TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
姫山    ひめやま 45.5m 姫路市
 
景福寺山    けいふくじやま 51m
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2019年4月】 2019-67(TAJI&HM)
 
   JR姫路駅より  2019 / 4

 日本初の世界文化遺産である姫路城は姫山に建つ平山城であるが、姫路城の天守閣の最上階からじっくりと周囲の山並みを眺めたいと以前から考えていた。その姫山のごく近くにある同程度の高さの丘が景福寺山で、そちらも序でに訪れようと出かけたのは、2019年のゴールデンウィーク初日の4月27日のことだった。
 姫路市のこの日の天気は晴れときどき曇りの予想だったが、朝の空は前日の曇りが続いているようで、青空はあるものの空の半分は薄黒い雲だった。しかもその雲は姫路城の背後に多く見た。JR姫路駅をスタート地点として、まずは姫路城へと向かった。天気は次第に良くなっているようで、城に近づく頃には北の空にも少し青空を見るまでになった。それで安心したところ、天気はそう単純ではなかった。その天気のことはさておいて、姫路城に関しては単純に城巡りのコース通りに菱の門、いの門、はの門と通って天守閣に入り、最上階へと上がった。この日の空はよく変わり、晴れてきたかと思うと黒い雲が広がるを繰り返していた。またいっとき雨も降ってきた。風が強い日でもあり、その風のおかげか視界は澄んでおり、最上階では期待通りに展望を楽しむことが出来た。その姫路城ではもう一つ目的があり、それは本丸で三角点を探すことだった。天守閣を後にして本丸に出ると、あっさり見つかると思った三角点が、地図に示された位置に見えなかった。辺りを見回しても三角点は見なかった。訝しく思いながらその後はに西の丸巡りに移ったが、もう一度確認しようと本丸に戻って、今度は先に城内の案内人に三角点があることを確かめた。やはり三角点はあるとのことで、それは地図に示された位置のようだった。そこでもう一度立ったものの、やはり三角点は見なかった。ところが良く見ると平らな石に文字が刻まれており、それを読むと「この下に三角点の標石あり」と書かれていた。どうやら三角点はその石の下に隠されているようだった。ちょうど手柄山の三角点と同様に大勢の人が来る所なので保護を目的として隠しているようだった。これで姫路城に思いを残すことは無くなり、大手門を出て景福寺山に向かった。その景福寺山は西に見えており、地図を見ると南側から山頂への道が描かれていた。その頃には上空はすっかり曇り空に変わっており、青空は全く見られなくなっていた。なんとも気まぐれな天気だった。景福寺山の南側に回り込むと景福寺が現れ、そこより少し西の位置で南麓に近づけた。山裾は墓地になっており、墓地内を歩く形で山上へと向かった。ごく小さな山なので数分も登れば山上に出た。そこは山頂の西よりの位置になり、少し展望があって名古山辺りが眺められた。そこから山頂の中央部へと小径を辿ると、そちらも墓地になっており、中央で広い場所を占めるのは姫路藩主松平明矩の墓所だった。その山頂に立って分かったことは別の小径が東側から来ていることで、それを辿ってみると中腹の景福寺公園に出た。その公園の一角は姫路城十景に選ばれている所で、姫路城を眺めるビューポイントだった。木々の生長で見える範囲は狭まってはいたが、西から眺める姫路城も悪くなかった。そこから先も小径を辿ると車道に出て、北へと向かうと市道城南線に出た。どうやら景福寺山の山頂へは景福寺公園から向かうのが正しいようだった。後は近くの「市之橋文学館前」バス停よりバスに乗って姫路駅へと戻って行った。
(2019/6記)
<登山日> 2019年4月27日 10:12JR姫路駅スタート/10:31大手門に入る/姫路城内散策/12:51大手門を出る/13:14景福寺/13:23〜34景福寺山山頂/13:48「市之橋文学館前」バス停エンド。
(天気) 気まぐれな天気で、澄んだ青空が広がったかと思うと黒雲が広がって薄暗くなることもあった。それを繰り返したが、いっとき小雨になることもあった。気温は12℃と早春に戻ったかと思える寒い日で、風も冷たく強かった。視界は澄んでいた。景福寺山に向かい出す頃より、ずっと曇り空となった。
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始めにJR姫路駅から姫路城の方向を眺めた 姫路城の背後の空は雲が広がっていた 姫路城へと御幸通りを歩き始めた
ビル街を過ぎて観光地エリアに入った まだ姫路城の上空には薄黒い雲が広がっていた 西に見えていたのは景福寺山だった

始めに大手門を通
った

三の丸広場に出て
正面に姫路城を見
る 姫路城の土台
が姫山だった

左手に見えるのは
西の丸に建つ長局
だった
入城料は1000円だった 観光客に混じって真っ直ぐ天守閣に向かった 姫路城はどこから見ても絵になる城だった
天守閣に近づいていると陽射しを受けることがあった 場内の一角で咲いていたのはシャガだった 天守閣に入ると、靴を脱いで階段を登ることになった
廻縁を歩いて上階へと登って行く 最上階(6階)はやはり人が多かった その最上階には刑部神社があった
南の方向を眺めた そちらは晴れていた 沖に見えていたのは男鹿島だった 南西を見ると西島の重なって小豆島も見えていた


南南東方向を見
ると足下に見え
たのは姫路動物
園だった


南南東方向に見
えたのは仁寿山
だった


南東方向を見る

右上の写真の左
手で、手前に見
えるのは淳心学
院だった


左の写真に写る
南山を大きく見



北東から南東に
かけてを眺めた
上の写真に写る畑山を大きく見る 上の写真に写る高御位山の辺りを大きく見る

(←)
北の尾根を眺めた


 (→)
  増位山を大きく見
  る
北西方向を見る 間近に男山を見た 左の写真に写る男山を大きく見る 八丈岩山を大きく見る

(←)
男山の背後に見え
る山並みを大きく
見る

 (→)
  西の方向を見ると
  複雑な甍が眺めら
  れた
西を見ると足下に見えたのは西の丸だった 西の丸の背後に広がる山並みを見る
天守閣から下りて来ると、次は三角点を確認しようと
本丸に出た そのとき強い風と共に雨が降ってきた
雨が止むのを待って三角点を探したが、地図で示す位
置には無かった 広場全体を探したがやはり無かった
三角点探しを諦めて西の丸巡りをしたが、晴れた空に変わったのを見て改めて三角点探しをすることにした
本丸に戻ってきた 先に城内の案内人に三角点のこと
を聞くと、確かに地図の位置にあるとのことだった
地図が示していたのは本丸の南東の位置だったが、や
はり三角点を見なかった
よく見ると一つの石に「この下に三角点の標石あり」
と書かれていた 
三角点探しが解決して、すっきりした気持ちで目の前
の姫路城を見上げた
北の空も青空が広がってきて、これで午後はずっと晴
れるのではと思いながら三の丸へと戻った
三の丸広場に戻って来ると、上空に黒雲が広がってき
たかと思うと瞬く間に曇り空に変わってしまった
すっかり曇り空となったが、大手門を出ると予定通り
景福寺山へと向かった
内堀を見ると船が浮かんでいた 和船と呼ばれている
観光用の船だった
市道城南線を歩いて景福寺山に近づいた 街路樹のク
スノキがすっかり新緑色だった


船場川に架かる
市之橋を渡った


橋を渡った位置
に道標を見た

・・・ 右・廣峯山、
増位山 左・飾
磨町、室津港


景福寺山の南東
の市に来ると、
景福寺山の全姿
が眺められた


景福寺山の真南
の位置に来ると
右手に現れたの
景福寺だった
山裾に近づける道に入った 山裾は墓地になっており、その中を通る小径に入った 階段になって所もあり、山頂まで続いていた

(←)
5分も登れば山頂
の西端部に出た

 (→)
  そこは少し展望が
  あって西の方向が
  眺められた
名古山の辺りを少し大きく見る 南を見ると、ビル群の先に男鹿島を見た 山頂の中央部に通じる小径を見たので、それを歩いた

(←)
山頂中央部が一
番高い位置だっ


 (→)
 そこで広い場所
 を占めていたの
 は姫路藩主松平
 明矩の墓所だっ
 た
山頂へは東側からも小径が来ていたので、それを歩く
ことにした
東端まで来ると、そこから北の方向にごく細い山道が
分かれていた
その小径を下ると景福寺公園に下りてきた
景福寺公園の一角に展望広場があり、そちらに向かっ
展望広場に出ると、そこは姫路城を眺めるビューポイ
ントとして姫路城十景に選ばれている所だった
ビューポイントなのに手入れが悪いようで、木々が生
長して視界を狭めていた
それでも姫路城は眺められ、この姿も良かった 麓に通じる遊歩道に入った 車道に下り着いた
車道を歩いて麓へと下ると北へと向かうことになり、市道城南線に出ることになった 市道に出ると「市之橋文学館前」バス停で姫路駅行き
のバスを待った