
まで走って、登山
口広場に駐車とし


登山口そばに建つ
祠は、不動明王が
祀られていた
登山口に入った 登山道の近くを沢が流れており、そこに小さな滝を見た 始めに植林地を歩いた
二の沢小屋の中を通る 小屋の先は「垢離取場」だった 自然林ヶ現れると、新緑の色がきれいだった
「宿坊跡」の名が付く避難小屋も、その中を通った 沢に架かる小橋を渡る 小橋を渡っているとき、右手に「不動の滝」を見た
一度、沢そばを離れたが 左手に沢を見ながら歩くようになった 金掛の行場が登山道の近くにあり、小さな石仏を見た
沢筋は新緑の世界だった 後山の標識を見た 「石小屋の不動尊」のそばを通った
沢との距離が近くなってきた 新緑を愛でながらの登りが続いた 沢そばを離れたとき、おごしき山コースが分かれた
おごしき山コースに入って、北へと向かった 登山道の傾斜が増したとき、ロープを見た 周囲の植林に自然林が増えてきた
おごしき山コースでも新緑が楽しめた 陽射しが若葉を照らす風景が目に優しかった 尾根に向かい出して、登山コースの標識を見る
尾根に着くと、今登ってきたコースは下山コースだった 尾根歩きに移ると、おごしき山は近かった 「平成の大馬鹿門」が見えると、そこがおごしき山の山頂だった
山頂に着いて大馬鹿門を見上げた 南東方向の展望は以前と変わらなかったが

北の展望は二年前と
比べると、木々の生
長で少し狭まってい

上の写真に写る沖ノ山を大きく見る 上の写真に写る東山を大きく見る 上の写真に写る天児屋山を大きく見る
氷ノ山を大きく見る 山頂を更に大きく見ると、三ノ丸の避難小屋も望めた 大馬鹿門のそばから後山山頂の方向を見た
後山山頂へと、尾根歩きを再開した 周囲にブナ林を見る 尾根道ははっきりしており、無理なく登って行けた
登山道ではちらほらスミレの花を見た 陽射しは現れたり消えたりで、しっかり登る感があった 1199mピークの背後に「くらます」の山頂を見る
登るほどに周囲にササが増えてきた ヤブっぽくなるも、易しく歩けることもあった ササに囲まれた尾根歩きが続く

北の方向に展望の
現れることがあり
沖ノ山と東山の並
ぶ姿を見る

後山山頂が近づい


(←)
山頂が目前にな
ると祠が見えて
きた

 (→)
 後山山頂に着いて
 三角点を中心に眺
 めた
三等三角点(点名・後山)を見る 山頂から東の方向を眺めた 少しうっすらとした感ながらも遠くまで見えていた

(←)
上の写真の中央部
を大きく見る


 (→)
  一山の辺りを大き
  く見る

(←)
南に日名倉山を見



 (→)
  日名倉山のベルピ
  ールの丘を見る

西に駒の尾山へと
続く尾根を見る

左の写真に写る那
岐山を大きく見る
上の写真に写る駒の尾山を大きく見る 足下に後山集落を見る 山頂は立ち枯れの木が多かった
下山は南に向かえる登山道に入った 周囲はササが茂っていた 前方に見えたのは1253mピークだった
左手に行者コースが分かれたが、直進した 道仙寺奥の院が足下に見える所があった 1253mピークへと登って行く
ピークに着くと、直進は上乢なので左手の道に入った 南東への尾根を進む、直進すれば笛石山だった 白い花が白い花が咲いていた オオカメノキだった
尾根から左斜面への道が分かれた それが登山口に通じる道だった 斜面の道は始めは細々としており、赤テープに注意しながら下った 歩き難い所もあった
赤テープを追っての下りが続く 沢筋に下りて来ると、沢筋を歩くようになった 一度分かれた行者コースと合流することになった
枯れ沢の中を歩くこともあった きれいな新緑を見るようになった おごしき山コースが合流した
後は往路で歩いた道だった コバノガマズミの花を見た 新緑を見ながら下って行く
不動の滝を見る位置まで戻ってきた 二の沢小屋に近づく 登山口に戻ってきた