TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
前山    まえやま 87.0m 太子町
 
1/2.5万地図 : 龍野/網干
 
【2023年7月】 2023-120(TAJI&HM)
 
   太子町総合公園  2023 / 7

 太子町総合公園の近くにある前山は地図にも名前が付いており、山頂には三角点も置かれている山だが、いかんせん標高が低過ぎるためにこれまで見過ごしてきた。その前山を一度は登っておくかと軽い気持ちで向かったのは2023年7月上旬、梅雨が一休みした日だった。朝から気温は高く、駐車地点とした太子町総合公園の駐車場に着いたときはもう30℃の暑さになっていた。地図を見ると山頂までの小径は描かれていないものの途中までなら何本か破線が描かれており、その一つの北西麓からの小径を目指した。佐用岡交差点まで県道424号線を歩き、そこから住宅地の道に入ると、北東麓からはっきりとした山道が始まっていた。その幅広の山道に入ると程なく祠が現れて、山道はそこまでだった。その先に小径も見なかった。そうなると前方に広がる植林地の斜面を適当に登って行くことにした。傾斜は緩いとは言えなかったが、きつくも無くヤブの感じも無かった。山頂が近づくと樹林は植林から雑木林へと替わってきた。そして祠の位置から7分で山頂に着いた。そこもすっかり雑木林で、三角点を探すと山頂の少し北寄り、最高点からは50センチほど低い位置で四等三角点(点名・佐用岡)を見た。展望の無い山頂だったが、少しは展望を得たいと辺りを眺めると、登れそうな松の木が三角点の近くにあったので試しに登ってみた。松の木は枝を四方八方に広げていたためすっきりとした展望は得られなかったが、それでも枝の隙間から少しは眺められて、北西に的場山、北に松尾山が眺められた。その展望が得られたことで下山に移ることにした。地図では南東麓側からも破線路が描かれていたので、その方向へと下ることにした。往路コースと同じく小径は無いものの、木々は適度に空いており無理なく下って行けた。ただ破線路らしき小径には出会わなかった。易しい所を選びながら下っていると、麓が近づいたとき古墳に出会った。そばには石碑も立っており「水野弥太郎先生謝恩記念林」とあった。そこからは小径はあるだろうと辺りを探るも見つからず。そこでその先も適当に下ると、無難に住宅地の一角に下り着いた。後は住宅地内の車道を歩いて県道に出た。そこから総合公園までは数分の距離だった。
(2023/7記)
<登山日> 2023年7月4日 10:21太子町総合公園駐車場スタート/10:27祠/10:34〜47山頂/10:54〜58古墳/11:01住宅地に下り着く/11:08駐車場エンド。
(天気) 快晴。山頂の気温は30℃。風はほとんど無し。視界は良かった。
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太子総合公園から歩き始めたが、その総合公園から北の方向を眺めた
公園を出て前山へと向かった 佐用岡交差点を過ぎて、住宅地の道に入った 地図の通りに北東麓から山道が始まっていた
その幅広の山道に入った 順調に山道を歩いていたが すぐに祠が現れると、山道はそこまでだった
山頂へと斜面を適当に登って行くことにした 始めに植林地を登る 登るうちに周囲は植林から自然林に変わってきた ヤブの感じは無かった すぐに山頂に着いたが、そこもすっかり雑木林になっており展望は無かった
三角点は最高点から見て少し北寄りの位置にあった 四等三角点(点名・佐用岡)を見る 展望を求めて三角点そばの松の木に登ってみた
枝の間からの眺めだったが、的場山の方向を見る 笹山が近くに眺められた
下山は南東方向へと、地図の破線路を目指したが 歩き易い所を選ぶうちに東の方向に下ることになった 麓が近づいたとき、古墳が現れた
古墳のそばに「水野弥太郎先生謝恩記念林」の石碑を見た  古墳の位置からはやや急斜面を下って麓を目指した 下り着いた所はゴミステーションのそばだった
道路に出てから下り着いた位置を眺めた 下り着いた位置は少し鷹台になっており、展望があった
県道を目指して下って行く 「たまだ歯科医院」の前を通った 県道に出ると太子町総合公園までは数分の距離だった