TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
石積山    いしづみやま 111.6m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2014年1月】 2014-04(TAJI&HM)
 
   高木橋に近い市川の右岸より  2014 / 1

 石積山は姫路市街の東部、市川の左岸にあって、ごく小さな丘として眺められる。この山のことは「姫路の山々」に紹介されており、南麓にある花田保育園から登山道があると記されていた。まずは気楽に山頂に立てそうだった。ただどうも小さ過ぎることもあって後回しにしていたが、漸く向かう気持ちが出たのは、2014年の正月連休最後の日のことだった。午後に時間が空いたことで、軽く散歩をしようとぐらいの気持ちで出かけた。ところがこの石積山で意外と苦労することになった。まず駐車場所だが、南麓側に適当な場所が見当たらず、そこで西麓側に移動すると、そちらは大きな墓地があり、そこの駐車場に駐車とした。そこより歩き出して、花田保育園に向かった。保育園まで来ると、脇道が山裾方向に向かっていたので、それを歩いた。山裾は畑地が広がっており、その中に小径が見えたので、どうやらそれが登山道ではと思えた。後はその小径を辿るだけだと思っていたところ、すぐにヤブになってしまった。他に山道があるのかと山裾を探ったが見つからず、更に近くの天満神社にも寄ったが、そちらにも登山道は見えなかった。始めに見た登山道らしき道に戻り、近くで農作業をしていた人に尋ねたところ、やはりその道で山に登っていたとのことだった。但しすっかりヤブになってしまい、登れないと言われた。それでも登山道だったことが分かったことは収穫で、その登山口から改めてヤブコギで登って行くことにした。すぐにササヤブに突っ込んだが、かなりの密集度で、体全体で押し除けるようにして進んだ。イバラが混じっていなかったのは幸いで、数分でヤヤサブを突き抜けた。その先で登山道に出会えるのではと期待していたのだが、それは無く、ただ雑木が広がっているだけだった。仕方なく雑木ヤブの斜面を適当に登って行くことにした。軽く枝を払う程度のヤブコギで尾根に出たが、そこにも小径は見えなかった。後は木立の空いた所を選びながら山頂方向に歩いた。その尾根歩きの途中で、突然のように山道に出会った。西側から来ており、どうやら駐車地点となる墓地の方向から来ているように思えた。これで山頂に立てると、その尾根の道を辿って行くことにした。その道だが目印として赤テープでは無く、なぜか空き缶が灌木の小枝に点々と挿されていた。少し進むと、道は二手に分かれた。山頂方向に向かう道には空き缶は無く、右手の方の道に空き缶は続いていた。回り込んで山頂に向かうのではと思えて、右手の道を進むことにした。ところがその道は山頂方向に向かわず、北東方向に続いていた。どこに向かう道なのかと興味が起きて、そのまま辿ることにした。緩く下り坂となり登り返して小さなピークに着いた。そこには送電塔(城東溝口線52番)が建っていた。現在地を知ろうと漸く地図を取り出したところ、そこは山頂の東側にある100mほどのピークと思えた。登山道はその先も北東方向に続いており、どうやら空き缶が目印のこの道は巡視路ではと思えた。100mピークは鉄塔の位置こそ展望は無かったものの、少し手前からは木立の空いた所より東の方向が眺められた。桶居山や庄山が見えていた。小休止を終えたところで、改めて山頂に向かうことにした。巡視路を分岐点まで戻り、山頂方向に向かう道に入った。尾根道はか細く続いていたが、次第にヤブになってきた。そこで尾根筋を少し離れて、西側から回り込むようにして山頂に近づいた。おおよそ山頂ではと思える所に着いてはみたものの、そこは単なるヤブで、「姫路の山々」に書かれていた「姫路の中心部から瀬戸内海まで一望」とは大違いだった。山頂なら三角点があるはずなので、辺りを探ってみると、ササにすっかり隠された四等三角点(点名・高木)があっさり見つかった。やはりその位置が山頂だと分かったが、すっかり人の訪れは無くなってしまったようだった。山頂展望は諦めて下山することにした。その前に三角点が見えるようにと、三角点周りのササを剪定ハサミで刈り取った。下山は巡視路を辿ることにした。分岐点まで戻り、空き缶が目印となっている巡視路に入ると、程なく尾根を離れて西の斜面を下るようになった。この下りは順調で、すぐに足下に住宅地が見えてきた。そして登山道から少し離れた所に岩場が見えた。展望が良さそうに見えたので、その岩場に向かったところ、そこは墓地を真下に見る位置で、そばには不動明王が鎮座していた。そして岩場は予想通りに素晴らしい展望地だった。西に向かって姫路市街が広がっており、修理中の姫路城が眺められた。そして市街地を取り巻く低山の尾根が、澄んだ空の下にくっきりとした姿を見せていた。その岩場からも登山道があり、すぐに巡視路と合流すると、程なく墓地の最上部に下り着いた。後は数分もあるけば駐車場だった。結果としてはごく簡単に登れる山を無理にヤブコギして登ったことになったが、展望の岩場のあることが分かり、次回は巡視路コースのままに歩いて東側に下りてみたいものだと思って、この日のミニハイキングを終了した。
(2014/1記)
<登山日> 2014年1月5日 13:40墓地駐車場スタート/13:47登山口/一度戻って天満神社辺りでうろつく/13:53再び登山口に入る/14:14尾根に出る/14:23〜34送電塔が建つピーク/14:46山頂/14:57〜15:06展望岩/15:10エンド。
(天気) 快晴。雲は僅かで、きれいな青空が広がっていた。視界も十分過ぎるほど澄んでいた。山頂の気温は7℃ほどで、風はほとんど無かった。
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墓地の駐車場を後にして歩き始めた 南麓側にある花田保育園を目指した 花田保育園が見えてきた
石積山へと小径を歩いて近づいた 辺りは畑地
になっていた
山へと向かう登山道を見たので入ったところ、
すぐにヤブになってしまった
近くに天満神社を見たので、その周りも見てみ
たが、登山道らしき道は無かった
近くで農作業をしていた人に聞くと、始めに見
た山道が以前は登山道だったとのこと 改めて
歩いて行く
すぐに道は終わって、その先はすっかりヤブに
なっていた 強行突破することにした
ヤブは主にササヤブだったが、とにかくかき分
一帯は以前は段々畑だったようで、石垣の跡が
見られた
ササヤブは終わったものの、その先に小径は見
えなかった 雑木の空いた所を登って行った
雑木は疎らで、軽く枝を押し除ける程度で登っ
て行けた
尾根に着いたものの、そこに小径は見えなかっ
た 尾根の空いた所を歩いて山頂を目指した
少し進むと左手から登山道が現れて、尾根道と
なった なぜか目印が枝に刺した空き缶だった
ゆったりとした幅の尾根道で山頂に向かった

 程なく道が二手
 に分かれた

 空き缶の目印は
 右の道に続いて
 いたので、そち
 らに入った

 道のままに進む
 と山頂方向から
 は離れ出した

 途中で東が少し
 開けて、そこに
 見えていたのは
 東隣の庄山だっ
 た

 南東に見えてい
 たのは桶居山だ
 った
送電塔(城東溝口線52番)が建つ100mほ
どのピークに着いた 山頂からは東隣となるピ
ークだった
展望の無いピークだったので、すぐに引き返し
て山頂に向かうことにした
分岐点に戻り、改めて尾根道を歩いて山頂を目
指した
尾根道は次第に不確かになり、ヤブっぽくなっ
回り込んで山頂に着くと、そこはすっかりヤブ
だった
三角点はササに隠れていたので、少しササを刈
った
四等三角点(点名・高木)を見る 山頂を囲む木立を見上げる 下山は巡視路のままに下ることにした
巡視路は尾根を離れて西の斜面に着いていた 
適度な歩き易さだった
巡視路から少し離れて岩場が見えたので、そこに
立ち寄った そばには不動明王が置かれていた
岩場は素晴らしい展望台だった
姫路市街とそれを取り囲む山並みが一望だった 足下は高木地区の墓地だった

 上の写真の中央部
 を少し大きく見る
修理中の姫路城を大きく見る 書写山を大きく見る 広嶺山を大きく見る
八丈岩山を大きく見る 南の方向を見ると、男鹿島が眺められた 男鹿島の右手に見えていたのは小豆島だった
岩場からも登山道があり、それを下るとすぐに
巡視路に合流した
巡視路を下って行くと墓地が見えてきた 墓地の最上部に下り着いた 駐車地点まで僅か
な距離だった