TAJIHM の 兵庫の山めぐり <イングランドの山・イングランドの丘 
 
ノースヨーク・ムーアズ
(グレイトエイトン近郊)
1/2.5万地図 : North York Moors(Western area)
 
【2000年10月】 2000-47(TAJI&HM)
 
   ローズベリー・トッピングを南側より見る  2000 / 10

 イングランド・ハイキングの2回目は、ノースヨーク・ムーアズ国立公園を目指すことにした。その中でも一つぐらいピークを踏みたいと地図をながめると、ノースヨーク・ムーアズの北辺、グレイトエイトンの町の近くにピューポイント(展望地)で示されたピークを見つけた。ローズベリー・トッピング(Roseberry Topping)と示され、標高は320mとなっていた。このピークを中心に、周辺をハイキングすることにした。当日、現地までの経路は難しくないので、簡単に北に向かっていけると思っていたが、M1ロードを南に向かってしまい、次のインターチェンジで向かい直すことになってしまった。その後はM1ロードを北へと順調に走り、A168からA19へ、そしてA172へと走り、グレイトエイトンの町へと入った。そしてインフォメーション・センターを訪ねてみたが、まだ開いていなかった。ただ町に向かっている時に、前方に姿の良い小山が見えていたので、それがローズベリー・トッピングに違いないと思え、そちらに向かうことにした。なるほどローズベリー・トッピングに相違なく、地図通り駐車場も見えたので、そこに駐車した。そこよりローズベリー・トッピングに向かう道に入るべく、車道の脇を歩いて行ったが、どうもピークに向かう道が見当たらない。改めて地図を見ると、駐車場は二つあって、勘違いしていたようだった。もう一つの駐車場へ行ってみると、その脇よりピークに向かって立派なフットパスが始まっていた。再スタートをする。道は牧場に沿って真っ直ぐピークに向かっていた。ゲートを通って山道が始まった。裾野は雑木林であったが、中腹からは高い木は見られなくなり、展望はぐんと良くなった。登るうちに露岩を見るようになり、程なく山頂に着いた。そこは大きな岩場になっており、360度の素晴らしい展望が広がっていた。登って来た西の方向を見ると、延々と牧草帯の丘が広がっており、東はヒースの繁る小高い丘がどこまでも続いていた。この展望を暫しの間、大いに楽しんだ。ピークで一休みした後は、東に向かって進むことにした。一度下って登り直すとゲートがあり、その先は総てヒースの丘だった。緩やかにニュートン・ムーア(Newton Moor)と呼ばれる丘が続いている。 その丘の最高点に立ち寄るべく、ヒース帯を貫く道を進んで行く。順調に進むかと思っていたが、丘の頂には向かわず、むしろ下って離れ出した。このままでは大きく迂回してしまいそうだったが、ピークに向かう小径が見えたので、そちらを進むことにした。その道はほとんど歩かれていないらしく、結構ぬかるんだ所もあって、まさに荒野を歩んでいる感じだった。特に頂の雰囲気も無いままピークの辺りを突っ切ると、南の方向にあるグレイトエイトンムーア(Great Ayton Moor)に向かう道に合流した。はっきりとしたフットパスで、その道なりに南へと向かった。道幅も広くハイカーも多く通っていたが、片側は森で片側は小高くなったヒース帯になっており、あまり展望は良いとは言えなかった。暫く歩くと一般路に向かって下りだしたので、昼時でもありハイキングはそこまでとして昼食を採ることにした。そばのヒース帯に入り込んで、眺めの良い所で昼食とした。ヒースの丘と牧場や森が調和して、なかなか良い眺めだった。昼食後は、フットパスを引き返すことにした。中程まで戻ったときに、駐車地点の西方向へ向かう小径が見えたので、その道でエスケープすることにした。行く手には牧場が見えていた。始めこそ順調に下って行けたが、荒れた急斜面の滑り易い道となり、次に傾斜が緩くなった辺りで不確かになってしまった。戻るのも時間のかかることでもあり、柵を越えて牧場を突っ切ることにした。牧場の風景は、緑濃い牧草に羊や牛が放牧されたのどかなものだったが、歩いてみるとぬかるんだ所も多く、けっこう歩き難いものだった。また牧柵に沿って歩いていたのだが、なかなか目的地に近づかず、何度も方向修正をさせられた。また牧場の犬に吠えられたり、ぬかるみ地帯に入り込んだりと、なかなか苦労を強いられた。それでもなんとかローズベリー・トッピングの中腹辺りに戻り着いてフットパスに合流することが出来た。後はフットパスを歩いて、駐車地点へと戻った。この日の帰路は、東海岸の方へと走り、ウイットビーの町を通るなど、のんびりとドライブを楽しんで戻った。
(2004/5記)(2009/12改訂)(2018/11写真改訂)
<HIKE日> 2000年10月8日 9:57スタート/10:07再スタート/10:40ローズベリー・トッピング/14:36エンド。 
(天気) 前日は終日雨だったが、この日は朝から徐々に晴れ間が広がり出した。スタート時は東の空に少し雲が多く見えたが、ほぼ快晴の天気になる。視界も澄んでおり、申し分無し。昼を過ぎるとやや雲が増え出した。それでも晴天には変わり無し。
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ローズベリー・トッピングへ向かって歩き出した 辺りは農地が広がっていた 放牧されている牛が近くに立っていた
朝日が牧草地を照らしている 上り坂となって、足下に展望が広がってきた 次第に遠くまで風景が広がってきた
足下は畑地の風景だった 登ってきたコースを振り返った 丘がどこまでも続いているのが望まれた
ローズベリー・トッピングに立つと海まで一望だった 遠くの住宅街を少し大きく眺める 足下は畑地の風景だった
畑地の風景も悪くなかった 東へと下ってローズベリー・トッピングを振り返った 少し離れてローズベリー・トッピングを眺めた
更に離れてローズベリー・トッピングを眺めた 一度下って登り返したとき、後ろを振り返った ヒースに囲まれて、道は真っ直ぐに続いていた
振り返るとローズベリー・トッピングの頂が見えていた 丘はほぼ平坦で、どこがピークなのか分からなかった ヒースと牧草地とのコントラストが美しかった
近くでヒツジが牧草をはんでいた ローズベリー・トッピングを中心にして広々と眺められる所が現れた
ローズベリー・トッピングを大きく見る 別の方角を眺めた 近くに別の駐車場が見えていた
グレイトエイトン・ムーアの道を歩く 右手は小高くなったヒース帯だった ヒース地の先は放牧地だった
昼食地点から眺めた風景も美しかった ローズベリー・トッピングの方向は絵になる風景だった  牧場を突っ切って、駐車地点へ戻ることにした
牧草地は見た目は優しかったがジュクジュクしていた ヒツジに気を遣いながら牧草地を歩いた 畑地を歩くようになった
ローズベリー・トッピングを間近に見る所まで来た 辺りは畑地の風景が広がっていた 見覚えのある建物が現れた
駐車場に戻るとき、後ろを振り返った 帰路のドライブで優しげな風景にいっとき足を止めた 帰路のドライブでウイットビーの町を遠くに見る


 グレイトエイトンにて

ローズベリー・トッピングに向かう前に、グレイトエイトンの町に立ち寄りました。(2000/10/08)