TAJIHM の 兵庫の山めぐり <淡路 
 
石仏山    いしぼとけやま 125m 南あわじ市
 
1/2.5万地図 : 諭鶴羽山
 
【2024年2月】 No.2 2024-27(TAJI&HM)
 
    沼島ターミナルセンターの近くより  2024 / 2

 石仏山を含めて沼島の周回ハイキングを楽しんだのは2023年11月の第四週のこと。概ね順調に終えたハイキングだったが、一つ心残りがあって、それは沼島の最高点となる石仏山で三角点を確認していなかったことだった。三角点はてっきり山頂にあると思って山頂に立つ沼島灯台の回りを探ったが見つからなかった。そこで地形時を見ると、三角点は西側斜面、山頂より少し低い位置に示されていた。改めてその辺りを探ったのだが、適当に探ることになったため、結果として見つけることは出来なかった。点の記を見ていなかったことが悔やまれた。帰宅後に点の記を見ると、周回コースからさほど離れていない位置にあったようだった。その辺りも探ってはいたが、見落としたようだった。三角点を見ていなかった心残りは次第に大きくなり、そこで再訪することにした。向かったのは最初の沼島ハイキングから三ヶ月後の2024年2月、振替休日となった12日のことだった。三角点ハントに特化してのハイキングをすることにした。
 この日は快晴。沼島汽船の時刻表を見誤って、沼島港発の時間に合わせて土生港に着いたため、土生港では一時間ほど船を待つことになった。そして10時半土生港発の連絡船に乗り込んだ。前回と同じ時間だった。沼島港に着くと、最短コースで石仏山に向かった。そのとき分かったことは、港からも石仏山が見えることで、灯台が建つ山頂は緩やかな尾根の一ピークとして眺められた。すぐに集落内を歩くようになり、上立川と名付けられた小さな沢沿いを歩いて観音堂の前を通った。集落を抜けると、細い林道となって尾根に向かうようになった。ずっと舗装路だった。道そばには幾つかイノシシの捕獲を目的としたワナが置かれていた。ジグザグの道でもあったので、緩やかなまま尾根に近づいた。尾根の周回コースに合流すると、そこから沼島灯台まで300mだった。尾根の道も緩やかで、合流点から7分、港からなら37分で石仏山の山頂に着いた。先に灯台のそばに立って辺りを眺めると、周回コースに戻って三角点探しに移った。点の記には二本の電柱より4メートルほど離れた位置となっていた。その二本の電柱は周回コースのそばにあり、そこまで細々とした小径が付いていた。そして記述に従って探ると、さほど時間はかからず三角点を見ることになった。四等三角点(点名・石佛)だった。前回に点の記を見ておればと多少後悔するも、改めて快晴の沼島ハイキングが出来ることに気持ちを切り替えた。引き返す形で南へと歩いて、尾根上に建つ山ノ大神を訪れた。山吹色の鳥居が何本も並ぶ光景は前回は異様に感じたが、見慣れたこともあってか今回は普通の光景として眺められた。その後は当然のごとく上立神岩を訪れた。この日は澄んだ空が広がっていたためか、青い海と岩礁との対照が美しく再訪して良かったと思えた。そして高台の展望台で昼休憩とした。休憩を終えると、北西へとほぼ真っ直ぐ続く道を歩いて港を目指した。沼島小中学校の前を通ると集落内に入り、沼島ターミナルセンターに着いたのは13時だった。沼島港13時20分発の連絡船に間に合うことになり、2時間20分のハイキングを終了した。
(2024/3記)
<登山日> 2024年2月12日 10:44沼島ターミナルセンタースタート/10:54観音堂/11:14周回コースに合流/11:21〜37石仏山/11:47山ノ大神/12:06〜29上立神岩展望台(昼休憩)/12:39沼島小中学校/13:00沼島ターミナルセンターエンド。
(天気) 快晴。山頂の気温は10℃。冷たい風が強く吹いていた。視界は良かった。
<< Photo Album 2024/02/12 >>
前回と同じ、土生港10時半発の連絡船に向かった 土生港に接岸している連絡船を見る 海上10分で、沼島港に到着した
ターミナルセンターを離れると、石仏山が眺められた 振り返って対岸の諭鶴羽山を見る 石仏山を目指して、集落に入った
観音寺の標識を見て、上立川の右岸側の道に入った 観音堂の前を通った 最後の集落の前を通ると、その先は林道だった
林道は尾根の周回路に合流するはずだった ときおりイノシシ捕獲用のワナを見た ヘアピンカーブもあり、ずっと緩やかな上り坂だった
周回路が近づいて、竹林のそばを通った 予定通り、周回路に合流した 合流点から石仏山の山頂まで300mだった
石仏山を目指して、周回路を北へと歩いた 周回路から沼島灯台への道が右手に分かれた すぐに灯台の前に出た そこが石仏山の山頂だった
灯台の背後が一段高くなっており、そこが最高点だった 次は三角点探しだった 周回路へと戻った 灯台から見て西側の位置まで歩いてきた
点の記に描かれている電柱を左手に見た そこへは小径が付いていた 電柱の位置まで下りてきた そこから4メートルほど先に三角点があるはずだった さほど時間はかからず、三角点を見ることになった
前回もその辺りは見たはずだったが
四等三角点(点名・石佛を見る) 三角点のそばからは対岸の淡路島が眺められた 次は上立神岩を目指して、周回路を引き返した
港からの林道が合流する位置まで戻ってきた 周回路を更に南へと向かうと、石仏を見るようになった 山ノ大神の鳥居が並ぶ位置まで歩いてきた
山ノ大神の本殿の前に着いた 神社の先も鳥居が暫く続いた 下り坂に入ったとき、四国の方向が眺められた
沼島の南部、おのころ山ノ辺りが眺められた どんどん麓の方向へと下って行く 港に繋がる車道に合流した
合流点から上立神岩まで200mだった 海岸側に向かうと、右手に周回路の続きが分岐した 海岸線方向へと、緩やかな上り坂を歩く
展望台に着くも、そこからは上立神岩は見えなかった 一段上の展望台へと向かった 上部の展望台は狭いながらもベンチが置かれていた
上部の展望台からは上立神岩が眺められた 上立神岩を大きく見る 下の展望台に戻った

下の展望台から更
に海際へと遊歩道
を下って行く

海際が近づいてき

海際まで下りてきた 海際から上立神岩を眺めた 海際からも上立神岩を大きく見る

展望台へと引き返
した

展望台に戻って、
南の方向を眺めた

見えていたのは、
徳島南部の蒲生田
岬へと続く尾根だ
った

右上の写真の左手
に三つの島が並ん
でいた

展望台を離れて、
沼島港を目指した
石仏にスイセンが飾られていた カンヒ桜を見た カタバミの花が咲いていた
見えてきたのは沼島小中学校だった 沼島汽船に導く標識を見た 集落内を抜けて行く
港に出てきた 港からは諭鶴羽山が眺められた 沼島汽船の方向へと歩いた
右手に見えたのは沼島八幡宮だった 振り返って、おのころ山の尾根を眺めた 沼島汽船が近づくと、弁財天神社が現れた
ターミナルセンターに入る前に、石仏山を眺めた 石仏山の山頂に建つ灯台が眺められた 沼島ターミナルセンターに戻ってきた

13時20分発の
連絡船に乗り込ん


土生港に戻ってき
た後、淡路島側か
ら沼島を眺めた