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| ◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <シンガポール編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| フェイバー山 | 105m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Mt.Faver | (シンガポール島南部) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 【2002年11月】 No.1 | 2002-78(TAJI) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| セントーサ島よりフェイバー山を望む 2002 / 11 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 02年の11月の始めより、シンガポールのコンビナートに仕事で出向いていたのだが、10日の日曜日は休日となった。何度か訪れたシンガポールなので、暑い中での観光はしたくなく、そうかと言ってホテルのプールでのんびりとするのもどうかとも思えた。そこでひらめいたのが、このシンガポールに山は有るのかということである。どうせ暑いのだから、山で思いっきり汗をかこうかとの逆転の発想である。ところがどうも
シンガポールには山は無く、せいぜい丘と言える程度の高みしかないようだった。一番高い標高地点はブキ・ティマ自然保護区にあるブキ・ティマ・サミット(163m)のようだったが、どうせ登るのなら展望の良い丘に登りたいと、結局は観光地でもあるフェイバー山を選ぶことになった。ピークそばにはケーブルカー駅があり、シンガポールでも有数の展望の良い所とか。従ってピークまで立派な車道が付いている。ホテルからフェイバー山までは4kmほどか。涼しければホテルから歩いて行こうと考えていたが、ホテルから出てなま暖かい空気に触れると、街中を歩く気にはなれず、タクシーで向かうことにした。フェイバー山上に続く道路の入口には分かり易い標識があり、その傍らで下車した。山では無く丘なので、道も緩やかな坂である。車道の脇には歩道が付いていたので、車を気にせず歩いて行けた。丘の緑は熱帯林と言えるもので、緑の濃い大木が鬱蒼としていた。麓は住宅街だったが、途中からは樹林が取り巻く道となった。15分ほどで、丘上の平坦部に出た。辺りは公園となっており、美しい花々が咲いていた。やがてケーブルカー駅に着いたが、そこを過ぎてまずはピークを目指した。僅かな傾斜を登って、程なくピークの公園に着いた。中央に1本の木があり、その周囲は展望台になっている。展望が良いのは北東方向で、市の中心部が広々と眺められた。また海側の南から南西方向も良く見えており、セントーサ島や遠くジュロン島も眺められた。セントーサ島の方向は工事中の風景が多く、少し雑然としていた。印象的なのは足下の熱帯林で、その緑が鮮やかなばかりであった。このピークで暫しの憩いを楽しんだ後は、ケーブルカーでセントーサ島へと向かった。そのケーブルカーからフェイバー山を望むと、薄皿を伏せた程度の盛り上がりにしか見えていなかった。セントーサ島では巨大なマーライオン像からフェリー乗り場へと続く公園を散策した。緑が濃く、また色とりどりの花が咲く美しい公園だったが、やはり人工的な感じがするのは否めない。それに昼が近づくにつれ気温はどんどん上がり、35℃以上になったのでは。とにかく蒸し暑い。立っているだけで汗ばむのに、歩き廻ったものだから全身汗みずくになってしまった。空の雲行きも怪しくなっていた。少し薄黒く見えていた北の空が上空にも広がって、黒みを増してきたのである。そこでセントーサ島を後にしてフェイバー山に再びケーブルカーで戻った。(ケーブルカーの往復料金は8.5ドル≒600円)。ピーク駅を出ると、ポツリと雨が落ちてきた。そこから麓へは、北に向かってコンクリートの遊歩道が続いていたので、それを下ることにした。麓に着くと車道でタクシーを拾い、真っ直ぐにホテルへと戻った。ホテルに着いても小雨がぱらつく程度であったが、午後の2時を回ると、ものすごいスコールが降ってきて、シンガポールの街は雨に閉ざされてしまった。 (2005/8記)(2012/5改訂) |
| <HIKE日> | 2002年11月10日 | 昼までの数時間を過ごす。 | |
| (天気) | シンガポールは連日猛暑で、この日の朝の空は少しは青さが見えていたが、ぼやけたような空で、雲の形もはっ きりしていなかった。気温も朝から少し高めのようだったが、それでも25℃ほどか。多少は涼しさを感じる。フェイバー山のピークに出ると、ときおり涼しい風が渡って暑さを一時忘れさせてくれたが、風が止まると途端に暑さを感じた。視界はモヤがかっており、遠方は淡く、うす茶色っぽい色合いだった。 | ||
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