TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
立岡山    たつおかやま 104m 太子町
 
太子山    たいしやま 47.4m
 
1/2.5万地図 : 網干
 
【2022年4月】No.2 2022-40(TAJI&HM)
 
    《立岡山》 太子町常全より  2022 / 4

 太子町のごく小さな丘と言える太子山には、三等三角点が置かれている。その三角点を訪れるに当たって太子山だけでは簡単過ぎるので、当然のごとく立岡山を併せて登ることにした。向かったのは2022年4月22日のこと。どちらの山も住宅地に囲まれており、駐車地点は迷惑にならないようにと、立岡山にある天満宮のそばとした。山陽新幹線の立岡山トンネルの北側を走る側道は、立岡山の山頂まで通じているが、天満宮のそばでクサリ止めがあり、一般車が走れるのはそこまでで、そのクサリの位置の手前に駐車スペースがあり、そこに車を止めた。その位置からとなると先に立岡山を登ることになるが、歩き出す前に天満宮の境内に立ち寄った。そこはまさに新幹線の立岡山トンネルの真上の位置だった。おもむろにクサリを越して舗装路歩きでハイキング開始とした。立岡山もごく低山だったので、10分ほどで山頂到着となった。山頂には配水池となる巨大な貯水タンクがあり、その周囲は歩けるようになっていた。その周回路を歩き出すも、途中からひどい草ヤブになっていた。但し周回路の外側は低い擁壁が巡っており、その上を歩けるようになっていた。そこでヤブの位置からは擁壁の上を歩いた。その擁壁からは所々で展望を得た。一周して車道終点の位置に戻って来ると、下山は舗装路を引き返さず、南面側に作られた登山道を下ることにした。山頂に説明板があり、前年の令和3年に登山道の整備がされたようだった。登山道に入ると易しく歩けただけでなく、登山道の周囲の木々も間伐されており優しげな風景を作っていた。展望もあって、御津山脈の方向が眺められた。まっすぐ南に下るとあって、下るうちに前方にマックスバリュー太子南店を見た。麓まで下りるとそこは駐車場の位置だったが、登山道としては山裾道として北に向かっていたので、そのまま車道に出ることはせず山裾道を歩くことにした。その小径は竹林の中を通った後、立岡山の東面側で終わることになった。その登山道の入口には何の目印も無かった。次に北へと太子山に向かった。下り着いた所から太子山までは500mほどの距離だった。北へと向かえる車道に出ると、すぐに山陽新幹線の高架を潜った。潜った位置で左手に分かれた車道が、天満宮に通じる道だった。北へと歩いて行くと、太子西中学校のそばを通って太子山南麓の太子山公園に入った。太子山全体が公園になっており、山上へと通じる道は幾つかあった。その一つ、南面側の階段道を登って行くことにした。他からの遊歩道が途中で合流しながら適当に歩くと、麓から山上まで7分ほどだった。麓との標高差は40mも無かった。山上も公園として小ぎれいに整備されており、中央に聖徳太子像が立っていた。その山上のどこかに三角点があるはずだったが、ざっと眺めたところ見当たらなかった。改めて地図を見ると、山頂の西寄りの位置に記号が付いていたので、山上公園の西寄りを探ってみた。するとコンクリート製の大きなベンチのそばで見つけることになったが、三等三角点(点名・立岡山)は角を削られて哀れな姿になっていた。その辺りは西の方向に展望があり、的場山も眺められた。三角点を見る目的を達したので、下山は別の小径で麓の公園へと下りて行った。ところで麓の太子山公園で目立っていたのはD51型機関車で、きれいな状態が保たれていた。その前を通って往路として歩いてきた車道に出ると、立岡山の駐車地点へと戻って行った。
(2022/5記)
<登山日> 2022年4月22日 13:04天満宮スタート/13:15〜30立岡山/13:49立岡登山口/14:00太子山公園入口/14:07〜18太子山/14:29太子山公園入口/14:36天満宮エンド。
(天気) 快晴。上空に雲はほぼ見なかった。立岡山の気温は25℃。木陰は涼しかったが、陽射しの下では初夏の暑さだった。視界はまずまず良かった。
<< Photo Album 2022/04/22 >>
この天満宮のそばに車を止めた 立岡山に向かう前に、天満宮の前に立った 境内からは山陽新幹線が間近に眺められた
始めに車止めの鎖を越す パートナーは手ぶらだった 立岡山は石蜘蛛城跡でもあるようだった  山頂まで舗装路歩きだった
ガマズミの花を見る 中腹にも配水タンクが建っていた 樹林の中を歩くことがあった

(←)
山頂が間近となっ
て前方が明るくな
った

 (→)
  大きな配水タンク
  建つ山頂に着いた
タンクを巡る小径を一周することにした ツツジが植栽されていた 小径の外側を擁壁が巡っていた
展望が現れた 北から北東にかけてを眺める 左の写真に写る城山を大きく見る

上の写真に写る太
子山を大きく見る

左上の写真に写る
七種山を大きく見

小径は草ヤブとなって歩けなくなった そこで擁壁の上を歩くことにした 貯水タンクの西側まで歩くと、展望が現れた

西の方向に展望を
得る
上の写真の左に続く風景を見る 半鐘のそばを通った

(←)
石壁が途切れた位
置に三体の石仏を
見た

 (→)
  一周が終わって車
  道の終点位置に戻
  ってきた
山頂から東に檀特山を見る このクスノキの位置から南尾根コースが始まっていた 階段を下りると、小径へと入った
ヤマツツジの花を見る 登山道は前年に整備されたばかりとあって歩き易かった 西に展望の開けることがあった
竹林を見るようになった 前方に見えたのはマックスバリュー太子南店だった 最後は階段を下った
駐車場のそばに下りてきた すぐには下りずに、北へと続く山裾道に入った 竹林の中を通ることがあった
竹林を抜けると、右手に墓地を見た 立岡山の東麓の位置で山裾道は終わった 近くに高齢者対応住宅「華みどり」が見えていた
次は太子山に向かった 振り返って立岡山の登山口を見るも、目印は無かった 太子山公園に通じる道に入った 真っ直ぐ北に向かう

山陽新幹線の高架
を潜った

山陽新幹線の北側
を走る側道は、立
岡山の山頂に通じ
る道だった
太子西中学校のそばを通る 前方の小山が太子山だった 太子山公園に入った 正面の遊歩道を登って行くことにした
遊歩道は階段で始まった 登るうちに他からのコースが合流した 適当に道を選んで山頂に向かった
新緑の木々を見上げる見上げる 見事な新緑色の木を見た 東側から山上に近づいた
山上に出て山上公園を眺めたが、三角点は見当たらなかった 山上公園の中央に聖徳太子像を見た
地形図を見ると、山上の西端となるこのベンチの辺りに三角点があるはずだった ベンチの位置には三角点は無いため、その周囲を探った ツツジの植栽のそばに三等三角点(点名・立岡山)を見たが、角を削られており哀れな姿だった
上の写真の位置は展望も良く、西の方向が広く眺められた

(←)
上の写真の左手、
真南に立岡山を見


 (→)
  上の写真に写る的
  場を大きく見る

真北の方向を見る
と、笹山と松尾山
の並ぶ姿が眺めら
れた

笹山の手前に見え
ていたのは、鵤寺
だった

(←)
鶏籠山の東向かい
の山は金輪山だっ


 (→)
  山上公園の西端か
  ら改めて山上公園
  を眺めた

下山はコースを変
えて南に向かえる
遊歩道に入った

南の方向に見えた
のは朝日山だった
途中、舗装部分を歩いた 階段に入ると、すぐに麓に近づいた 金比羅蛭子神社に下りてきた

麓の公園に入ると
中央口へと向かっ


園内で目立ってい
たのは、D51型
機関車だった

きれいな状態が保
たれていた
太子山公園を出て往路を戻って行く 太子西中学校のそばを通る 新幹線の側道に入ると駐車地点へと緩やかな坂を登った