◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <播磨編> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
城山 しろやま 《家島》 | 61.8m | 姫路市家島町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
飯盛山 いいもりやま 《家島》 | 60m | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 真浦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2012年1月】 | 2012-08(TAJI&HM) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
宮港より 2012 / 1 |
家島諸島の家島は、なだらかな地形と入り組んだ湾とで、人が住むには適しているが、ハイキングの対象として見ると、標高が低いことで、物足りなさを覚えてしまう。ただ冬の季節で考えると、暖かい陽射しを浴びてのハイキングが楽しめそうで、ちょっと興味が湧いてくる。また山についても、「播磨山の地名を歩く」で城山と飯盛山の二つが、ごく低山だったが紹介されている。そこで冬の季節に、一度訪れようと機会を窺っていた。 向かったのは2012年1月の第4日曜日。前日は小雨も降るあいにくの天気だったが、この日は一転して、晴れ間が広がっていた。但し予想としては、曇りときどき晴れだった。まず姫路港での駐車場だったが、姫路ポートセンタービルの近くは1時間100円とけっこう割高なので、少し離れた1日500円の駐車場に車を止めた。乗船したのは9時10分発の「高速いえしま」で、船内はゆったりとしていた。姫路港を離れると、次第に播州の山並みが広がってきた。少しうっすらとして見えるのは、前日の湿気を持った空気が残っているためのようだった。それでも遠くには白い山も見えてきた。後山から駒ノ尾山へと続く尾根で、もっと良く見えると思っていた黒尾山よりも目立っていた。それと御津山脈が近いだけに、良く見えていた。その御津山脈が次第に遠くなって行く。家島の真浦港に着いたのは9時45分。下りると、所狭しとばかりにミニバイクと自転車が並んでおり、島に来たことを実感させられた。その乗船場の前に立つと、城山の方向を示す標識が立っていた。その標識に従ったつもりが、次の標識を見誤って、細い道を北へと歩いて、湾口に向かってしまった。すぐに誤りに気づいて引き返す。そして二つ目の標識に従って、そばの階段道に入った。どうやら港のそばに立つ小さな丘が城山のようだった。それを登れば城山の山頂に出られるようだった。この後のハイキングの様子は、下の写真日記で見ていただくのが分かり易いので、詳細は割愛させていただくが、この日に歩いたコースはおおよそ次の通り。城山の山頂に立つと、次は尾根続きとなる飯盛山の山頂に立った。どちらの山頂も展望が良くなかったのは残念だったが、城山の近くに好展望の場所があり、そこからは思いっきり播州の山並みを眺めることが出来た。その後は、島の周囲を巡る車道を西から南へと歩いた。途中に新井地区緑化公園があり、そこは西の海岸線まで遊歩道が付いていた。海岸まで下りて、向かいに西島を見ながら昼食とした。その後は再び車道に戻って、車道歩きを続けた。この日は風は無く、暖かい陽射しを受けて、冬のハイキングの楽しさを十分に味わえた。所々で展望があり、西の海に浮かぶ坊勢島に西島、小豆島が眺められて、旅情もたっぷりだった。海洋センターのそばまで来たとき、そのそばの丘に三角点があるはずだったので、探してみることにした。ヤブをかき分けて丘の上に出たところ、そこには水道設備が建っていた。フェンスに囲まれていたので、フェンスの外を探ったが、三角点は見つからなかった。フェンスの内側にあるのかもと思うと探す気が無くなって、諦めることにした。島の周囲を巡る車道歩きも網手地区の手前までで、車道が二手に分かれた位置から、横山と呼ばれる80メートルほどの丘を越す車道に入った。その最高点付近を通るとき、そこから見えた宮地区の佇まいが美しかった。小さな入り江に漁船が並んでおり、そして家並みが密集している様は、やはり島ならではの風景だった。家島高校のそばを通って宮地区へと入った。ハイキングは宮地区から真浦地区へ戻って終了する予定だったが、ここまででけっこう足がくたびれていたので、宮地区でハイキングを終了することにした。時間は14時を15分ほど過ぎたところだったので、次の船まで1時間ほどあった。ちょっと待ち時間が長いと思っていると、近くで釣りをしていた人から、清水公園の眺めが良いと教えていただいた。距離も近いことから、そこまで散歩することにした。公園は60mほどの丘にあり、ごく小さな公園だった。なるほど展望があって家島港の風景や男鹿島が眺められたが、特別素晴らしいと言うほどでも無かった。また空は薄雲が広がって、薄晴れから薄曇りと言った感じに変わっており、朝と違ってうっすらとした視界になっていた。宮地区に戻って、15時12分発の連絡船に乗る。「高福ライナー」と呼ばれるこの船は、朝の船とは運行会社が違っており、漁船を少し大きくした程度で、何ともローカルな船だった。真浦港に立ち寄った後、姫路港に向かって走って行く。離れゆく家島を眺めながら、やはり島のハイキングは海を眺めながら歩ける魅力があって、十分にハ楽しかったと思った。次は坊勢島を歩いてみたいと、もう次の計画が頭に巡ってきた。 (2012/2記)(2017/2改訂) |
<登山日> | 2012年1月22日 | 9:10姫路港出港/9:45真浦港着/9:53城山への階段に入る/10:01〜13城山山頂/10:22飯盛山/10:26〜41城山の西にある展望地/11:26〜45新井地区緑化公園の海岸/12:17海洋センターそばの花壇/12:35〜13:00[109m]ピークで三角点をしばらく探すが見つからず/13:39横山の展望地/13:50家島高校/14:11宮浦神社/14:36〜51清水公園/15:08宮港乗船場着/15:12宮港出港/15:47姫路港着。 | |
(天気) | 姫路港を離れるときは、薄雲の広がる空だったが、その後、次第に雲は薄れて青空が広がってきた。明るい空の下で、ハイキング開始となった。 気温は山かげで9℃ほど、陽射しの中では13℃ほどあり、風が無いこともあって、陽射しの下では十分な暖かさだった。南の方向はうっすらとしていたが、北は比較的澄んだ空が広がっていた。ただ昼を回ると、視界は少しうっすらとしてきて、空も薄雲が広がり出した。宮港で船に乗る頃には、薄晴れの空に変わっていた。 |
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