TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山 
 
星祭山    ほしまつりやま 575m 美作市(岡山県)
 
1/2.5万地図 : 古町
 
【2002年9月】 2002-68(TAJI&HM)
 
   北東に位置する川東集落より  2003 / 2

 国道373号線を走って佐用町から岡山県大原町に入ると、前方に大ぶりな山が見えてきた。それが星祭山だった。吉野川の右岸側に出て、竹山に通じる林道の入口近くに駐車とした。林道を竹山と星祭山との鞍部まで歩くことにした。緩やかな上り坂の林道を歩いていると、林道が右にヘアピンカーブとなっている位置で、直進の小径を見た。林道をショートカット出来ると思い、その小径に入った。始めは順調に上に延びていたが、途中から徐々に左へと逸れだした。道も怪しくなってきたので、仕方なく林道の方向へと草深い斜面を無理やり登って林道に合流した。少々ムダに足掻いたようだった。その合流点から予定していた鞍部は近かった。鞍部の位置まで来ると、林道を離れて星祭山へと尾根歩きに移った。植林地もあったが概ね雑木林であり、緑が濃かった。そのためか風は通っておらず、けっこう蒸し暑さを感じた。10月も近かったが、夏の暑さと変わらないと思った。尾根は途中までは緩やかだったが、標高が500mに近づくと傾斜が増してきた。尾根筋にはっきりとした道は無いものの樹間が空いていたため適当に登っていたが、傾斜が増してくると木々の密集度は上がって歩き難くなってきた。その尾根が緩くなってきても、灌木やクマザサが増えてやはり歩き難かった。緩やかな山頂部の一端に着いたときは、意外と時間がかかったと思った。山頂部に出ても東西に長い山頂部には三角点は置かれておらず、どの位置を山頂と見るとか決めかねた。山名の付く575mの標高点ピークの間近には580mの等高線が描かれたピークもあった。まずは多少は展望のある位置で昼食をとろうと歩いたが、周囲はいつまでも樹林が続いて切れ目が無かった。山頂部の西端まで歩いても展望は皆無だった。その頃には疲れと蒸し暑さでそれ以上歩く気にはなれず、倒れ込むようにして休憩とした。そのままそこで昼食とした。蒸し暑かったが、じっとしているとほのかに涼しい風もときおりあって、少しは落ち着くことが出来た。もう星祭山には展望を期待出来ないので後は下山と考えたが、僅かでも展望を得たいと今少し悪あがきをすることにした。最高点ピークまで戻ると、そこから北西に延びる尾根に入った。始めこそ木々は疎らで下草も少なく、けっこう易しく歩けたが、次第に灌木が増えてきた。下草にイバラが混じりだしてヤブコギ状態になってしまった。三角点のある505mピークまで歩きたかったが、程なく少し開けた所が現れて北に僅かながら展望が得られると、もうそれ以上尾根を辿る気にはなれず、北西尾根を歩くのはそこまでとした。その位置で更に良く見ようと頃な木に登ってみたところ、意外と広く眺められることになった。北は間近に高照峰を、そして北東には駒の尾山から後山へと続く尾根が眺められた。その展望が得られて漸く星祭山の位置が頭の中でイメージ出来た。山頂に戻ると、下山は往路として歩いた尾根には入らず、南東へと延びる尾根を下って行った。始めは尾根道は見えず、木々の空いている所を歩く感じだったが、程なく共同アンテナが現れると、小径を辿れるようになりぐんと楽になった。小径のままに歩くと尾根を離れることになり、最後は竹山林道に合流した。そこからは林道を歩いてもよかったが、旧道と思える少し草深くなった林道を見たので、それを辿ることにした。下りきって車道に出ると、そこは駐車地点からさほど離れていなかった。
(2003/2記)(2024/9写真改訂)
<登山日> 2002年9月29日 11:28スタート/11:46林道を離れる/12:31〜13:42山頂の西端/14:05〜20北西尾根の小ピーク/15:10林道に合流/15:28エンド。
(天気) 午前の空も雲は多かったが。登り始めると雲は増えて、ほぼ曇り空となった。また気温が上がって蒸し暑さも加わり、けっこう汗をかいた。但し、夏ほどの蒸し暑さでは無かった。山頂は風が通っていなかったが、木陰では涼しさを感じた。視界は午前に比べると少し薄モヤがかって見えた。それと北の方向では一部の山にガスがかかっていた。
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展望の無い山頂だ
ったが、北西尾根
に入って漸く展望
を得た

更に良く見ようと
木に登ると、北向
かい高照峰が眺め
られた

左の写真に写る高
照峰を大きく見る

(←)
北東に目を向ける
と、兵庫県との県
境上にある高峰群
が眺められた

 (→)
  左の写真に写る町
  並みは大原町古町
  辺りだった

(←)
北西方向に見えた
那岐山は山頂を雲
に隠されていた

 (→)
  左の写真に写る袴
  ヶ仙を大きく見る

下山は南東尾根を
下った

林道が近くなった
とき、日名倉山が
望めた

更に大原の家並み
も見えてきた