TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
御旅    おたびやま 139.6m
甲山    こうやま 98m
 
 
1/2.5万地図 : 姫路南部 姫路市
 
【2010年1月】 No.2 2010-07(TAJI)
 
    市川浜手大橋より  2010 / 1

 姫路市内にはハイキングコースを持つ低山が幾つかあるが、御旅山もその一つで、南北に延びる尾根上に作られている。09年9月に国道250号線バイパスが出来たときに、新しく作られた市川浜手大橋からその御旅山と北西隣りの甲山が並ぶ姿をすっきりと眺められた。御旅山のハイキングコースは良く知られていることだが、甲山については低すぎることもあって、関心を持っていなかったためか、登山道の有無は知らなかった。ただ何らかの登山道は付いているものと思われた。09年は年末はそれまでほとんど登っていなかった90m台のごく低山を続けて登っていたが、その延長で甲山にも関心が向くようになった。そこで年が明けてもそれぐらいの低山をもう一つ登ってみようと考えたときに、甲山が思い浮かんだ。ただ甲山だけでは物足りないと思われたため、御旅山と組み合わせて登ることにした。まず御旅山を南から登って山頂に立ち、そこから北へと下る。そしてその時点で甲山の登山道を探ることにした。見つからなければ、ごく低山でもあるのでヤブコギで山頂に立ってしまおうと考えた。そしてピストンの形で御旅山の南登山口に引き返すことにした。実行したのは10年1月の中旬、良く晴れた日だった。
 国道250号線バイパスを走って、市川浜手大橋から改めて二つの山を眺めて、それから御旅山南麓の駐車場へと向かった。この日の行動は以下に写真日記風にまとめたが、甲山については送電塔の巡視路を見つけて歩きだしたものの、その道はすぐに終わってしまった。ただその先に開発したものの放置された造成地があり、その中を通って行くことにした。それもすぐにヤブ道になって、そこではこっぴどく引っ付き虫にやられた。ヤブ道もまたすぐに終わったので、結局山頂へと適当にヤブコギで登ることになった。そのまま山頂かと思っていると、山頂手前で登山道に出会った。高山山頂は展望は無いものの、雑木の佇まいが優しげな雰囲気を作っていた。その甲山からの下山は登山道をすんなりと下って行った。ごくスムーズに下れて下り着いた所は、始めに取り着いた巡視路の入口より十数メートル離れているだけの位置だった。但しその入口はちょっと分かりづらい位置にあったので、知ってこそ分かる登山口と言えそうだった。結果として甲山にも登山道のあることが分かり、この日の収穫となったのは良かった。
(2010/2記)
<登山日> 2010年1月15日 11:57駐車場スタート/12:09御旅所/12:18[8番]鉄塔/12:33〜53御旅山/13:03北麓側登山口/13:0712:18[16番]鉄塔/13:24〜46甲山/14:02北麓側登山口/14:12〜16御旅山/14:40エンド。
(天気) 少し雲が浮かんでいたが、良く晴れていると言えた。気温は10℃ほどあったが、風が強く吹いており、冷たさがあった。視界は南の瀬戸内側はうっすらしていたが、北はまずまず良く見えていた。但しクリアと言えるほどでは無かった。
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御旅山南麓の駐車場は、周囲を観覧席に囲まれていた 始めは車道を歩いて尾根に向かった
北を眺めたとき御旅山と甲山が並んでいた 観覧席の上部に出て、麓の駐車場を眺める 車道の前方に御旅所が見えてきた
御旅八幡神社の前に立つ 御旅所の左手より登山道が始まっていた 登山道を歩き始めると、すぐに送電塔が現れた
送電塔のそばに立つ その先にも送電塔が点々と建っているのが見えた 送電塔を囲むフェンス沿いを歩く 前方に御旅山がすっきりと眺められた 御旅山の山頂を大きく見る 東屋の建っているのが望まれた
また送電塔が現れた 姫路火力東線8番鉄塔だった 8番鉄塔のそばから瀬戸内海を望む 鞍部に下りて、その先の小ざんげ坂を登る
97mピークが近づいて再び山頂が望めた 山頂へは白い道が続く 道そばにはベンチも置かれていた
山頂へと近づく 振り返ると、歩いてきた尾根が望めた 東屋の建つ山頂に着く のんびり歩いて36分だった
御旅山の三角点(点名・妻鹿)を見る 山頂から南を見る 海岸線は工業地帯だった
北東方から南東方向にかけてを眺める

 上の写真の左手となる
 北から西にかけてを眺
 める

 上の写真の白毛山
 を大きく見る

    上の写真の姫路城
    を大きく見る
書写山を大きく見る 笠形山を大きく見る 桶居山を大きく見る
山頂を離れて北への小径に入った 下るとき、北向かいの仁寿山を見る 真新しい住宅地が足下に見えていた
間近に、これから向かう甲山が眺められた 雑木林に囲まれて小径は続く 御旅山の別名となる方蓮山が国有林名になっていた
北側の登山口に下り着いた 甲山への登山道を知らず、巡視路に取り付いた 始めは落ち葉道を順調に歩けたが
16番鉄塔に着く 歩き易い道はそこまでだっ
た  
甲山の山頂方向を目指してヤブ地を進むと、
ひっつき虫に捕まってしまった
放置された造成地に出た その先に山を削っ
て作られた車道が見えている
車道は荒れ道で、すぐに終わってしまった 車道の終点近くに立って、北東から南東にかけてを眺める
適当に斜面に取り付いて、ヤブの中を登った 山頂が近づいて、突然、山道に出た 山頂に着く 少し開けており、落ち着きがあった
山頂は城跡のようで「曲輪跡」の標識もあった 登山道は遊歩道として山頂をぐるりと回っていた 遊歩道を歩いていると、大きな岩と出会った
ふもとに通じる登山道は始め南西に向かって
いた
登山道は向きを変えて、御旅山を見ながら下った 登山道はごく順調に続いていた
登りの取り付き地点とごく近い位置に下り着
いた
再び御旅山の山頂を目指す 御旅山の山頂に立つと、瀬戸が光っていた
光る海を見る 島は男鹿島だった 午後は高御位山がくっきりと眺められた 山頂より市川に架かる橋を眺める
戻る途中の小ピークで御旅山山頂を振り返る 御旅所のそばまで戻ってきた 駐車場へと舗装された車道を下って行く