TAJIHM の 兵庫の山めぐり <東播磨編 
 
点名・一本松   いっぽんまつ 126.6m 加古川市
 
1/2.5万地図 : 加古川
 
【2017年2月】 2017-23(TAJI)
 
   平荘町小畑より  2017 / 2

 久々に志方城山を登ろうと向かったのは2017年2月の第三土曜日のことだったが、志方城山は易しい山なのでその前に近くの低山を一つ登ることにした。そこで「加古川」の地図を開いて目を付けたのが、志方城山から見ると南東方向に位置する127mピークだった。山名は無かったが四等三角点が置かれており、南側と南東側から破線路が山頂まで描かれていた。その破線コースを登ってもよかったのだが、駐車地点としては西麓にある溜め池が良さそうに思えて、その溜め池を起点として北側から登ることにした。麓との標高差は100mでしかなかったので、多少ヤブがきつくとも何とかなるだろうと思えた。
 127mピークの西麓には溜め池が南北に三つ並んでおり、真ん中の池の西側に駐車とした。時間は11時になっていた。この日は曇り空で、形の無い薄黒い雲が広がっていた。真ん中の溜め池の土手道を歩いて山裾に近づくと、山裾を巡る小径が見えたので、それを歩いて北麓側へ向かった。順調に北に向かって歩けていたのだが、方向が東寄りに変わって傾斜が増してきたとき、小径は不確かになってしまった。しかも灌木ヤブになってきた。そこをヤブコギして北の尾根に出たのだが、そこもすっかり灌木ヤブだった。しかもけっこう密生しており、なかなか進めなかった。その北尾根の途中から地図では破線路が描かれていた。そこまで我慢すればと何とか進んだものの、破線路コースはすっかりヤブに戻ってしまっており、まだまだヤブコギをすることになった。灌木にイバラが混じっており、ひっかき傷を作りながら進んだ。ただ尾根としては途中からほぼ平坦になっており、登る苦労は無かった。山頂が近づくとようやく開けた所が現れた。それは東の方向で、足下に二つの溜め池が眺められた。尾根に戻ったとき、西の方向も眺めたくなって手頃な木に登ってみた。志方城山を眺めたかったためだが、木々に少し遮られながらも何とか志方城山が望めた。そこより今少し進んだ位置が三角点ピークで、そこもすっかり灌木ヤブだった。そのヤブの中に四等三角点(点名・一本松)を見た。下山は地図の破線路のうち南の方向に向かえる小径を下ることにした。その小径もはっきりしておらず、方向を定めて下ることになったが、そちらの方向は低木や露岩が多くあって、ヤブコギをすることも無く下って行けた。展望もあって南向かいの飯盛山がすっきりと眺められた。また南西方向に高御位山も望めた。破線路が示す方向を見ると、ソーラー発電設備が見えており、それに向かって下るとはっきりとした小径を歩くようになった。麓に着いて一本松集落の方向に向かおうとしたところ、フェンスに阻まれた。扉が無かったため、無理やり越すことになった。車道に出ると後は農道を適当に歩いて一本松集落に入り、そして127mピークの西側へと回り込んだ。溜め池のそばで農作業をしていた人がいたので127mピークについて聞いたところ、山の名までは知っていなかった。そして後継者不足で山の手入れまで手が回らないと言われた。駐車地点に戻ってきたときは13時半が近い時間になっていた。予定では1時間ほどで済ますことにしていたのだが、きついヤブコギのため2倍以上の時間がかかってしまったようだった。
(2017/3記)(2019/12写真改訂)
<登山日> 2017年2月18日 11:03真ん中の溜め池そばよちスタート/11:23尾根に出る/12:18〜31山頂/12:50フェンスを越える/13:22エンド。
(天気) 曇り空。薄黒い雲だった。山頂の気温は12℃で、少し風あり。視界は少しうっすらとしていた。麓に下りてきたときもまだ曇り空だったが、雲の色は少し薄くなっていた。その空が駐車地点に戻るうちに青空が見られるようになり、駐車地点に戻ってきたときは上空は青空が広がっていた。
<< Photo Album 2017/02/18 >>

真ん中の溜め池の
西側に駐車とした

駐車地点から127m
ピークの尾根を眺
めた この尾根の
北側から登ること
にした
上の写真に写る飯盛山を大きく見る 土手道を歩いて山裾へと向かった 山裾に近づいた

振り返ると北西に
志方城山の山頂が
見えていた

志方城山の山頂を
大きく見る
池を離れて山裾に入った 山裾には小径が巡っており、北へと歩いた 易しい道を順調に歩いて行けると思っていたが
127mピークの北側に回り込むと石垣を見た 傾斜が増すと共にヤブ道になってしまった 道も不確かになり、灌木のヤブコギとなった
北尾根に着いたもののヤブの状況は変わらなかった ヤブコギで尾根を南へと登った 地図の破線路の位置
まで来ると小径が現れたが、長くは続かなかった
ヤブコギは灌木ヤブだけでなく笹ヤブも現れて、そこ
にイバラが混じっていた

ヤブの状態が更に
厳しくなってきた
但し尾根は平坦と
あって登る厳しさ
は無かった

ヤブコギのまま山
頂かと思っている
と、東斜面に開け
た所が現れた

そこに立つと東に
向かって展望を得

右上の写真に写る天坊山を大きく見る その丈の低い笹地を登って行けると思ったが 尾根に戻ると、また厳しいヤブコギだった

志方城山の展望
を得たいと手頃
な木に登ると、
枝に邪魔をされ
ながらも何とか
見ることが出来


志方城山を大きく
見る

北東を見ると小
野アルプスも望
めた

惣山の辺りを大き
く見る
山頂が近づいて少し周囲が眺められるようになった 東から南にかけて展望が現れた 足下に溜め池を幾つか見た
右上の写真に写る96mピークは平荘湖を囲む山だった もう山頂(127mピーク)は近かった 山頂直前でもヤブコギがあった

山頂となる127
mピークに着いた

四等三角点(点
名・一本松)を
見る

下山は地図に描かれ
た2本の破線路のう
ち、南方向に向かえ
る道に入った 道は
はっきりしなかった
がヤブは少なく、少
し下ると前方が開け
てきた

(←)
南西に見える高御
位山を少し大きく
見る

 (→)
  南の方向を目指し
  て灌木地の中を適
  当に下った
露岩地も現れて、好展望のまま下って行けた 前方に送電塔が見えて、それに向かって下った 前方に送電塔が見えて、それに向かって下った
そのソーラー発電設備のそばに下りてきた 間近に建っていた送電塔は「姫一火力線66番」だった 東の方向に天坊山を見る
振り返って127mピークを眺めた 山裾道を南へと歩いた 小径はフェンスに阻まれたので、乗り越えた
一本松集落を目指して歩いた 南にすっきりと飯盛山を見る 八尊石仏の前を通った

(←)
歩く先に見えたの
は121mピーク
だった

 (→)
  右手に先ほど登っ
  ていた127mピ
  ークがすっきりと
  眺められた
一本松集落を抜けて行く 正面に志方城山を見る 集落を抜けると溜め池に向かった

中ノ池のそばに
出てきた

中ノ池の土手を歩
いて西へと向かっ


そのとき中ノ池を
眺めた

池の西側を歩く
頃には天気は急
速 に回復して
127mピーク
の尾根が明るく
眺められた

車で志方城山へ移
動するとき、すっ
かり明るくなった
127mピークを
眺めた