この139mピークは峰相山の東側、打越地区の入口にあるごく小さな山で、地図を見ると南麓側から山頂の手前100mほどの位置まで破線が描かれている。そこで単なるピークハントをしようと向かったのは2019年6月の梅雨が間近に迫った日のことだった。
南麓に建っていたのは大國玉神社で、本殿は2001年に新築されたようでまだ新しさがあった。その神社のそばに車を止めて神社の一角から尾根端に取り付いた。尾根の小径ははっきりしない所もあったが、尾根筋がはっきりしている上に尾根の木々は疎らとあって無難に登って行けた。登るうちに露岩を見るようになると、木々の切れ目が現れて東に書写山の西面を見ることがあった。10分ほど登るともう山頂の南端に出て、そこに共同アンテナの残骸を見た。地図の電波塔記号はそれのようだった。地図ではその先で破線は終わっていたが、小径はずっと続いて易しいままに山頂に立てた。そして四等三角点(点名・打越)を見た。その辺りは貧弱な植林があり、そこまでの尾根筋と同様に展望はほぼ無かった。展望に関しては期待していなかったが、少しは展望を得ようと近くの木に登ると、南の方向に籾取山を見た。小休止を済ませるとすんなりと南尾根を引き返した。その下山では展望に注意していたところ、少しは得られて南西のごく近い位置に白鳥城を見た。他にも北東に七種山を、南に夢前川流域の尾根が眺められた。これで138mピークの位置がイメージ出来たので、後はさっと言った感じで下山した。ぶらぶらと1時間程度の散歩登山だった。
(2019/6記) |