◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <鈴鹿の山> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
御在所岳 ございしょだけ | 1209.4m | 甲賀市(滋賀県) 菰野町(三重県) |
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1/2.5万地図 : 御在所山 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2017年8月】 No.2 | 2017-81(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
菰野町神森より 2017 / 8 |
25年ぶりに御在所岳を登ろうと向かったのは、2017年8月のお盆休暇だった。せっかくの連続休暇なのでもっと高峰のある山域に向かいたかったのだが、どうもそちらの天気は良くないようで、それなら晴れが期待出来そうな鈴鹿山系に向かうことにした。そして決めたのが8月12、13日と現地二日の行程で、どちらの日も晴れの予想だった。鈴鹿の山なら当日出発でも良かったのだが、楽な日程を組んで前泊で望んだ。そして初日となる12日は御在所岳に向かうことにした。 その12日の朝は曇り空で迎えた。それも黒い雲で、鈴鹿の山はと見るとその黒い雲に隠されていた。それでも晴れの予想を信じて御在所岳に向かった。ところが菰野町に入る頃には小雨が降り出し、鈴鹿スカイラインに入った頃には大雨になっていた。それでも駐車場で待機するつもりで進んだところ、途中でゲートが閉められていた。どうやらその先に災害地があっての措置のようだった。この日に予定していた御在所岳のコースは中道コースで、ゲートの位置からだと登山口までまだまだ距離があった。こうなるとこの日はすっぱりと御在所岳は諦めて、晴れの期待出来る三重県中部へと移動した。そして急きょのことながら白猪山の登山に切り替えた。この予定変更は正解で、晴れの中で白猪山登山を楽しめた。その白猪山の頂上から北を見ると、鈴鹿の山並みがうっすらと眺められた。明日も晴れが期待出来そうだった。 翌13日は日曜日。四日市市街から西を見ると、鈴鹿の山並みがはっきりと見えていた。改めて御在所岳を目指してホテルを出発した。鈴鹿スカイラインは通行止め区間があるので、湯の山温泉街を抜けると、その先から始まった林道を走って中道コースに近づいた。鈴鹿スカイラインに接する位置まで来ると広い駐車場が現れたのだが、何と駐車場はほぼ満車状態になっていた。お盆休みと日曜日が重なって多くのハイカーが来ているようだった。何とか一台分の駐車スペースを見つけて車を止めた。向かうは中道コースで、鈴鹿スカイラインに出ると西へと歩いた。すぐに右手に登山道が現れて、そこに「中登山道口」と標識が立っていた。後はただひたすら登山道を登って行くだけだった。樹林帯の気温は25℃と高くは無かったが、蒸し暑さがあって登るほどに大汗になってきた。このコースは岩場の多いコースで所々で展望が現れて、これから向かう御在所岳の東面側が眺められた。まだまだ見上げる高さだった。岩場の展望地が現れると、頭上をロープウェイが通っていた。その岩場で小休止をとってロープウェイを眺めていると、数分に1台の割合で運行されていた。登山を再開すると岩場が増えてきた。それを越えて行くのだが、夏場の登山とあって登るほどにじわじわとバテてきた。そのため岩場が現れる度に小休止をとって登った。五合目でも六合目でも休んだが、それは疲れていたためだけでなく、岩場では涼しい風を受けたためで、その快さに暫し浸っていたかったためだった。どの休憩ポイントにも数人は休んでおり、やはりこの日のハイカーは多いようだった。岩場は展望地でもあり、鈴鹿の山並みや伊勢湾が眺められた。この日の視界は前日と同様にまずまず澄んでおり、尾根がくっきりと見えていた。コースは岩場が多い上に傾斜のきつい所もあって、八合目を過ぎる頃にはほぼバテバテになっており、何人ものハイカーに抜かれるようになっていた。何とか足を持ち上げるようにして登っていると、突然舗装路に合流した。ようやく山上公園に入ったようだった。山頂は西の方向となるので、ロープウェイ駅のある1200mピークには向かわず、舗装路を西へと歩いて行くと、すぐに前方が開けて山頂が望めた。そこまでの間は広々と開けて草地になっており、冬季はスキー場になる所だった。そこに大勢の観光客を見た。その上空はいつの間にかほぼ曇り空になっていた。まずは鞍部に建っているレストランの前に出て一休みとした。昼の時間になっていたこともあって、そこで昼食もとった。バテていた体が少しは癒えてきたので、ようやく山頂へと向かった。山頂までもリフトが通じており大勢の観光客が乗っていたが、歩いて山頂を目指す人も多くおり、その人の群れに混じって山頂へと向かった。ケーブルの下を通って緩やかな斜面に付く遊歩道を登った。山頂に着くとそこには大きな山名標柱が立っており、入れ替わり立ち替わり記念写真が撮られていた。そこに展望は無かったが、少し北の位置に琵琶湖の望める展望地があった。そちらに移動するとそこは岩場になっており、琵琶湖が見えるだけでなく北へと続く鈴鹿の山並みが一望だった。また西には雨乞岳の姿が大きかった。いっとき山頂で過ごした後、レストランの前に戻ってきた。空を見ると青空が広がろうとしていた。レストラン前で改めて休憩ををとると、下山レストランのそばから始まる一ノ谷新道を下ることにした。このコースは始めのうちは南東方向に展望があり、伊勢湾が眺められた。程なく樹林帯に入ると、後はずっと樹林帯の中を下ることになり、中道コースのようにときおり展望が現れるようなことは無かった。コースはけっこう急斜面で、木に掴まって下る所もあって易しいコースとは言えなかった。途中で現れた標識には「中級者以上」と記されていた。あまり風を受けないとあって、すぐに大汗になってしまった。このコースを歩く人は少ないのか数人とすれ違っただけで、ひたすら静かなコースだった。休み休み下って高度を下げて行くと、下の方から車の音が良く聞こえるようになった。どうやら鈴鹿スカイラインの通行止めは解除されたようだった。登山口に着くとそこには一ノ谷茶屋が建っていた。そこまで山上公園から一時間半かかっていた。車道に出て東へと向かうと、すぐに中道コースの登山口に出会った、おかげで車道歩きを数分するだけで駐車場に戻って来ることが出来た。山頂では雲の広がる空だったが、すっかり快晴の空に変わっていた。この後は姫路へと戻るだけだったが、東名阪自動車道に入る前に湯の山温泉街の手前にあるホテルウェルネス鈴鹿路に立ち寄って、そこで汗を流した。そしてさっぱりしたところでおもむろに帰路に就いた。 (2017/10記)(2020/4改訂) |
<登山日> | 2017年8月13日 | 9:20中道コース登山口の近くにある駐車場よりスタート/9:23中道コース登山口/10:19五合目/10:54七合目/11:42車道に出る/11:55〜12:14レストラン前広場/12:26〜12:55山頂/13:05〜32レストラン前広場/13:52鷹見岩/15:04一ノ谷新道登山口/15:08エンド。 | |
(天気) | 晴れと言っても雲の多い空だった。樹林帯の気温は25℃。開けた所では涼しい風を受けた。山上に出たときは、ほぼ曇り空になっていた。山頂の気温は26℃で、涼しい風あり。但し吹いたり止んだりだった。風が止まると蒸し暑かった。山上で過ごすうちに少しずつ青空が見られるようになった。視界は良かった。下山を終えたときは快晴になっていた。 | ||
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