冑山は手柄山の北にあって、低い手柄山よりも更に低く、山と言うよりもごく小さな丘と呼ぶのが相応しいと思える。実際に播磨国風土記では冑丘と書かれている。その山頂には冑山神社が建っており、山全体が神社の杜と言っても良さそうだった。その冑山の姿が一番良く見えるのが手柄山の北展望台からだった。それが分かったのは2013年2月の建国記念日のことだった。午後の散歩として手柄山を訪れて北展望台に立ったのだが、その小さなはどう見ても山とは呼べそうに無かったが、姿としてはこぢんまりとまとまっていた。冑山と名が付いていることでもあり、その姿にも惹かれたことで、一度は登ってみるかと興味が湧いた次第である。出かけたのは、その2週間後の2月24日だった。駐車出来る場所が見つかるかどうか分からなかったので、自宅からはスクーターで出かけた。神社の正面となる石段の前に出ると、そこは広場になっており、参詣者用の駐車場でもあった。その後は山頂まで単に神社の石段を登るだけなので、全くの散歩と呼べるものだった。もうここに書くまでもないので、後の冑山を散歩した様子は下の写真帳でご覧いただきたい。
(2013/2記)(2018/9写真改訂) |