前日(12月28日)の雪は止んでおり、明るくなるとともにはっきりと晴れの天気が窺えた。アパートの駐車場も3センチほどの雪があったが、それが凍っており滑り易くなっていた。道路状況がよく分からないので、近くで晴れの自然に触れようとまずはラウンドハイ公園へ出かけた。空には少し雲が出ていたが、青空が広がろうとしていた。公園の積雪は5センチほどで、すっかり草地が雪に隠されていた。そして大勢の家族が来ており、公園のスロープを使ってソリ遊びを楽しんでいた。運動場や池近くを散策したのだが、その間に雲は消えてすっかり快晴となったので、急遽ヨークシャー・デイルズに向かうことにした。道路は枝道こそ雪が積もっていたが、幹線は融雪剤のおかげですっかり溶けていた。遠隔地までは無理なので、エンブセイ村のエンブセイ・クラッグ(Embsay
Crag)を再訪することにした。前回(11/26)のハイキングが曇天で、景色を十分に楽しめなかったため再度登ることにしたものである。エンブセイ村に着くと、エンブセイ・クラッグが雲一つ無い青空をバックにくっきりと見えていた。二度目なので、迷わずフットパスを歩いて行く。エンブセイ・クラッグへは前回と同じくピークの南東にある牧場脇のフットパスを登って行った。前回は道がぬかるんで歩き難かったが、この日は土が凍っており結構歩き易くなっていた。おかげでフットパスを離れる必要も無く、楽にフットパスを辿って行けた。ピークが近づくと少し冷たい風が出てきたが、弱く吹くのみ。陽射しが十分にあるので寒さはあまり感じなかった。足下に広がるヨークシャーデイルズは、広々とした牧草地が総て雪に覆われており、すっかり白くなっていた。そしてどこまでもくっきりと見えていた。好天に誘われてかこの日は他のハイカーも来ており、ピークにも既に5,6人のハイカーが着いていた。
前回と同じく展望の良いピーク南の岩の上で休憩とした。広々とした展望を十分に楽しんだ後は、往路と同じコースで手早く戻った。ごく軽い散歩程度のハイキングだった。
(2004/9記)(2011/2改訂)(2019/8写真改訂) |