TAJIHM の 兵庫の山めぐり <イングランドの山・イングランドの丘 
 
レイク・ディストリクト
(コニストーン近郊)
1/2.5万地図 : Lake District
 
【2000年12月】 2000-63(TAJI&HM)
 
   コニストーンに近づいて町の背後の山並みを見る  2000 / 12

 大晦日を明日に控えた30日は、朝から雲一つ無い快晴の空が広がっていた。前夜に天気予報を確認していなかったため、夜明けを待ってどこに出かけるかを決めることにしていたので、出発が9時半と遅れてしまった。そして出発時ではピーク・ディストリクトのバクストン周辺でもと考えてリーズを離れたのだが、いざM62ロードを西に走っていると、快晴の空がどこまでも広がっている。これを見て、行き先を急遽レイク・ディストリクトに変更することにした。このM62を走っているときに、素晴らしい光景を見た。ピーク・ディストリクトとヨークシャー・デイルズに挟まれた辺りは少し高地になっているのだが、その辺りの樹木が総て霧氷になって、純白に輝いていた。驚くほどの美しさだった。高速道の街路樹まで真っ白である。前夜に濃霧があって、それが気温の低下と無風で、この霧氷になったと考えられる。走行中の外気温は−6℃であった。この霧氷はM6ロードが近づくと見られなくなった。レイク・ディストリクトでは、まだ訪れていなかった Coniston Water湖の西岸を南側から入って、北に向かって適地を求めて行った。しかしこの湖の西岸は低い丘ばかりで、ハイキング向きには見えなかった。途中、湖水そばのピクニックエリアで休憩したのみで、北を目指してコニストーンの町を訪れることにした。コニストーンに近づくと、町の北西にある山群が大きく迫って来た。山肌は総て雪をかぶって白くなっている。町に入ると駐車場はほぼ満車であったが、なんとか一台分のスペースを見つけた。朝の出発が遅かったうえに、のんびりとドライブしてきたので、既に13時が近くなっていた。そこで高峰は諦めて、町に一番近い山でも登ろうとその方向に向かうことにした。町は洒落た建物が多く、雰囲気は悪くなかった。A593を横切り、徐々に山に近づいて行く。農家の前を通りゲートを抜けると、フットパスが始まった。少し歩いて行くと、右手に車道が見えた。地図で確かめると、その道も谷を奥に入って行くので、そちらを歩くことにする。やがて最奥の村が見えて来た。どの家もB&Bのように見える。ここに来ても、まだ一番近い山に登るつもりだったので、村の奥から出ているフットパスを歩いて取り付き点を求めた。少し歩くと雪が20cm程になってきたので、スパッツを着ける。間もなく踏み跡が怪しくなって来た。また谷への傾斜もきつくなって来た。踏み跡を探してそれを辿っていくと、目的の右の山とは離れ出してしまった。それでも足跡を追っていくと、どんどん左手に向かい、するとメインコースと思われる何人もの足跡のあるフットパスに合流した。主ルート(The Oldman of Coniston へ向かうルート)がその方向であることは分かっていても、時間の関係で諦めていたのだが、ここまで来たのだから行けるところまで行こうと、メインルートを進むことにした。左手に標高800mはある山群が大きく迫っている。雪の上はまだ歩き易いのだが、雪が消えている所は水が凍って滑り易くなっており、注意しながら登って行く。結構多くのハイカーとすれ違った。このまま歩くとどの地点まで行くのか分からなかったのだが、かまわず登って行くと、やがて池(Levers Water)に出会った。こんな所に池があるのかと、意外であった。この池のそばを歩いているときは誰とも会わず、やや不安になったが、池を過ぎると前方に見える一つのピーク(745m)に多くのハイカーが居るのがわかった。その純白のピークが陽射しを受けて眩しく光っている。今日はそのピークまでと目標を決めた。ピークに近づくと傾斜がきつくなり、雪の量も多くなって来た。それでも30cmほどだが、久々にあえぎながら登ることになった。ピークに着くと、そこには素晴らしい展望が待っていた。北には純白の山群がスカイラインを作っている。両側にはこのピークから続く山々が、また登ってきた方向を見ると、足下に Levers Water、遠くには Coniston Water も見えていた。真っ青に澄んだ空の下、この風景を十分に味わった。ピークに着いたときは、一帯には誰もいなかったが、周辺の山々にまだ多くの人を見かけた。午後も3時となって、すでに陽は山に隠れようとしていたが、薄暗くなってからでも降りるつもりと見える。やや冷たい風が吹いていたが、陽射しがあるので気にならない。太陽が西の山に隠れて暫く経つまでピークに佇んでいた。下山はメインコースを村までたどる。この下山中は、コースの前後に多くのハイカーを見た。池を過ぎる頃より薄暗くなり、足下がはっきりしなくなってきたので、凍った坂を滑らないようにと細心の注意が必要だった。コニストーンの町に着いたときはすっかり暗くなっていた。
(2004/9記)(2016/8改訂)(2019/8写真改訂)
<HIKE日> 2000年12月30日 13:00スタート/14:48〜15:15ピーク/16:53エンド。
(天気) 雲一つ無い快晴。空はどこまでも澄み風もあまり強くは無く、絶好のハイキング日和だった。積雪はピークで30cmまで。
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M62を走っているときに霧氷の美しさに見とれてしまった マンチェスター近くのサービスエリアに立ち寄ると、そこの街路樹も見事な霧氷になっていた
コニストーンの町に向かう前に Coniston Water湖 の湖岸で暫しの憩いをとった 雲一つ無い空の下、前方の山並みは真っ白だった

(←)
コニストーンの町
が近づいてきた

 (→)
  コニストーンに入
  った
洒落たB&Bが並ぶコニストーンの町は周囲を高峰が取り巻き、いかにも登山基地といった雰囲気を持った町だった
町に一番近い山でも登ろうとその方向に向かうと農家
の前を通った
山に向かってフットパスを歩いて行く 車道に出会ったので、その車道を歩いて最奥の集落に
向かった

最奥にある家の前に
着いた そこからは
足跡の付いているフ
ットパスを歩いて行
くことにした

登り出すと周囲に雪
の山並みが広がり出
した
フットパスのままに歩いて行った 突然のように湖が現れた Levers Water湖だった 湖に沿って歩いて行く
湖のそばを通り抜けた 陽射しを受けるようになった 前方に純白のピーク(745mピーク)が現れた
745mピークまで歩くことにした 急坂をあえいでピークに近づいて行った ピークが目前になると、多くの人が見えてきた

ピークからの展望
は、純白の山並み
が広がっていた

Levers Water湖を
振り返った
パートナーが近くの岩場で休憩していた 雪面にシュカブラが出来ていた 近くのピークを眺めた
西の尾根を眺める その上空を飛行機が飛んでいた 次第に陰の部分が広がってきた
周囲の山並みも陽射しを受けるの部分が減ってきた 足下の見えるうちにと、下山の途についた まだ3時を過ぎた時間なのに夕暮れの雰囲気だった


 マンチェスター市にて

大晦日はマンチェスター市に買い物に出かけました。市内に入る前にマンチェスター空港に立ち寄りました。
(2000/12/31)