◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <北海道の山> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大千軒岳 だいせんげんだけ | 1071.9m | 上ノ国町・松前町 (北海道) |
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1/2.5万地図 : 大千軒岳 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2020年9月】 | 2020-163(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
千軒平より 2020 / 9 |
大千軒岳のコースは登山時間がかかる千軒コースと、登山時間は短いものの函館から登山口までの距離が長い新道コース、旧道コースがあり、新道コースと旧道コースは周回コースにすることが出来るコースだった。どちらにするか迷ったが、函館市街からの移動を考えて、千軒コースを登ることにした。向かったのは2020年9月28日のことで、北海道山行の二日目だった。前日までの天気予報では午前は曇りで昼頃から晴れ間が広がるとなっていたが、朝からピーカンの快晴だった。千軒コースを登るには登山口スタートは7時前が理想で、そうなると函館市街のホテルを早朝5時には離れたいところだが、ただパートナーがしっかり朝食をしたいとの希望を持っていたため、6時半朝食で7時に漸くホテルを離れることになった。函館市街こそ車は多かったが、国道228号線に入るとスムーズに走れ、福島町千軒には8時15分頃に着くことが出来た。但しそこから登山口まではダート林道を更に6.5kmほど走る必要があった。登山口着は8時半過ぎ。すぐに出発とした。その沢沿いコースは徒渉地点が数カ所あるとなっていたが、歩き出して数分ではや最初の徒渉点が現れた。知内川だったが、その辺りの川幅は広く秋雨があった影響で水量もたっぷりあり、登山靴を脱ぐ必要があった。そこをこちらは裸足で徒渉してザックを下ろすと、引き返して今度はパートナーをおんぶして徒渉した。その先は暫く徒渉点はなかったものの沢沿いを高巻きすることが何度とあり、易しく歩けはしなかった。ずっと知内川沿いを遡上するのだが、途中で広い河原が現れると、そこでも徒渉点があり、再びパートナーをおぶって渡った。まだその先にも徒渉点があって右岸側から左岸側に渡ったのだが、すぐに左岸側から右岸側に渡った。その続けて2回を渡り終わったときに、そこは沢沿いを歩けたことに気付いたが、後の祭りだった。徒渉点を除いてもその沢沿いコースは決して易しい道とは言えず、むしろ歩き難いことの方が多かった。漸く一つのポイントとなる金山番所跡に着いたときは、スタートしてから2時間が経っていた。その先も少し沢沿い歩きがあってから、はっきり上り坂に入った。けっこう急坂で、しっかり登ることになった。その途中に「休み台」があり、その名の通り休憩ポイントになっていた。沢そばを離れてから千軒平まで500mほど登るとあって、上り坂は長く感じられた。周囲はいつしか笹が増えており、漸く千軒平が近づいたと思えたとき、笹は登山道を隠すまでになってきた。ちょっとしたヤブコギ状態で進んで、その笹ヤブを抜けた先で千軒平が見えてきた。千軒平に着くと、そこはもう別天地の雰囲気だった。優しげな草原の風景が広がっており、その先に大千軒岳がどっしりと構えていた。そこまでで十分に疲れていたのだが、その風景に出会えて少し元気が出てきた。大千軒岳は一見遠く離れて見えていたが、登山道は緩やかに続いて千軒平から24分で山頂到着となった。山頂には視界を遮る高い木は少なく、展望は良かった。そこに来て津軽海峡を挟んで青森県の二つの半島が眺められた。南西に見える小さな島は渡島小島のようだった。北方遠くには遊楽部岳がうっすら見えていた。山頂は涼しいばかりの風があり、ひたすら静かだった。周囲の山並みを漠然と眺めながら、静けさの中で暫し憩っていた。ただ下山も3時間以上かかりそうだったので、16時までには戻りたく、山頂では20分とおらず13時を待たずに下山開始とした。下山は往路を引き返すのみ。また千軒平を歩けるのは良かったが、その先で笹ヤブがあり急坂下りがあり、そして知内川のそばに出ると、また難儀な徒渉が待っていた。最初に現れた連続二カ所の徒渉点は徒渉せずに川そばの岩場を慎重に歩いて越したが、次の徒渉地点で失敗をしてしまった。往路と同じくパートナーをおぶって渡っていたところ、対岸に着く直前に足を滑らせてしまい、川の中にパートナーの半身を浸からせてしまった。少々気落ちして残りの距離を歩くことになった。やはりこの川筋コースは速くは歩けず、右岸を高巻きする頃には辺りは少々夕暮れ色になってきた。そこを漸く越すと、難所は最後の徒渉を残すのみとなった。その徒渉でもパートナーをおぶって渡りきろうとしたとき、また足を滑らせてパートナーを水に浸けてしまった。やはり足が弱ってきていたようだった。駐車地点に戻ってきたときは16時18分になっており、予定より少し遅れての帰着だった。休み時間を入れると7時間40分を大千軒岳登山に使っていたようだった。二度の水没があったが、終わってみれば登って良かったと十分に思える大千軒岳だった。 (2021/10記) |
<登山日> | 2020年9月28日 | 8:37千軒コース登山口スタート/9:44広い河原(標識)/10:45金山番所跡/11:21休み台/12:05〜14千軒平/12:38〜54山頂/13:15千軒平/13:48休み台/14:23金山番所跡/15:20広い河原(標識)/16:18登山口エンド。 | |
(天気) | 快晴。雲は少なかった。山頂の気温は16℃で、風がやや強く吹いていた。視界は良かった。快晴。雲は少なかった。山頂の気温は16℃で、風がやや強く吹いていた。視界は良かった。快晴。雲は少なかった。山頂の気温は16℃で、風がやや強く吹いていた。視界は良かった。 | ||
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