TAJIHM の 兵庫の山めぐり <イングランドの山・イングランドの丘 
 
レイク・ディストリクト
(ダーリング・フェル)  391m
1/2.5万地図 : Lake District
 
【2001年2月】 2001-16(TAJI&HM)
 
   グラスムーア山の尾根より 2001 / 2

 2001年2月の湖水地方への小旅行二日目は、昼どきをクラムックウォーター湖(Crummock Water)の東岸に佇むグラスムーア山の登山で楽しんだ。そのグラスムーア山の下山中に考えたのは、下山を終えても14時までには十分に駐車地点に戻れそうなので、夕暮れまでにもう一つ近くの山でも登ろうかと言うことだった。そこでクラムックウォーター湖畔へと下っているときに注目したのが、北西隣のローズウォーター湖(Lowes Water)の東岸に見える二つの丘だった。地図を見るとダーリング・フェル(Darling Fell、391m)とロウ・フェル(Low Fell、423m)とある。どちらにも登山路を示す破線の記号が付いていたが、ダーリング・フェルの方が幾分なだらかで、麓にはパーキングの記号も見られた。そこでグラスムーア山から下山すると、すぐにクラムックウォーター湖を後にした。B5289を北へと走り、ローズウォーター湖の北岸に向かう道に折れた。そのローズウォーター湖の駐車場は登山コースから少し離れていたため、フットパスの入口に近い所に駐車場所はないかと探したが、なかなか適当な駐車地点が見つからなかった。湖岸を行ったり来たり、またダーリング・フェルの西麓を走る林道のような細道に入ったりしたあげく、無理やりフットパスの入口に近いローズウォーター湖の湖岸道路の路肩に駐車した。駐車地点とピークとの標高差は300mも無いので、ごく軽いハイキングと言えそうだった。先ほど車で走った西麓の荒れ道を少し登ると、ダーリング・フェルへのフットパスが始まった。牧柵を越えると暫くは柵沿いの道を登って行ったが、一帯はなだらかで、牧草地になっていた。フットパスは始めははっきりとしていたのだが、途中から不確かになったため、後は適当に牧草の斜面を登ってピークへと近づいて行った。この登りの途中で小雪がちらつき出すも、すぐに止んでくれた。歩き始めて30分もするともうピークだった。そこもなだらかな牧草地で、好展望が広がっていた。そこまで来ると、西に高い丘は見られず、なだらかな平野の先には海がはっきり見えていた。また東には午前に登ったグラスムーア山が大きく迫っていた。そして足下を眺めるとローズウォーター湖があり、背後の山並みとで美しい風景を作っていた。このピークに立って程なく東から雪雲が広がって来た。上空が黒くなって来た頃には東の山並みはもう雪に包まれ出していた。暫しの休憩の後、同じルートで戻った。その下山時にはこの丘にも再び小雪が舞い出していた。下山を終えても日暮れまでには幾分時間があったため、B5289を北へと走り、湖水地方の北西にあって比較的大きな町であるクッカーマウス(Cockermouth)に立ち寄った。そして日暮れまでの小時間、散策を楽しんだ。その後、A66を走ってその夜の宿のあるThornthwaite村へと向かっていると、Bassenthwaite湖の南の山並みはすっかり雪雲に包まれていた。その雪雲が割れたとき、山肌が白くなっているのが望まれた。Thornthwaiteに入ると、その夜の宿となる[Thornthwaite Hall]を探したのだが、薄暗い中とあって見つけるのに少々手間取ってしまった。
(2006/6記)(2025/7写真改訂)
<HIKE日> 2001年2月24日 14:20スタート/14:52〜15:10ダーリング・フェル/15:34エンド。
(天気) すっかり空は曇ってしまった。 登っているときに薄く雪雲が通過して、少しj小雪が降って来た。その後は西の空に青空も見え出したが、上空まで広がって来なかった。やや明るくなる程度にとどまった。 風はやや強く、陰っていただけに肌寒かった。
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フットパスを登り始めるとローズウォーター湖の西岸の風景が望まれた 左の写真の中心部を大きく見る まさに田園風景だった ダーリング・フェルに着いて、ローズウォーター湖を見下ろした
東に見えるグラスムーア山は大きかった 南東にはクラムックウォーター湖があり、その先に湖水地方の高峰群が望まれた 下山は、往路と同じ道を辿った ローズウォーター湖を見ながらの下りだった


 リーズ市点描(8)

2001年3月3日午後のリーズ市内です。 (2001/03/03)