TAJIHM の 兵庫の山めぐり <イングランドの山・イングランドの丘 
 
ヨークシャー・デイルズ
(エンブセイ・クラッグ)
1/2.5万地図 : Yorkshire Dales
 
【2000年11月】 2000-56(TAJI&HM)
 
   虹の向こうにエンブセイ・クラッグを見る  2000 / 11

 11月は天気の変わり目なのか、快晴を見ることは少なくなり、この日も朝から雨だった。ただ天気予報では午後に晴れ間も見えるとの予想だった。なるほど9時を過ぎて雨が止み出した。それを見て10時前にアパートを出た。 この時間からは遠くへは行けないので、リーズ市に一番近い所として、ヨークシャー・デイルズの南東側の入口ともなるスキップトン市近郊の丘を目指すことにした。スキップトンに入り、街にあるスーパー・モリソンの軽食コーナーで早めの昼食を採った。スキップトンに着いた時はまだ曇り空だったが、食後駐車場に戻るときは、爽やかな陽が射すようになっていた。もう少し天気の回復を待とうと、少しばかりスキップトン市内を散策した。空には黒い雲が広がっているのに、それを割って射す陽は明るく、街の風景を鮮やかに見せていた。スキップトンを離れて向かったのは、北隣のエンブセイ(Embsay)村で、10分ほどでエンブセイ村の駐車場に着いた。ここより北に見える小高い丘がこの日の目的地で、エンブセイ・クラッグ(Embsay Crag)と名付けられて、標高は371mとなっていた。その駐車場より牧草地の中をエンブセイ・クラッグに向かってフットパスが始まっていた。それを歩き出す。上空は黒雲がほとんど占めていたが、太陽の周りだけ雲が割れて鮮やかな陽が射していた。だが歩き始めるとすぐに小雨が降ってきた。 目指すエンブセイ・クラッグには陽が当たっており、そして暗い空をバックに鮮やかな虹が架かっている。そして小雨が降っている。不思議な天候である。小雨の中、時に陽が射して来たが、やがてやや強い降りとなった。暫し立ち止まるも、止む気配は無かった。フットパスは住宅地に行き着いて一端終わったので、地図を調べてエンブセイ・クラッグに向かうフットパスを探した。それは住宅地の一角より丘に向かっており、牧場そばを抜けてピークに向かうようである。雨は降ったり止んだりになっていた。牧場までの道は悪くなかったが、その先はぬかるみがひどく、時に道脇の土手を歩いたりした。フットパスの悪い状態が続くため、途中でコースを離れて牧草帯を適当に登ることにした。この頃一時的に強く陽が射して来た。また鮮やかな虹がかかった。そしてシャワーも降って来た。牧草地を真っ直ぐ北に登って行くと、正規のフットパスと出会った。エンブセイ・クラッグのピークはもう間近であった。そのピークへとようやく山道らしくなったコースを登って行くが、陽射しが段々と弱まって来た。そして肌寒い風が強く吹いて来た。ピークに着いたときは、すっかり曇り空になっていた。風があるので、視界はくっきりしていたが、陽射しがないだけに風景は薄暗い。南の方向は広々と緩やかな丘が視界いっぱいに広がっていた。背後は、このピークよりも標高の高いヒースの丘が広がっている。強風を避けて、風のあまり来ない南側の岩の上で休憩とした。上空の雲こそ時おり薄れることもあったが、南の空の雲は厚いままである。暫く佇んでいたが、晴れそうにないので、帰路につくことにした。西斜面のフットパスを麓の人工池に向かって降りて行く。この頃は周囲はすっかり薄暗くなって、小雨が降って来た。どうやら本格的な雨になりそうであった。麓に降り着いて池の周囲を巡り、村中を通って駐車地点へと戻って行った。この日はハイキング中、誰にも会わなかった。
(2004/5記)(2010/10改訂)(2019/2写真改訂)
<HIKE日> 2000年11月26日 12:30スタート/15:15エンド。
(天気) 午後に入って天気は快復 し、明るい陽射しを受けたが、この陽射しの時間は短く、 スタート頃よりシャワーと陽射しが交互に来るようになった。時にシャワーは強く降って来た。ピークに近づく頃、暫く陽が射していたが、ピークに着く直前より、厚い雲に陽射しは閉 ざされてしまい、その後快復することは無かった。下山して駐車地点に向かう頃は小雨となった。ピークでは風が強く寒さを感じたが、風による寒さで気温による寒さでは無かった。
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スキップトンの町を離れてエンブセイ村へと向かった 空を覆う黒い雲を割って陽が射してきた 光が丘の風景を鮮やかにしていた
駐車場に着くと暗い空に虹が架かろうとしていた 暗い空をバックに鮮やかな虹が架かった 虹の空に小雨が降るという不思議な天気だった
フットパスを歩き出したとき、村の方向を見る 牧草地にだけ強い光が当たった 牧草地の中をフットパスは続いていた
フットパスを歩いていると急に強い雨となった ヒツ
ジの群れがこちらを見て逃げ出した
フットパスを離れて牧草地を歩いて行く 草をはむヒ
ツジが点々と見られた
エンブセイ・クラッグへと適当に向かっていると、ま
た陽射しが現れて、虹がかかった
足を止めて虹を見ていると、虹は見る間に薄れてきた 尾根が近づくと右手は牧草地が広がった そしてまた
虹が現れた
尾根のフットパスに出会ったとき、村の方向を見ると
小雨なのか薄く煙っていた

エンブセイ・クラ
ッグへ近づいて行
くと、丘の続く風
景が広がってきた

ピークに着いたと
きは、上空は曇り
空に変わっていた
西斜面のフットパスで麓に向かった 左手の麓にエンブセイ村が見えている 牧草地の広がる風景の中を下った


 スキップトンにて(1)

 エンブセイ・クラッグのハイキングを始める前にリーズ市の近郊の街、スキップトン市を訪れました。雨上がりの後に
黒い雲が次第に薄れて、雲間から明るい陽射しが街を鮮やかに浮かび上がらせていました。 (2000/11/26)