鳥の山を地図で見ると、岩屋港の近くで標高70メートルが記されただけの小さな丘だったが、そこに展望台があると知ると、俄然興味が湧いてきた。ただあくまでも何かのついでに登る山ではあった。そのついでとなったのが2024年2月12日、「建国記念の日」の振替休日のこと。この日は沼島ハイキングがメインで、そのハイキングからの帰路で鳥の山を訪れることにしたものである。
沼島ハイキングを終えて、岩屋港に着いたときは15時になっていた。事前に駐車出来る所を調べていたので、岩屋港そばの市営駐車場にすんなりと駐車出来ることになった。そこから鳥の山へは出来るだけ広い道を歩くことにした。そのため少し大回りで鳥の山へと近づくことになったが、概ね道誤りをせずに近づけた。岩屋は港に近い地域こそ漁港の雰囲気があったが、高台となると瀟洒な住宅が多くあって神戸の町並みに似ていた。鳥の山のそばまで来ると、駐車場がありトイレも建っていた。最後は遊歩道を歩いて鳥の山展望台と名付けられた山頂に立った。山頂は公園になっており、東屋がありベンチも置かれていた。いかにも展望台と言える佇まいだったが、少し懸念していた通り木々の生長ですっきりとした展望とは言えなかった。それでも明石海峡大橋に須磨アルプス、そして大阪湾の風景が楽しめた。また淡路SAの観覧車が見えていた。山頂での展望を楽しむと、下山は岩屋港へと最短コースを歩いた。途中からは階段を下ったり路地を歩くことになり、おかげで10分ほどで駐車場に近い漁協荷捌所に着くことになった
(2024/3記) |