TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山鳥取県境の山
 
下蒜山    しもひるぜん 1100.4m 倉吉市(鳥取県)
真庭市(岡山県)
 
1/2.5万地図 : 蒜山
 
【2015年9月】 No.2 2015-80(TAJI&HM)
 
    真庭市花園より  2015 / 9

 下蒜山は1994年に蒜山三座縦走の三番目の山として登っていたが、三つの山を登ったとなると、一つ一つの山の印象はどうも薄くなってしまったようだった。そこで次に下蒜山を登るときは、この山だけを登ってみたいものだと思ったものである。その下蒜山の2回目はなかなか機会が作れず年月が流れてしまったが、漸く向かったのは21年後となる2015年の9月に入ってのことだった。
 この日の岡山北部の空は薄晴れながら視界は悪くなかった。国道313号線を北上して蒜山に近づくと、下蒜山が薄雲の下にはっきりと姿を見せていた。犬挟峠からのコースを登るつもりだったので、国道313号線から国道482号線へと走り、県境を越える道に入った。犬挟峠に着いたのは9時過ぎのこと。登山口そばの駐車場はほぼ満車状態だった。何とか一台分のスペースを見つけて駐車した。その駐車場の前では大きな建物が建てられている最中だった。その外観からしてレストハウスのような建物になるのではと思われた。駐車場には東屋が建っており、そのそばから登山道が始まっていた。始めに自然林の森があって易しく歩いて行けたが、犬挟峠と山頂とでは標高差は600mほどあるとあって、途中から急坂が始まった。丸太の階段道になっており、それがけっこう長く続いた。それを登りきると雲居平と呼ばれる笹原の広がる所に出た。そこに着いて下蒜山の姿が眺められるようになった。なだらから雲居平を抜けると、再び急坂登りとなった。あえぐようにして登ると一度尾根は緩んだが、そこは九合目でまだ最後の一登りが待っていた。下蒜山はこんなに急坂続きだったかと思いながら登りきると、山頂はほっと出来る所だった。平らに開けており、ベンチも置かれて一休みするには良い所だった。そして何より展望が良かった。前方に中蒜山、上蒜山、大山が眺められるだけでなく、南には蒜山高原の風景とそれを囲む山並みが一望だった。登ってきた甲斐があったと言えるもので、いっときその展望を楽しんだ。その後は山頂の一隅で疲れた体を横にして休んだのだが、一眠りしてしまった。その間に天気は大きく変わっていた。登っているときから東よりガスが広がり出していたのだが、目覚めてみると多くの山がガスに隠されようとしていた。大山はガスで全く見えず、中蒜山、上蒜山もガスに包まれようとしていた。辺りにもガスがうっすらと漂いだしているのを見て、下山することにした。下山は往路を引き返すのみ。この下山は注意を要した。登山道は粘土質の所が多くあり、それが前日までの雨で滑り易くなっていた。とにかく慎重に足を下ろすことを心がけた。下るうちにガス帯を抜け出したようで、雲居平を過ぎて樹林帯に入ると、ときおり陽射しを受けるまでになった。麓に戻ってきたのは13時だった。行き帰りともほぼ同じ時間で、1時間20分かかっていた。下蒜山はけっこう急坂の多い山だったが、樹林の美しさ、優美な雲居平、そして素晴らしい山頂展望と、人気になる要素を多く持った山であることを認識出来た二回目の登山だった。
 天気予報では天気は午後に入って下り坂になるとのことだったので、蒜山の山並みはそのままガスに包まれるものと思っていたところ、国道482号線を走っているときに振り返った蒜山にガスは無かった。昼どきにいっときガスが広がっただけのようだった。
(2016/6記)(2020/8改訂)
<登山日> 2015年9月5日 9:24犬挟峠登山口スタート/9:45三合目/9:58雲居平/10:32九合目/10:45〜11:35山頂/12:07雲居平/12:38三合目/13:01エンド。
(天気) 朝の空は少し青空も見られたが、ほぼ薄晴れの空だった。樹林帯の気温は21℃ほど。登るほどに青空は消えてはっきりと薄晴れに変わってきた。山頂の気温は19℃で、風が涼しく爽やかだった。山頂では休むうちに周囲の山にガスがかかり出した。下蒜山にもうっすらかかってきた。下山中の上空は薄曇りだった。三合目を過ぎて樹林帯に入ると、また薄日が射すまでになってきた。
<< Photo Album 2015/09/05 >>
犬挟峠に着くと、レストハウスのようなものが作られようとしていた その前の駐車場はほぼ満車状態だった 駐車場にある東屋のそばが登山口だった
始めは野道を歩く感じだった 森の中へと入って行った 緑が美しかった
笹の中、丸太の階段を登って行く 登る向きが変わった 山頂まで100分とあった また階段を登るようになった 急角度だった
階段道は続いた 階段の途中で現れたのは三合目の標識だった 緩やかな道に変わってきた

 五合目が現れた

 その先は笹原風景
 で、雲居平と呼ば
 れる所だった

 雲居平を歩いて行
 く ここに着いて
 山頂方向が望める
 ようになった
   

 次第に下蒜山の姿
 が大きくなった


  雲居平はずっとな
  だらかだった

マルバダケブキを見るが、花は萎もうとしていた 上空を見ると、青空はどんどん少なくなっていた マツムシソウをよく見た
近づくうちにガスの漂うことがあった 背後にもガスが広がってきた 七合目の標識が現れた

 雲居平を過ぎて登
 山道の傾斜が増し
 てきた


  背後に展望が広が
  るも、ガスもどん
  どん広がっていた
登山道は急傾斜となってきた クサリも張られ
ていた
雲居平がずいぶん離れて見るようになった 九合目に着いて、漸く山頂が望めた
尾根は一度緩んだが、また急傾斜となった 山頂が間近になった 下蒜山の山頂に到着した
山頂に着いたときはすっかり曇り空だった 山頂の一隅で休憩とした 三等三角点(点名・蒜山)は笹に隠れ気味だった

 山頂から大山の方
 向を見る


   大山を隠すガスは
   薄れるときがあっ
   た
山頂からは南の方向が広く眺められた そちらはまだガスはかかっていなかった
上の写真に写る星山の尾根を大きく見る 上の写真に写る毛無山を大きく見る

 昼寝から覚めてみ
 ると、大山はすっ
 かりガスに隠され
 ていた

 山頂にもガスが漂
 い始めた

 50分ほど山頂で
 休んで後、往路を
 戻ろうと山頂を離
 れた

 前方を見るとガス
 が尾根を隠そうと
 していた
ガスを前方に見ながら尾根を下った ガスは雲居平にかかろうとしていた 雲居平に着くと、ガスが広がろうとしていた
ガスの雲居平を花を探しながら歩いた フウロソウの仲間のビッチュウフウロのようだった  ツルニンジンかと思えた
下蒜山の方向を振り返った ワレモコウが咲いていた イブキトラノオも見た
再び振り返ると、ガスは薄れていた 白い花だがヨメナに似ていた オミナエシを見る
雲居平を過ぎて樹林帯に入った 急坂が始まった ロープを掴んで下った 階段道を下っていると陽射しを受けるようになった
もう一度急坂が現れた 緩やかな自然林を歩く 陽射しをよく受けた 登山口が近づいた
 登山口の駐車場が
 見えてきた

   登山口を後にして
   国道482号線ま
   で戻ってきたとき
   蒜山を見た ガス
   はすっかり消えて
   いた