TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨編
横山   (明寺台) 131.2m 加西市
 よこやま     みょうじだい
1/2.5万地図 : 社
 
【2017年11月】 2017-119(TAJI)
 
   新池より  2017 / 11

 社の地図を見ると、糠塚山の南に糠塚山よりも若干低い131mピークがあり、そこに山頂まで破線路の描かれているのが目に付いた。山頂には四等三角点(点名・明寺台)があり、点の記を見ると俗称として「名寺台(みょうじだい)」の名があり、点名と同じ名で呼ばれているようだった。道の状態さえ良ければ破線路の始まる西麓側から15分ほどで山頂に立てそうだった。
 向かったのは2017年11月の第三日曜日のこと。この日は兵庫南部は晴れているものの、北部は雨模様となっていたので、播州南部の山でも登ろうと考えてのことだった。加古川バイパスを加古川西ランプで下りると県道43号線を北上した。そして細工所北交差点を右折して県道118号線に入ると中山交差点まで走り、そこを左折して県道79号線を北へと向かった。すぐに右手に溜め池が現れたが、そこが131mピークの西麓となる位置だった。駐車地点を求めて今少し北へと走ると、一台分の駐車スペースを見たので、そこに駐車とした。少し北には周遍寺へと通じる車道が始まっていた。身支度を済ませると、まずは南へと歩いた。車道と平行して幅広の歩道が付いていたが、よく見ると歩道ではなくサイクリングロードだった。左手には溜め池が三つ並んでおり、中央と北の溜め池を限る土手に入って山裾に近づいた。その山裾には地図に破線路で表された小径があるはずだったので、気楽な気持ちで近づいたところ、山裾はすっかりヤブになっていた。しかもイバラ混じりのヤブで、小径がある感じは全く無かった。それでも地図の破線路がありそうな辺りに無理やり分け入ると、何となく小径があった形跡を見た。それでもヤブであることに変わりなかった。ごく低山でもあるので形跡を辿ることにしたが、イバラを切りながらだったので、遅々として進まなかった。それでも進むうちに少しヤブがばらけることがあり、少しは進めるようになった。このヤブの状態がずっと続くのかと思えてきたとき、突然のように登山道に出会った。どうやら巡視路のようで、一気に歩き易くなった。右手の方向が上り坂だったため、そちらに向かうとプラ階段を登るようになった。すぐに送電塔(社線21番)に着いたので改めて地図を眺めると、131mピークから300mほど離れた位置だった。巡視路はそこまでだったので引き返すことにしたが、送電塔のそばからは少し展望があったので少々展望を楽しんだ。巡視路のままに歩くと北に向かうようになり131mピークに近づいた。その131mピークへは巡視路から小径が分かれており、それを辿って向かった。経路はNHKアンテナの経路のようで、少しヤブっぽい程度で登って行けた。山頂が近づいてアンテナの前に出たが、歩き易かったのはそこまでで、その先は一気にヤブになった。それを突き進むとまた小径を辿れるようになったが、山頂に着くと再びヤブの雰囲気となった。シダヤブが辺りを占めており、その中に三角点があるのかと思ったが、そのシダ帯の縁に三角点を見た。周囲は雑木が茂って全く展望が無いことでもあり、三角点を見たことですぐに下山に移った。その下山に入ってNHKアンテナのそばまで戻ったとき、そこに登り易そうなコナラの木があることに気付いた。そこで登って見ることにした。3メートルも登ればもう辺りの木々よりも高くなって周囲を眺められるようになった。西向かいは経尾山の尾根で南西には志方城山の姿も確認出来た。北西には善防山も望めた。これで展望に関してはまずまず満足して下山を続けた。巡視路に戻って来ると、引き返さず北へと歩いた。巡視路はぬかるみがあったが、ずっと平坦な道として続き、送電塔のそばを通って溜め池の前に出た。それは新池で、土手道を歩いて北側に回ると、そこからは131mピークが姿良く眺められた。その131mピークについて近くで山裾刈をしていた地元の人に聞くと、大マリ山と呼んでいるとのことだった。ただ地名の横山が正しいのではとも言われた。どうも明寺台の名では無さそうだったが、明寺台は他の地区で呼ばれているのかも知れなかった。そこまで来れば農道が通じているので、適当に歩いて県道79号線に出ると、サイクリングロードを歩いて駐車地点へと戻って行った。
(2017/11記)
<登山日> 2017年11月19日 9:25周遍寺へ通じる車道の入口近くよりスタート/9:49巡視路に出会う/9:52〜10:00[21番]鉄塔/10:13〜10:29山頂(共同アンテナの位置を含む)/10:44〜10:53/11:11エンド。
(天気) 快晴。気温は樹林で10℃ほど。山頂辺りは12℃だった。冷たい風が吹いていた。視界は良かった。
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駐車地点のそばで二体の石仏を見た 駐車地点から北を見ると、周遍寺への入口が見えていた 県道79号線沿いのサイクリングロードを南へと歩いた

サイクリングロード
には案内板が立っ
ていた


  三つ並ぶ溜め池の
  真ん中の池の北側
  土手を歩いて山裾
  に近づいた
土手の端まで来ると、その先に道は見えなかった 突き進むと少し広くなった所が現れたが 地図の破線路がある辺りは、すっかりヤブになっていた
そのヤブを進むと、小径の痕跡を辿れるようになった 小径はテレビケーブルの経路でもあるようだった またヤブがきつくなった これが続くのかと思っていると
突然はっきりとした登山道に出会った 巡視路だった 右手が上り坂だったため、そちらに歩いた プラ階段を登って送電塔(社線21番)の前に出た
送電塔の位置は少し展望があった 北に見えていたのは糠塚山だった 糠塚山の右手後方に見えたのは西光寺山だった

西に見えていたの
は経尾山だった

左の写真の中央に
写っていたのは周
遍寺のようだった
糠塚山の左手に原山を見る 巡視路を引き返して道なりに歩いた 緩やかなまま北へと向かった
NHKの電柱が現れて、そのそばから山頂への小径が
分かれていた
小径ははっきりしないまでもヤブになることも無く、
山頂に向かっていた
アンテナ線の経路を示す杭を見た
山頂が近くなってNHKのアンテナに出会った アンテナの先は、いきなりシダヤブだった シダヤブを突っ切ると、また歩き易くなったが
山頂もシダヤブだった シダを刈って四等三角点(点名・明寺台)を顕わにした 山頂は樹林に囲まれて展望は全く無かった
見えるのは快晴の空だけだった すぐに下山とした アンテナの位置まで戻ってきた アンテナのそばに登り易そうな木を見た
3メートルも登れば展望が広がってきた 西の方向が良く見えた 志方城山を大きく見る
上の写真の左手を見た 木に半分隠れているのは南隣
の150mピークだった
更に左手を見ると、そちらは小野アルプスだった 経尾山の右手後方には古法華の山並みも望めた 北西
方向だった
巡視路へと戻って行った 巡視路に出ると北に向かって歩いた 送電塔のそばを通った
前方に見えてきたのは糠塚山と思えた 巡視路は平坦な道で続いた 溜め池が見えてきた 最後にゲートを抜けることにな
った
新池のそばに出てきた 土手道を歩いて北に向かった 土手道から北の方向を眺めた

右上の写真に写る
笠形山を大きく見


鎌倉山の方向を大
きく見る

新池の北側まで来
て横山を眺めた


  池のそばで「あ
  びき湿原」の案
  内板を見た
池を離れて県道を目指した 横山に戻る形だった 住吉神社のそばに里山の案内板が立っていた 振り返って糠塚山を見た
県道79号線に合流した サイクリングロードを歩いて駐車地点に向かった 駐車地点に戻ってきて横山を眺めた