旧吉永町滝谷の中国自然歩道脇に駐車して歩き始めた。中国自然歩道は林道で、その林道で八塔寺山の北側に回り込み、北側の登山口より登った。地図では破線で描かれていたため山道かと考えていたのだがが、実際は林道そのもので十分な道幅があった。雪があって少し風情が出ていたが、雪が無ければただの林道歩きと言えそうだった。登山口より30分ほどで山頂に着いたが、山頂手前200mほどだけ山道となっていた。この山を紹介していた「岡山の山・百選」では、三角点からは絶好の眺望と書かれていたが木々が育ったことによるものか、潅木に囲まれて展望はほとんど無かった。山頂近くに建っていた行者堂付近は眺望が良く、南の吉備高原が視野に広がった。視界が良ければ瀬戸内海が見えるとのことだったが、視界はうっすらしていた。そこで昼食をとり、その後は陽気に誘われて少し横になっていた。
帰りは滝谷集落に繋がる道を下った。その途中で、標高479mの城山または飯盛山と呼ばれるピークに立ち寄った。その飯盛山の方が眺望が良く、南側だけでなく上郡町方面や北の那岐山も望めた。那岐山は霞でうっすらとしか見えなかったが、山頂付近が純白になっていたのが印象的だった。滝谷への道は途中より舗装路になっていた。
(2001/9記)(2025/11写真改訂) |