TAJIHM の 兵庫の山めぐり <イングランドの山・イングランドの丘 
 
レイク・ディストリクト
(スキドーフォレスト)
1/2.5万地図 : Lake District
 
【2000年10月】 2000-48(TAJI&HM)
 
   下山を終えて帰路にスキドー山を見上げる  2000 / 10

 イングランド・ハイキングの3回目はレイク・ディストリクト国立公園(湖水地方)に決めた。地図を見ると湖だけでなく、けっこう登り甲斐のありそうな山が散見出来た。その中からまず選んだのがスキドー山(Mt.Skiddaw)で、標高は931mとなっていた。イングランドでは高峰の部類に入ると言える。レイク・ディストリクトの北部に位置するため、M6ロードを一気にペンリスまで走り、ケズィックの町を目指すことにした。この日の朝、アパートを7時に出たが、小雨が降っており町は濡れていた。M62ロードを走っていても時々小雨が降ってきた。晴れを期待して進むしかない。マンチェスターが近づいたときに一度分岐点を誤り、インターを下りて引き返すことになってしまった。次になぜか行き先にリバプールが現れた。これもM6ロードの分岐点を見落としたらしい。もう一度道間違いがあり、計3度も道を間違えた末、漸くM6ノースを進むことが出来たが、100マイル以上は余分に走ってしまった。軽く1時間半はロスをしたようである。ただ天気はその間に回復を見せ、レイク・ディストリクトのあるカンブリア地方が近づくほどに晴れ間が見えだした。途中霧の所もあったが、40番インターでM6ロードを下りる頃には、すっきりとした青空が拡がっていた。ところがここでまたトラブルが発生した。車の後部より異音が出て、うるさいばかりである。どこか車の故障のような気がして、気分がやや落ち込んだが、走行には問題が出ていないので、予定通り走って行った。ケズィックの町に入り、スキドー山麓のドッドウッド(Dodd Wood)の森にある駐車場に駐車する。多くのハイカーを見かけたが、ほとんどは森の散策で、いわゆるウォーキングする人たちだった。周囲を森で囲まれた林道を暫く歩いて行くと、やがて峠のような所に出た。そこよりスキドー山に向かって山道が始まっており、一組の夫婦が先行していた。これに違いないと登り出す。ほぼヒースが生えているだけの山で、木立はほとんど見られなかった。登るほどに足下に風景が広がって来た。順調に登っていたが、道が二手に分かれるところで、そのまま真っ直ぐ行かず、左手に見える小ピークに向かって行くほうの道を選ぶことにした。そのピークを越してスキドー山に向かうと考えたためだが、道を進めど横方向に向かうだけで登って行かない。途中ではっきりと間違いに気付き、ちょうど細々とピークに向かう道を見たので、それを登ることにした。周囲のヒース帯はやがて牧草地に変わり、羊の放牧も見られるようになった。稜線が近づく頃、細道は消えてしまったが、後は適当に牧草地を歩いて稜線を目指すことにした。やがてピークが見えて来たが、ときおりガスがかかってきた。ガスの来る東の空を見ると、雲に広く覆われている。漸く稜線に達すると、そこには幅広の道が付いており、一安心である。ただ強い風が吹いており、けっこう肌寒い。ピークが近づくにつれガスは濃くなり、周囲は見えなくなった。ピークに着くと、そこは一際風が強く、一層の寒さだった。ガスが急速に襲ってくることと言いまさに高山の雰囲気だった。そのピークにはケルンが一つあるのみ。風を避けるため、少し北に下って風の当たらない急斜面に休憩場所を求めた。そこで昼食を採ったが、ガスは消えそうにもない。一時的には麓の見えることもあったが、すぐにガスが襲ってきた。ピークでの展望は諦めて、尾根を北西方向に向かって下ることにした。少し下るとガス帯を抜けた。どうやらピークにのみガスがかかっていたようである。一気に素晴らしい展望が広がった。 足下にベイセンスホワイト湖(Bassenthwhite Lake)が広がり、ヨットも浮かんでいる。その左手にはダーウェント湖(Derwent Water湖)が見え、逆光で光っていた。その背後には山並みが広がっている。湖の周囲は緑濃い森や丘が占め、見飽きない風景である。やはり湖水地方は美しいと感心する。この展望を楽しむうちに、北から東にかかるガスが晴れて来た。すると一際大きな山が現れた。改めて地図を見ると、それがスキドー山らしい。先ほどのピークはただの支尾根のピーク(Longside Edge)であったらしい。高度も200mほど低く、740m前後と見られる。もうスキドー山に向かうのは無理だったが、この尾根も展望の素晴 らしさがあったので満足とする。ハイカーもけっこう多く訪れていた。後はのんびりと展望を楽しみながら尾根を下って行った。途中より尾根と分かれて駐車方向に下る道が見えたので、そちらを下りることにした。やがて小さな村に下り着き、そこからは車道に沿って散策道が駐車場まで続いていた。下山が終わった頃にはすっかり晴れ上がり、帰路、山の方向を見ると、スキドー山がくっきりと見えていた。なお、車の異音はマフラーの故障であった。
(2004/5記)(2010/1改訂)(2018/12写真改訂)
<HIKE日> 2000年10月15日 10:41スタート/11:12登山口/12:00〜13:00ピーク/14:25エンド。
(天気) M6ロードでもたもたしているうちに、雨模様の空は徐々に晴れに変わり、M6を下りる頃にはすっかり晴れ上がった。スタート時は、行く手の山並みの稜線部にはガスがかかっていた。南は晴れているが、東から雲が多く来るので、よく陽射しが遮られた。稜線に出ると強い風があり、ピークでは肌寒い強風で長くは居られなかった。そしてその間のほとんど時間をガスが視界を遮っていた。ただ少し下るとガス帯を抜け、そこは晴天が広がっていた。また陽射しが当たってほのぼのと暖かかった。
<< Photo Album 2000/10/15 >>
ピークが近づくと、そのピークにはときおりガスがか
かっていた
ガスのピークから北西方向に下ると、ガス帯を抜けて
Bassenthwhite Lake が見えて来た
南にはDerwent Water が見えていたが、逆光で光って
いた
Derwent Water の手前の農地を大きく見る 尾根の先を見ると、うっすらと大西洋が眺められた 足下に Bassenthwhite Lake を見る

展望地より
Bassenthwhite
Lakeの北西端を
見る

左の写真の右上
部に広がる農地
を大きく見る
上の写真の左下に写る農地を大きく見る 教会の辺りを大きく見る Bassenthwhite Lake の南東端を見る
北のガスが薄れて、一段と大きな尾根が現れた 下山を始めて先ほどまで立っていたピークを振り返る 北西に延びる尾根の先は緩やかな丘の風景だった
北の山を隠していたガスはほぼ消えようとしていた ひときわ大きな山はスキドー山のようだった この風景を見ながら麓へと下りて行った
Bassenthwhite Lake が近くに見えるようになった 麓の牧草地が近くに見えるようになった 下山のフットパスを見る


 リーズ市点描(1)


 暮らしていたリーズ市は活気のある街でした。市の中心部はいつも多くの人で賑わっていました。通りにはクリスマスの飾り
付けが作られていました。 (2000/10/21)